今年も今日で終わりだし、もう一発残ってるSMAPベスト盤収録曲へのコメントを載せておこうと思う。1999年~2000年に発売されたシングルへのコメント。ではどうぞー。
■「Fly」(1999年)
スマップの曲にしては難易度高めのファンクでジャジーなアダルト歌謡(?)。サビの「♪君は今すぐ飛び立てるのさ」の部分のリズムがやや難ですな。というわけで、グループ内一の歌唱力を誇るキムタクの声が全編通して鮮明に聞こえてきます。歌い叫んでおります。中居君とか、この曲サビ絶対歌えないんだろうなぁ(いや、知らないが)。シングル曲の中では一番渋い。私立探偵濱マイクが街を駆けて行く図が頭に浮かぶ。エレピとホーンがこれまた渋さを演出。曲の終わり方も洒落ている。よくこんなのシングルにしたよな。デビュー曲の「Can't stop!!-LOVING-」から最も遠いところにあるシングル曲って感じ。
■「Let it be」(2000年)
凄い曲名だが私はこの、スマップの「Let it be」の方が断然好きさ(言っちまった…)。ノリノリダンスチューン「ダイナマイト」系列の曲調が超好み。音自体はハウスっぽかった「ダイナマイト」とはちょっと違うが聴いてる間のワクワク感は共通。曲全体を支配しているスピード感を煽るスリリングなストリングスがかっこいい(ジャミロクワイっぽいと言ってしまえばそれまでだが…)。イントロから終わりまで全速力で突っ走ってる感じなので曲自体もあっという間に終わっちゃう印象。何一つ無駄なメロが無い!全てのフレーズが絶妙に繋がっていく!だからついつい何度もリピートしちゃう。やっぱスマップはこの疾走感だよ…頼む、こういうゴージャスなオケでテンポの速い曲、またシングルにして下さい…。「ありがとう~」とか行儀よく歌ってる場合じゃありません。
■「らいおんハート」(2000年)
『Vest』に収録されているのはこの曲まで。当時ブームの真っ只中だったR&B風のバラードである。作詞は脚本家野島伸司。「君を守るため そのために生まれてきたんだ」というストレートすぎるフレーズを持つこの曲は「夜空ノムコウ」以来の100万枚突破。そしてこの曲がリリースされた数ヵ月後に衝撃のキムタク結婚のニュースが流れ、「なんだよっ結局キムタクの結婚祝いソングみたいじゃねーか!」という形でさらに盛り上がった感のある、そんな曲。個人的見解だがこの曲以降のスマップのシングルは途端に打率が下がる。「らいおんハート」はメロディー自体は王道だが如何せん歌詞が好みじゃなさすぎる。「♪もしも子供が生まれたら世界に二番目に好きだと話そう」のくだりは絶句である。上手くいえないけど…家族に順番付けんなよ…。野島伸司はドラマの脚本だけ書いててくれりゃあいいよー(野島の詩集も痛かった)。あ、でも肝心の脚本も『ストロベリーオンザショートケーキ』の後はずっと不発でしたね。むしろ名曲なのはカップリングの「オレンジ」だろう。シングルでもないのに妙に有名で、カラオケでもよく歌われている、哀愁溢れるメロディーが涙腺を揺るがす名バラード。
ふう、やっと最後まできました。どーですか、『Vest』聴きたくなってきましたか?え?ならない?ちくしょー。大急ぎで振り返ってみて、とにかく名曲がゴロゴロしているなぁと感動しました。スマップのメンバーと周りのスタッフの素晴らしい集中力によって生み出された名シングルたちを収録した『Vest』。私の好きな曲は90年代中期の曲に大体集中してるかな。きっとそれは多くの人がそうかも。スマップがちょうど昇っていく時期に、曲のクオリティもどんどん上がっていったのだ。ここに収録されたのは2000年のシングルまで。もう6年も経っている。6年の間にSMAPはさらに進化したが、個人として一番成長したのは草なぎではないだろうか。ドラマ「僕の生きる道」で実力派俳優ぶりをみせつけ、バラエティーではチョナン・カンに変身しハングルをマスター。最近ではキムタクが主演映画で、「イケメンパイロット」でも「ピアニスト志望の若者」でも「優しい美容師」でも「型破りな検事」でも「取手君」でも「ハウル」でもない、俳優としての新境地を開拓したようだし…。SMAPは常にその活動範囲を広げ続けている。
あ、それと気づいたこと。じっくり耳を傾けるまではキムタクが多くのソロパートを歌ってるもんだと思ってたけど、香取も結構ソロ多いのね。しかも曲の中で一番良いメロディー(主にBメロ)はことごとく香取。「ダイナマイト」「Let it be」の香取のソロはピンっと一本の糸を張るような感じで曲を上手く引き締めている(気がする)。すばらしー。
追記
今年は「ガキの使い」で年越しだー。素敵ー。そしてその後はもちろんテレ東系列の今田・東野司会の特番を朝までダラダラと見るのさー。私の大好きなケンコバは出るかなぁ…。
●今日の一曲
「ラブリー」/小沢健二
■「Fly」(1999年)
スマップの曲にしては難易度高めのファンクでジャジーなアダルト歌謡(?)。サビの「♪君は今すぐ飛び立てるのさ」の部分のリズムがやや難ですな。というわけで、グループ内一の歌唱力を誇るキムタクの声が全編通して鮮明に聞こえてきます。歌い叫んでおります。中居君とか、この曲サビ絶対歌えないんだろうなぁ(いや、知らないが)。シングル曲の中では一番渋い。私立探偵濱マイクが街を駆けて行く図が頭に浮かぶ。エレピとホーンがこれまた渋さを演出。曲の終わり方も洒落ている。よくこんなのシングルにしたよな。デビュー曲の「Can't stop!!-LOVING-」から最も遠いところにあるシングル曲って感じ。
■「Let it be」(2000年)
凄い曲名だが私はこの、スマップの「Let it be」の方が断然好きさ(言っちまった…)。ノリノリダンスチューン「ダイナマイト」系列の曲調が超好み。音自体はハウスっぽかった「ダイナマイト」とはちょっと違うが聴いてる間のワクワク感は共通。曲全体を支配しているスピード感を煽るスリリングなストリングスがかっこいい(ジャミロクワイっぽいと言ってしまえばそれまでだが…)。イントロから終わりまで全速力で突っ走ってる感じなので曲自体もあっという間に終わっちゃう印象。何一つ無駄なメロが無い!全てのフレーズが絶妙に繋がっていく!だからついつい何度もリピートしちゃう。やっぱスマップはこの疾走感だよ…頼む、こういうゴージャスなオケでテンポの速い曲、またシングルにして下さい…。「ありがとう~」とか行儀よく歌ってる場合じゃありません。
■「らいおんハート」(2000年)
『Vest』に収録されているのはこの曲まで。当時ブームの真っ只中だったR&B風のバラードである。作詞は脚本家野島伸司。「君を守るため そのために生まれてきたんだ」というストレートすぎるフレーズを持つこの曲は「夜空ノムコウ」以来の100万枚突破。そしてこの曲がリリースされた数ヵ月後に衝撃のキムタク結婚のニュースが流れ、「なんだよっ結局キムタクの結婚祝いソングみたいじゃねーか!」という形でさらに盛り上がった感のある、そんな曲。個人的見解だがこの曲以降のスマップのシングルは途端に打率が下がる。「らいおんハート」はメロディー自体は王道だが如何せん歌詞が好みじゃなさすぎる。「♪もしも子供が生まれたら世界に二番目に好きだと話そう」のくだりは絶句である。上手くいえないけど…家族に順番付けんなよ…。野島伸司はドラマの脚本だけ書いててくれりゃあいいよー(野島の詩集も痛かった)。あ、でも肝心の脚本も『ストロベリーオンザショートケーキ』の後はずっと不発でしたね。むしろ名曲なのはカップリングの「オレンジ」だろう。シングルでもないのに妙に有名で、カラオケでもよく歌われている、哀愁溢れるメロディーが涙腺を揺るがす名バラード。
ふう、やっと最後まできました。どーですか、『Vest』聴きたくなってきましたか?え?ならない?ちくしょー。大急ぎで振り返ってみて、とにかく名曲がゴロゴロしているなぁと感動しました。スマップのメンバーと周りのスタッフの素晴らしい集中力によって生み出された名シングルたちを収録した『Vest』。私の好きな曲は90年代中期の曲に大体集中してるかな。きっとそれは多くの人がそうかも。スマップがちょうど昇っていく時期に、曲のクオリティもどんどん上がっていったのだ。ここに収録されたのは2000年のシングルまで。もう6年も経っている。6年の間にSMAPはさらに進化したが、個人として一番成長したのは草なぎではないだろうか。ドラマ「僕の生きる道」で実力派俳優ぶりをみせつけ、バラエティーではチョナン・カンに変身しハングルをマスター。最近ではキムタクが主演映画で、「イケメンパイロット」でも「ピアニスト志望の若者」でも「優しい美容師」でも「型破りな検事」でも「取手君」でも「ハウル」でもない、俳優としての新境地を開拓したようだし…。SMAPは常にその活動範囲を広げ続けている。
あ、それと気づいたこと。じっくり耳を傾けるまではキムタクが多くのソロパートを歌ってるもんだと思ってたけど、香取も結構ソロ多いのね。しかも曲の中で一番良いメロディー(主にBメロ)はことごとく香取。「ダイナマイト」「Let it be」の香取のソロはピンっと一本の糸を張るような感じで曲を上手く引き締めている(気がする)。すばらしー。
追記
今年は「ガキの使い」で年越しだー。素敵ー。そしてその後はもちろんテレ東系列の今田・東野司会の特番を朝までダラダラと見るのさー。私の大好きなケンコバは出るかなぁ…。
●今日の一曲
「ラブリー」/小沢健二