拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

『KISS』

2007-08-30 22:06:26 | L'Arc-en-Ciel
ラルクの今後のリリース情報が、ドバーっと発表された!

まず11月21日に待望のアルバム『KISS』リリース!12曲入りだってさ。これまた気になるタイトルですな。で、その一週間前、11月14日(あ、岡村ちゃんのライブの日じゃねーか!)に期間限定生産シングル「Hurry Xmas」リリース。ファンの間で噂になりつつあったクリスマスソングだ。このシングルはDVD付きらしい。きっと、夏なのにクリスマスムードが漂った浜松で撮った元祖ラルクのクリスマスソング「I wish」のパンクアンシエル版、「I wish 2007」のPVが収録されるんだね!仕上がりが超楽しみだー!嬉しいなぁ、一生忘れられないライブだった上に、その思い出が映像として残るなんて!しかもPVとして!…ラルヲタやっててよかったよ。そして12月5日はPV集『CHRONICLE 3』リリース。これは「spirit dreams inside-another dream」から「Link」まで全8曲を収録だって。うーん、この辺は…曲は好きだけどPVは「叙情詩」と「瞳の住人」以外、そんなに好きじゃないんだよなぁ…特典映像次第かな、買うかどうかは。おもしろ映像が付いてたら買うことにしよう。なにより出費が…ね。

で、さらに!待望のツアーの詳細も発表された。

「TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS」

12月22日(土) さいたまスーパーアリーナ
12月23日(日) さいたまスーパーアリーナ
01月09日(水) 大阪城ホール
01月10日(木) 大阪城ホール
01月12日(土) 大阪城ホール
01月13日(日) 大阪城ホール
01月30日(水) 日本ガイシホール
01月31日(木) 日本ガイシホール
02月06日(水) 国立代々木競技場第一体育館
02月07日(木) 国立代々木競技場第一体育館
02月09日(土) 国立代々木競技場第一体育館
02月10日(日) 国立代々木競技場第一体育館
02月16日(土) マリンメッセ福岡
02月17日(日) マリンメッセ福岡



なんかあれだね、これだけ重要情報が発表されると、マジにLUNA SEA復活のことなんてどうでもよくなるね…。うん、私のような、にわかルナシーファンなんかが興味を持っちゃいけないんですよ、あの復活のニュースは。

2280円

2007-08-30 19:20:21 | 音楽
宇多田ヒカルの「Beautiful World/Kiss&Cry」とL'Arc-en-Cielの「MY HEART DRAWS A DREAM」、二枚のシングルを同時に購入してきた。初めてだ、シングル二枚同時に定価で買うなんて。シングルまで買いたくなる、たった二組だけの大好きなミュージシャンが、よりによって同じ日に新曲出すからさぁ…どういう確率だよ。CD買ったら吟味するために一日中聴きまくるんだけど、今回それ、やり辛い。あぁ、今週は祭だ。金曜日、Mステでラルクと宇多田を同時に見れるという、私にとって激レアな事態が発生するのだ。なんかもう…今年は凄いなぁ。今まで大体ラルクと宇多田は上手い具合に交互に活動してたけど(本当に)、今年は同時に動き過ぎだ。嬉しい。
このブログでは大分前から散々「名曲だ」と煽ってきたこれらの新曲たち。今日は改めて収録曲の感想を書く。


■宇多田ヒカル

・「Beautiful World」
「エヴァのために書いたアニソンっぽい曲」と本人が明言しているが、本当にその通りである。覚えやすい強力なメロディーはアニソン風味。歌詞もエヴァを知る者ならピンと来るフレーズが多い。アレンジはあくまで歌を際立たせる為に存在していて、新たな音楽的挑戦は見られないが、数秒のイントロで曲の世界にフワっと連れて行ってくれるのはさすが宇多田。裏メロを奏でる悲しげなピアノも絶妙。

・「Kiss&Cry」
歌詞の「今日は日清CUP NOODLE」にばかり気をとられてはいけない。「世の中どんなに頑張っても、上手くいかない確率の方が高い。失敗上等。やる前からわざわざ失敗を恐れて尻込みしたって仕方ない。全力投球した結果の失敗なら、きっと次に繋がる」という、悲しくも超ポジティブなメッセージが込められている。曲名は、フィギュアスケート選手が演技を終え、支えてくれたコーチと共に点数が出るのを座りながら待つ場所に由来する。点数が良ければコーチとキスをして大喜び、悪ければ共に涙する、悲喜こもごもなあの場所を「Kiss&Cry」と呼ぶそうだ。「来年の誕生日までにこのままじゃ何にも変わらない」という歌詞が突き刺さるぜー。
全米デビュー時の名曲「Hotel Lobby」のメロディーに乗せ、ラッパー並の絶妙な脚韻を披露するBメロが絶品。曲中やたらとノイズが散りばめられた、マイケルジャクソンを彷彿させるなかなかファンキーなアレンジで、「Beautiful World」よりも凝った作り。良いヘッドフォンで聴いたら低音が「心にクリティカルヒット」して気持ち良いだろうなぁ…。

・「FLY ME TO THE MOON(IN OTHER WORDS) 2007mix」
アニメ版エヴァのエンディングテーマとしても採用された、1954年に発表のスタンダードな名曲のカバー。エヴァで流れていたのはサビ部分のみだが、勿論宇多田はフルでカバーしている。これは7年前のシングル「Wait&See~リスク~」のカップリングとして収録されたもののリミックス。ちなみに7年前のシングルには宇多田による歌詞の意訳が並記されていた。彼女の音作り・アレンジ面での師匠、河野圭がクレジットされていて懐かしい。リミックスなので歌声は当時のものだが……声、変わってねぇぞ、7年前と今。良く言えば当時から既に確立された歌声。悪く言えば7年間特に目立った成長無し。

・その他
宇多田はカメラマン&映像作家である夫と離婚後、以前まであんなにもこだわりまくってたPVなどのヴィジュアル面で脱力しすぎである。前作「Flavor of Life」のPVは、ただのレコーディング風景だった。今回は両方アニメで本人は登場せず。…あの、もっと気合い入れて良いPV生み出してくれよ。ジャケは良いけどね。世界を俯瞰したような歌詞を書く宇多田の作風そのものがジャケになってる。


■L'Arc-en-Ciel

・「MY HEART DRAWS A DREAM」
CMで聴いて衝撃、ラジオでフルで聴いて感動、ライブで生で聴いて…鳥肌。とにかく曲の構成が圧巻。作曲者kenの意地と美学が伝わってくる。広大な音域を誇る曲で、hydeの低音も高音も思う存分に楽しめ、随所に存在するyukihiroの小技、繊細すぎるkenのアルペジオ、うねりながらも揺らぐことなく土台を支えるtetsuのベースなど、聴き所満載。でもそれらを全く気にせずとも、ただ聴いてるだけで夢心地に浸れる。こういう魔法みたいな曲が街で流れてたら、どんなに素敵だろうねぇ…。ここまで高音ファルセットが繰り出される曲、最近流行ってないよな。「さあ手を伸ばし~」で始まるCメロから、ライブで皆で歌えるよう意図したような(こんな部分が出て来るの、ラルクじゃ相当珍しい)、「夢を描くよ」というコーラスに繋がる部分がこの曲のハイライト。泣きそうになるよ…。
Cメロの「心は誰も縛れはしない 視線は日差しを捉らえてる どんな褪めた世界でも」の部分が大好き。ラルヲタの間でも、前作「SEVENTH HEAVEN」とは比にならないぐらい盛り上がってるなぁ~。ライブ行った人は、その時の思い出とダブりまくってるみたいだね。わかるぜその気持ち。

・「Feeling Fine2007」
パートチェンジバンド、パンクアンシエルによるラルクのカバー。「ダッダッダダダ!」という、よくあるリズムをとことんフィーチャー。ギター・ベース・ドラムであのリズムを合奏(笑)。なんか…普通に居るよ、こういう曲やる若いバンド。自分からじゃ絶対に聴かないタイプのバンドだな(笑)。パートチェンジだから演奏はいつもながら荒っぽいのだが、今回は後半でhydeが、原曲でkenが弾いていたギターソロを完コピしている!死ぬ気でコピーしたそうだ。今年のパンクアンシエルはお笑い色が強いなぁ。

・その他
ジャケットがあまりにも可愛過ぎる。初めてだよ、ラルクのCDのジャケをまじまじと見つめるの。ライオンのたてがみの部分に沢山の花が咲いており、本来ライオンの獲物であるはずのうさぎと鳥が、怖がることなく花に紛れ込んでいる…いろいろ深読み出来そうな、素敵なジャケだ。

やはり…復活

2007-08-28 14:33:27 | 音楽
ルナシー、12月24日に東京ドームで一夜限りの復活ライブ決定、だそうですね。約一ヶ月前から始まった意味深なカウントダウン、それはこの復活ライブ「GOD BLESS YOU One Night Dejavu」の告知のためだった。
「カウントがゼロになったとき、何が起こるのか!?」と、当然ファンの間で話題騒然。「こんな妙な演出まで仕掛けてるんだ、活動再開決定でしょ!」「いやいや、期待しない方が良い。Xみたいに過去の貴重なライブをDVD化とかじゃね?」「わざわざカウントダウンしてんだよ?そんなショボイ発表なワケない!」「一日限定で復活ライブとか」「いや、復活は無いよ、『終幕』とか言って曖昧にしてたけど、『解散』宣言して完全封印する気じゃ…?」………様々な憶測が飛び交った。結果発表された「一夜限りのデジャヴ」は、ファンにとってはどうなんだろう。わざわざ「一夜限り」が付いてるってことは、今回がガチで最後という可能性も高い。でもそうじゃない可能性もある。…まぁでも、単純に嬉しいのかな?ただ、当時のファン達の年齢は7つ増したわけで、昔とは境遇が違う人も多いだろう。結婚してたり子供が居たりする人は、クリスマスイヴにルナシーのライブは…行きにくいだろうなぁ。
去年の秋からルナシーに興味を持ち、中古でCD揃えて聴き始めた私。「おぉ、偏見だらけだったけど、カッコ良い曲も多いじゃん」と感じたが、今回の復活には特別何も感じない。確かにyoutube等でライブ映像見て「ふわぁ…凄い迫力。行ってみたいなぁ」と思ったけど、会場東京だしチケット代が9500円?ラルクより高いじゃん、ありえない。ラルクは秋から超リリースラッシュだし、さらに2007~2008年に渡ってのアリーナツアーが決まったし(絶対行きたい…今度こそ名古屋レインボーホール改め日本ガイシホール来てくれるでしょ?)、正直ルナシーに金使ってる場合じゃないのよさ。名古屋にも来て、チケット代が半額だったら行きたくなるかもしれないけどね。
ルナシーに興味持ってから、ネットで色々検索したり、昔の音楽雑誌漁ったりして彼らのことを調べたけど、どうやらSUGIZOだけは再結成に断固反対していたらしい。他のメンバーは「まぁ、いつかやるかも?」ぐらいの事を語っていたが、SUGIZOだけは「再結成はありえない」「バンド時代は凄く楽しかったけど辛い思いも沢山したから戻りたくない」「今は好きな音楽を存分にやれてて、幸せ」と語っている。特に彼はルナシー活動中に環境問題や反戦意識に目覚めたらしく、「楽曲にそういうメッセージを込めたかったけど拒絶するメンバーも居たから辛かった」とも。だから再結成は無いと思ってたんだよなぁ。浮き沈みの激しい人だったそうだし、急に気が変わったのかな。ヨシキ辺りに「メンバーが死んだら、永遠に再結成出来ないんだよ。待ってるファンが居るのなら、5人全員が生きてるうちにやれることはやっとけば?」とか言われたら…心が動いても仕方ないかも?
それにしても、なぜこのタイミングで再結成…やっぱお金のためなのだろうか。「終幕」以降、商業的に大成功したメンバーが見当たらないし…。とりあえず、彼らが所属していた事務所がかなり寂しい事になってるのは確かだろう。ルナシー終幕後、5人は別の事務所に移籍。後輩のバンド達もルナシーが確立したヴィジュアル系ブームも手伝い一時は派手に動くものの時代は流れ、失速したり(シャズナ)、移籍したり(Plastic Tree)、解散したり(PIERROT、ラクリマクリスティ等)、薬に手を出したり(サイコルシェイム)…かなり大変な事になっている。ただ、真矢とSUGIZOは最近また戻って来たそうな。それでも全盛期の利益には程遠く、最後のカード「ルナシー復活」を遂に…。実際凄いあからさまに稼ごうとしてるからね。「一夜限り」と言っておきながら、ファンクラブの入会は絶賛受付中なんだよ…今までファンクラブが存続し続けてて、さらに活動一切ないのに継続して会費払い続けてた人が居るってのに驚きだ。

松尾スズキ、離婚

2007-08-26 20:11:58 | 日記
劇作家・俳優・映画監督・コラムニストの松尾スズキが、10年連れ添った妻(通称「妻子(つまこ)」さん)と離婚したらしい。自身のブログで普通に近況報告しながら、「そういえば、離婚をした」と切り出す、サプライズ報告。彼が連載している様々なコラムで妻子さんの奇行を見て来た私としては、「松尾も大変だったのかなぁ…自分も病気したりしてたし…妻子さんも大変そうだし…」と勝手な想像を働かせていたけど、まぁ、色々あったのだろう。松尾自身、結構モテそうな人だし、そっち方面でも色々あったりして?前に若い女優さんと、ちょろっと噂になったりしてたしねぇ。てゆーかどうみても頭髪の薄い初老のオッサンなのに、松尾からモテそうなオーラが出ているのは何故?やっぱ声が良いから?低くてよく通るバリトンボイスを松尾が操れるから?あの声で口説かれたら、いくら相手がオッサンでも女の子はコロっと行ってしまうかもなぁ…。ケンコバといい松尾といい、バリトンボイスな人は、見た目はどうみても美男ではないのにモテてそうな感じがするのはどうして?
松尾と妻子さんが離婚すると聞いて真っ先に思い浮かべたのは「オロチはどっちが引き取るの!?」ということだった。二人の間に子供が居れば「親権はどちらに?」という問題が発生してくるが、実際に二人の間にいるのは一匹の猫「オロチ」だけである。「オロチ」…松尾家の愛猫。かつて『BUZZ』という雑誌で、現在は『ROCKIN'ON JAPAN』で松尾が連載中のコラム漫画に登場する、可愛い可愛い猫。松尾がオロチと出会う所から始まったその連載。去年はその連載『ニャ夢ウェイ』が単行本として発売され(私のブログでも去年の5月末日の記事で本を紹介してます)、そこに掲載された「オロチグラビア」のあまりの可愛いさが一部で話題になったが、あのオロチは果たしてどっちが引き取るのだろう。単行本読む限りでは松尾も妻子さんもオロチを溺愛しているようだが、圧倒的に妻子さんの方がオロチへの依存度が高い。それこそ「オロチがいなくなったら妻子さんは再起不能になってしまうのでは?」と心配になるぐらいだ。だから引き取るのは、きっと妻子さん。松尾は嫁とともにオロチからも離れることとなるだろう。
松尾とオロチの別れによって、彼の創作活動に何らかの変化は出るだろうか。最近は体調不良の為お休みしていたが、まだまだ連載中のコラムはどうなる?目が離せない。

かつて松尾スズキは著書で、自戒をこめて「表現者というのは、自分の内世界を世間に晒すことで収入を得ることを選んだ狂った人種」「生まれ変わったら表現者になど絶対になりたくない。まともな職業に就きたい」「表現者には、『自分が作っている物=世の中に全く必要無い物』という意識が必要」と語っていた。このスタンスに惚れ込み、彼の著作を読み漁ったり、彼がチョイ役で出演したということで観たくもない映画『いま、会いにいきます』やドラマ『若葉のころ』のDVDをレンタルしたりもしたっけ…。 

「出発しんこ~う!」

2007-08-24 12:17:52 | 音楽
ニコニコ動画で宇多田ヒカルのライブ映像を見て以来、DVDを買おうか迷い中。見たのは去年のツアー『UTADA UNITED 2006』の映像。宇多田の夫であったキリヤ氏が総合演出を手がけたライブである。私が見てかなりテンションが上がったのは、ライブ前半の「This is love」~「traveling」~「Movin' on without you」の三曲が超スムーズに繋がって展開していく映像。キリヤ氏による大規模なスクリーンを存分に使った豪華な映像演出ももちろんすごいが、何より惹かれたのは各曲たちの素敵なライブアレンジ。「This is love」は随所に挿入される幻想的なギターのリフが絶妙で、「この音CDでも入れればよかったのに!!」と思ったね、マジで。宇多田が一人でアレンジを手がけるという孤独な作業から生まれた、CDに収録されている原曲も当然素晴らしいんだけど、一流のプレイヤーたちによって表現されるライブ音源は、さらに凄いことになっていた。生で聴いたら恍惚状態になるだろうなぁ…。で、曲は途切れることなく、DJによるプレイのように「traveling」へ繋がる。「みんな、準備いいかな?出発しんこ~う!」と、歌っている時とは緊張感がまるで違う、「素」を丸出しの宇多田が客席に声をかけているうちに、いつの間にか「traveling」の前奏が聴こえてきて…たまらんぜー。で、「traveling」もまたCDよりカッコよくなってて。2001年にリリースされた曲ながら、「いつ聴いてもカッコイイなぁ。古さを感じさせないぜ…」と常々思っていたこの曲だが、これもライブアレンジに進化するとエラいことに。間奏のシンセの音がたまらないねぇ。多分本人もライブアレンジに関わったんだろうな。新バージョンとしてCD化してくれって感じ。で極めつけは「Movin' on without you」ですよ!「traveling」で最高に盛り上がったのも束の間、スピード感のあるほわほわした音に酔いしれてると、唐突に、しかし自然なタイミングでシンセの音が耳に飛び込んでくる!冒頭の「Nothing gonna stop me. Only you can stop me~」のメロディーをシンセが奏でている~!カッコよすぎるっつーの!この曲は『First Love』の頃の、初期の曲。当時私は何故か宇多田の魅力に気付いておらず、スルーしていた。そして「traveling」を聴いて目覚めるわけだが、それでも初期の曲をそこまで愛聴するまでにはいかなかった。ブラックミュージック全般にあんまり興味が無かったし。でもね、「Movin' on without you」ライブバージョンは別だ。デビューから数年で一気にアレンジの力を身につけた現在の宇多田及びミュージシャンの手にかかり、超パワフルなハウスチューンに生まれ変わっちゃってるよ!余裕で原曲越え。
とにかく、宇多田ヒカルに対して一番惹かれる点である「ふわふわしつつもクールで独創的な音世界」がCDよりも進化しまくっていて、いちいち感動。曲自体の素晴らしさも再確認できた。あの3連発に勝る興奮を与えてくれるミュージシャン、なかなかいないでしょう。ライブCDとして売られてるんだったら即買うけど、DVDってのが何気に難点。もちろん演出も凄いけどさ、それよりも音の方に魅了されたわけで…。
 

『TOKYO CLASSIC』/RIP SLYME

2007-08-21 10:01:40 | アルバムレビュー
せっかく書いたのでブログに載せておこう。

『TOKYO CLASSIC』/RIP SLYME(2002.7.24)

1.~Introduction~CHICKEN featuring Breakestra
ジャジーなトラックに乗せてメンバー紹介。

2.By the Way ★★★
アカペラで始まるが、だんだん一曲目の流れを引き継ぐ心地よいホーンとスクラッチが絡む。

3.Tokyo Classic ★★★★
ゲーセンによくある陽気な音ゲーから流れてそうなトロピカルなループ。一気に南国ムード。というか本当、ベタなぐらいリゾート気分。途中に「ラ~ララ~」というトボけたコーラスがそれを助長。皮肉交じりのSUのライムに痺れ、RYO-Zの「I wanna dance with you la chachacha」にズッコケ。

4.楽園ベイベー(Album Version) ★★★★
大ブレイクしたあの曲。まだまだ南国ムードは続く。FUMIYAのトラック作りの才能が冴え渡りまくり。これ、全部サンプリングなんだよな…。浮遊感のあるシンセとぶっとい低音が気持ちよすぎる。トローンとさせておきながら途中でふと目が覚めるような、中盤のブレイクの部分もキモ。ナンパ失敗した情けない情景を描き、「イメトレだけでまた今日もオナる~」とまでライムしているPESの声にすら和める、ヒップホップなんだけどヒーリング系ミュージックにも通じるような癒しのトラック。

5.Case 1 STAND PLAY ★★★
「リップスライム」と聞いて多くの人が思い浮かべる声の主、PESのソロ。タイトルが示すように、通常のリップスライムの楽曲でもあの声で時に全てを持っていってしまう感のある彼。こじんまりとしていて地味なトラックだが、奇妙さと可愛さを併せ持ったこの声に合っているのでは。

6.Case 2 MANNISH BOY(続Zeekのテーマ) ★
RYO-Zソロ。古き良きソウルナンバーのパロディーか、それとも真剣に歌っているのだろうか。物凄く面白い表情で歌う彼が想像できるのでおそらく前者だろう。あっという間に終わる。

7.FUNKASTIC ★★★★
燃えよドラゴンのテーマをサンプリングしたファンキーなトラック。ギターのリフ聴いてるだけでどんなリズム音痴でもなんとなく体が動いてしまう。冒頭のサビからRYO-Zのパートに転がり落ちる瞬間がとてもカッコいい。絡むピアノも絶妙。各ラッパーの個性をしっかり活かそうとバースごとに奇怪な音を入れ替わり立ち替わり詰め込み、間奏では自分のスクラッチの腕前もちゃんと魅せるFUMIYA、最年少だからして先輩を立てつつも、どこか裏番長の雰囲気。それにしても曲の雰囲気を一瞬で自分のモノにするPESの声、強烈すぎる。

8.奇跡の森 featuring Hirotaka Mori★★
シンガーをフィーチャーした曲。一曲目や二曲目と「FUNKASTIC」を混ぜたようなトラックなので、少々飽きが来る頃か。

9.Case 3 スーマンシップDEモッコリ ★★
SUのソロ。タイトル通り、卑猥なリリック。リップとは一線を画す、ややハードコアなトラック。SUらしさは良く出ているような。途中「音飛び?」と思うかもしれないが、音飛びではない。

10.Case 4 Bring your style ★★
イルマリのソロ。「楽園ベイベー」の温度を若干下げたようなクールなトラック。南国ムードを感じるが「楽園ベイベー」とは違い、軟派な感じはしない。

11.One ★★★
初期のDragon Ashのアルバムに入っていそうな、バンドサウンド(サンプリングだが)にラップをふわっと乗せた曲。夕日の下でみんなで合唱しているのが目に浮かぶ、ほのぼのトラック。PESとSUが何となく寂しげな雰囲気を作り、RYO-Zが流れをプツっと切り、イルマリがポジティブにシメる、というマイクリレー。

12.バンザイ ★
メロウな流れを断ち切る、ファミコンの音みたいなチープな小品。ガラっと曲調が変化する展開のちょっと驚く。

13.花火 ★★★★★
超メロウで叙情的。アコギやビブラフォーンなど、鳴ってる楽器全てがいちいち切なさを煽る。リリックの内容も寂しげ(特にイルマリのパート)。PESが歌うサビもメロディアスで、普通の歌モノポップスとしても優れている、涙腺直撃の日本人好みのトラック。ただ、RYO-Zのパートから雰囲気が若干明るくなるのが物足りない。寂しげな雰囲気でずっと引っ張ってしまってもよかったような。最後の曲だし。


総評★★★
ミリオン売ってしまった、リップスライム最大のヒット作。
所謂全盛期なのだろうが、FUMIYAがトラックメイカーとして覚醒&暴走するのは次回作から。HIPHOPでありながらも歌モノとして聴きやすい、J-POPにもきちんと収まるメロディアスなトラックがずらりと並んでおり、「まぁ、ミリオン売れるのもなんとなくわかる、かな?」という感じ。発売されたのが7月だったし、開放的な季節も手伝ってミリオンまで行ってしまったのかもしれない。夏に聴くのには最高の一枚であることは確かだろう。途中で4人のラッパーの短いソロが入っているが、正直コレ抜いて全員での曲をもっと入れて欲しい気も。個性を発揮したかったのだろうが、一曲の中でも4人のキャラは十分立っていると思う。曲数稼ぎか?各曲で似たような音が何度も使われているので途中飽きそうになるものの(逆に前半5曲まではかなり楽しめる)、「One」で流れがガラっと変わる。この享楽的でポップなアルバムがミリオン売ったという事実はハードコアラッパーから物凄く反感を買ったが、「DJがサンプリングで組み立てたトラックにラップを乗せる」というHIPHOPの形式をギリギリで死守しているわけで、「あんなのヒップホップじゃねぇ!」とあまりにも邪険に扱いすぎるのはどうかと思う。アメリカのヒップホップの劣化コピーにも思える日本のハードコア勢とは逆の方向に進み、最後の曲は日本人らしさの塊とも言える「花火大会で空を見上げながら感じる切なさ」をヒップホップと合体させるという、何気に離れ業が成されてると思うのだが。ちなみにこのアルバムの次の『TIME TO GO』は、ドラムンベースの虜となったFUMIYAのストイックなトラックが冴え渡る傑作だが、リップスライム聴くならまぁこのアルバムからだろう。



ナマヤスユキ

2007-08-17 20:37:21 | 音楽
大変だ。ラルクのライブの興奮が全く冷めぬ中、なんとあのロックスターのライブのチケットまで手に入ることになってしまった。…岡村ちゃんのライブ!!!11月14日、ZEPP NAGOYAのライブのチケット、サークルKサンクスの先行予約でゲットいたしました。今日先行予約があることなどすっかり忘れていて、予約開始から30分程過ぎたときに「あ、やべ、今日岡村ちゃんの日だった!」と気付き、慌てて電話したのだが、あっさりと繋がり、あっさりとチケットゲット。こんな簡単に、「岡村ちゃんのライブに行ける権」が手に入るとは。というか、私のようなファン歴の浅い人間が、ましてや普段はラルクアンシエルに熱狂している若者が行っても良いのだろうか(笑)。往年の岡村ちゃんファンが集結するであろう、神聖な空間に。…いや、遠慮は無用だよね。私も岡村ちゃん大好きだもの。ファン歴たったの3年半ぐらいだけど。でも、まだ岡村ちゃんが発表した楽曲、全部聴いてないっていうのはちょっとヤバいかな。1stアルバムが手に入らなくてねぇ。中古屋を探しても無いしレンタルにも無くて。数年前に出た、全アルバムをコンプ+貴重なライブテイク+DVDまで付いた豪華ボックス「岡村ちゃん大百科」を買わなかったこと、悔やんでも悔やみきれぬよ。くぅぅぅ。
ライブに足を運ぶんだから、当日までに岡村ちゃん濃度を今よりもぐんと上げておかなくちゃ、岡村ちゃん及びファンの人達のテンションに着いていけないよね。それは寂しいことだから、なんとかしなくては。まぁ、客観的に誰かのライブを見ることなんて今まで無かったし、行けば楽しめるよな、きっと。大体はラルクのときのように、狂乱もしくは恍惚の時間を過ごして来たし。遠巻きに「岡村靖幸のライブ」という大事件を観察するのも悪くなさそうだけど。むしろ観察したいかも、岡村ちゃんのパフォーマンスを。
それにしてもライブの日、11月14日(水)…もしかしたら、ラルクのシングルかアルバムが出てるかもしれない日だよ。ラルクに岡村ちゃんに…11月は、ちょっと凄いことになりそうだ。責任持ってブログでレポートしますよ。もし行こうか迷ってる人は、意外とチケット取り易い状況みたいなので、早々に決断したほうがよいかと。


追記
テレビやラジオなどでふと、エンヤのヒーリングミュージックが流れてくると、ラルクのライブのことを昨日の事のように思い出してしまうから困る。最後の曲が終わった後、あの曲をバックにメンバーが退場するのである。でtetsuだけステージに残って恒例のバナナ投げをする。エンヤが流れる中で、ね。こんなシュールな情景が、フラッシュバックするのです。ラルクのライブにエンヤ…ナイス選曲だよマジで。

僕の地球を守って…

2007-08-16 19:48:03 | テレビ
夕方のニュースで、陸上自衛隊で最も辛い訓練を行う「レンジャー部隊」の特別合宿の様子が紹介されていた。鍛え抜かれたエリート達だけが参加する合宿らしく、見ているだけでドッと疲れそう……でもなかった。むしろ疲れるどころか、時代錯誤の熱血訓練ぶりに爆笑してしまった。
選ばれた30人のエリート自衛隊員からなるレンジャー部隊。隊員達は教官の命令に対して「はい!」ではなく「レンジャー!」と応える。教官の命令は絶対で、ひたむきに「レンジャー!」と叫ぶ隊員。戦前の陸軍の厳しさに通じるものがあるかもなぁ…なんて思っていたのだが、だんだん笑いが込み上げてきた。「水を飲むな!」「気合いだ!」という理不尽な命令に対し、真顔で「レンジャー!」と叫ぶ、真っ赤な顔の隊員達。まるでコントじゃないか。
訓練が厳しくなるほどコントぶりは加速する。ロープを伝って崖を昇る訓練では、気合いを入れるため、隊員達は歌を歌いながら昇るのである…なぜか郷ひろみの「ゴールドフィンガー'99」を歌いながら。「アーチーチーアーチー!!」と熱唱しながら断崖絶壁をよじ昇る隊員達。うん、まぁ…凄く暑いだろうから、選曲的にはOKか?だが、川を挟んで張られたロープを伝って川を渡る訓練で隊員が歌っていたのは「千の風になって」…「♪わたしの~お墓の~ま~えで~」と歌い叫びながら、ナマケモノスタイルでロープを伝っていく隊員たち。「人は~悲しみが~多い~程~人には~優しく~出来るのだから~」と、卒業ソングの定番「贈る言葉」を熱唱しながら渡る隊員も…金八先生も想定外。もちろん隊員には命綱が付いており、耐えられなくなった隊員はロープから手を放してプラーンと宙づりに。川を一気に渡る事が出来ず何度か宙づりになってしまった隊員には教官からキツい仕打ちが。「お前、一気に渡れなかったな!」「レンジャー!」「やめちまえ!」「やめません!」「やめちまえよ!」「やめません!」バシッ!!…教官にビンタされる隊員。ただしこのやりとりは『ガチンコファイトクラブ』並に芝居がかっており、教官も隊員もテレビの取材を若干意識していたかもしれない。
訓練の中で最も過酷と言われているのが、足場の悪い山道を60km程進みながら「捕虜」を救出しに行くという訓練。ん…捕虜?ま、まぁ良い。これは本当に辛そう。訓練の日に台風に直撃された上に、自由に水を飲めない。隊員達は水タンクと、二本のペットボトルを持っているのだが、教官の許可無しに飲む事は出来ない。水飲めないって大丈夫なのか?スポーツ科学的に…いや、自衛隊員には関係無いのかしら。水など飲まずともピンピンしてるような、強靭な肉体が必須なのだろうか。で、過酷さに耐えられず、無断で水を口にした隊員を教官が発見。説教タイム。こんな状況で激怒できる教官…まさに男の中の男である。さらに、説教中、別の隊員が疲れ果て、立ちながら眠ってしまう。教官の怒り爆発。罰として、全員、水タンクの水を全部、その場に捨てる事に……!
この訓練に耐えた隊員には勲章が与えられていた。時に名曲を熱唱し、時に教官にビンタされながら得た銀色の勲章は、鈍くも重厚な輝きを放っていた。




「まだまだスタートラインですよ。これから勲章を磨いていかなきゃならない。」(教官談)。

(;´д`)



♪ぐるぐる回って~

2007-08-15 18:20:43 | 日記
中川翔子がアニソンカバーアルバムの第二弾をリリースするらしい。只今しょこたんに歌って欲しいアニソンのリクエスト受け付け中。ただし『るろうに剣心』の主題歌だった川本真琴の「1/2」は既にカバーが決定しているとのこと。そっかー…。確かにハマりそうな選曲だけど、『るろ剣』って、アニソンがただのミュージシャンの新曲のタイアップ対象になった番組の代表ではないか。「『るろ剣』のテーマ曲になった曲はもれなく売れる」みたいなことまで言われていた、世の中から純度100%の本格アニソンがどんどん消えて行く元凶となった番組(ラルクもオープニングテーマを歌いました。諸事情により4週間で打ち切られましたが)…。その曲をカバーかぁ。まぁ、しょこたんの中では「1/2」=アニソン、という意識が強いのだろうね。ちなみに私はNHKFM「ミュージックスクエア」で初めて川本真琴の声を聴き、子供ながらに物凄い嫌悪感を覚えた記憶が(笑)。今はそうでもないですが(ていうか川本真琴何処行った?ミホミホマコトは?)。
今回はどんな曲が選ばれるのだろう。前回『エスパー魔美』のオープニング曲「テレポーテーション~恋の未確認~」が入って無かった事に驚いたが(「ロマンティックあげるよ」と歌ってる人が同じだから、『魔法の天使クリーミィマミ』と紛らわしいから、とか色々事情があるのかな)、今回は入るかも。「♪AhAh私は敏感情熱また一人~」の部分が好き!
『エスパー魔美』は良いアニメだった。「クラスメイトにエスパーが居たら、絶対そういうこと起きそう!」というリアルさが魅力。登場する男子中学生たちのムッツリスケベぶりもリアルだった。スケベと言えば、今では有り得ない程、お色気シーン多かった。魔美ちゃん、服脱ぎすぎ(笑)。美術教師兼画家の父のためにヌードモデルをやってる、という設定だからね(その設定もどうかと…)。しかしそんなにいやらしくはないけどね。…いやらしかったらマズいか。藤子F作品で、このような「日常に溶けこんだSF」設定といえば『ドラえもん』だが、『エスパー魔美』の方が一人ひとりのキャラがイキイキしてると思うよ。アニメの監督は『クレヨンしんちゃん』シリーズでお馴染みの原恵一。彼の新作『河童のクゥと夏休み』も早く見に行かなくては。
……大分話が逸れた。しょこたんのアニソンカバーの話だ。何が収録されるんだろうね。前回のアルバムで色々な表情の歌声が出せる事が分かったし、ブリブリアイドルポップなアニソンばかりじゃなく、幅広く選曲してほしいね。男ボーカルの曲にも挑戦してみるとか。個人的には『ビックリマン』のエンディング曲で、少しファンク入っててカッコいい「スーパーウォーズ」歌って欲しい。リクエストしよっかな。カバーするなら男ボーカルとのデュエットになるだろうか。天使と悪魔の掛け合いの歌で、女性が天使、男性が悪魔のパートを歌うんだけど、どー考えてもワルモノの悪魔のパートの方がかっこいい。「愛も勇気も胸に抱きしめて」と「愛も勇気も足で踏み潰せ」、明らかに後者の方が素敵やん(笑)?
それにしても今年のしょこたんはCD出しまくりですなぁ。

CO-GAL

2007-08-13 10:23:22 | 音楽
hideの遺作となってしまったアルバム『Ja,Zoo』。遺作といっても、まだ完成しないうちに彼が亡くなってしまったため、既に完全に出来上がっていたシングル「ROCKET DIVE」「ピンクスパイダー」「ever free」以外の多くの収録曲は、hideがX JAPAN解散直後に結成したバンド「SPREAD BEVER」のメンバーが協力して、hideの残したデモテープをもとに仕上げたものだ。半分ぐらいがhide抜きで作られた作品なので、本人が描いていたイメージとは少なからず違うものに仕上がったのだろうが、それでも底抜けにワクワクさせられる、日本語ロックの展望が詰まったものであることは間違いない。
でもやっぱり気になるではないか、hideの頭の中にあった『Ja,Zoo』の完成形の姿が。その完成形に迫る資料が、かつてhideの故郷・横須賀にあった彼の記念館「hideミュージアム」に所蔵されていた(現在は閉館)。彼の遺品やギターのコレクションなど、貴重品な物品が多数展示してあったというミュージアム。そこには生前の彼が構想していたアルバム『Ja,Zoo』の曲目を書いたメモも展示してあったのだという。以下、その曲目。書かれていたのは普通のルーズリーフみたいな紙らしい。

SPREAD BEAVER
ZOMBIE'S ROCK
ROCKET DIVE
LATHER FACE
PINK SPIDER
DOUBT


CO-GAL
HURRY GO ROUND
BREEDING
ever free
PINK CLOUD ASSEMBRY

この曲目には、実際に発売されたアルバムの6曲目「FISH SCRACH FEVER」が載っていない。この時点ではボツにしようとしてたのか急遽つくった曲なのか。どっちにしろ、「DOUBT」の後に開いている空白部分に入ったということで間違いはないだろう。それよりもやはり気になるのは未発表曲の「ZOMBIE'S ROCK」と「CO-GAL」。「CO-GAL」については曲も歌詞も出来ていたが、歌だけは録っていなかったらしいので収録できず、ということらしい。歌詞については生前のhideがインタビューで「冬でもミニスカ穿いちゃうようなたくましいコギャルについての歌」と語ったようだ。どんな曲かかなり気になるが、「FISH SCRACH FEVER」が終わった後に数秒間ほど聴こえてくる小さく妙な雑音、その雑音こそが「CO-GAL」の音源の一部である。毎回耳をすまして必死に聴いているが、やっぱ全体図は聴こえてこないっす。ガヤガヤ言ってるだけにしか聴こえない…。ただ検索してたらあっさり聴く事ができた。hideの死後、バンドメンバーのみによって行われたツアーで、ベースのチロリンがhideの代わりに歌う、という形で披露されたらしい。「Beauty&Stupid」みたいな過激な曲でした。
二曲目の「ZOMBIE'S ROCK」はhideの脳内にしか存在しなかった正真正銘の幻の曲。どんな曲なのか考え出したらキリがなくなる曲者だ。位置が「ROCKET DIVE」より前なのも気になる。「ROCKET DIVE」よりも勢いと迫力のある、アルバム冒頭を派手に彩る曲なのか?それともドロドロハードコア?うーん…hideの脳みそ覗きたい!
あとは後半の微妙に曲順が変わってるのも気になるな。歌詞の内容と併せていろいろと考え出したら止まらない。
ちなみに最終的にリリースされた『Ja,Zoo』曲目

1. SPREAD BEAVER  
2. ROCKET DIVE
3. LEATHER FACE
4. PINK SPIDER
5. DOUBT’97(MIXED LEMONeD JELLY MIX)
6. FISH SCRACH FEVER
7. ever free
8. BREEDING
9. HURRY GO ROUND
10. PINK CLOUD ASSEMBLY

そしてネットで拾った歌詞

「CO-GAL」
ワクワク Talk で 予定調和 ウキウキバストで勉強 抱いていこう
髪の毛ジェットで喰らい 風雲界蹴散らして
軽くFuck off 深くmakin' love

崩れ落ちるその日まで 君とゼリーを食べたい
ドロドロでも Just Check ベイベー

ウキウキベンゼンドリル
打ち抜く回数ふえて駆け抜けそうだ
8月上旬半端無く つもりじゃないのよ本気さ
ウソじゃないさ もっと出会う?

崩れ落ちるその日まで 君とゼリーを食べる 全て君でも抱きしめあおう

愛無き君のソコにkiss 夢無き君の明日にkick
今終わる世界を we love you 終わらせた昨日に bless you

君のとこに群がる 最適なテレビを 恋心じゃ隠し切れない

愛無き君のソコにkiss 夢無き君の明日にkick
終わらせた昨日に fuck you
崩れ落ちる日まで 二人焼け落ちるまで
最後のギャップとは あはん

I love you...