拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

メールアドレスの変遷

2006-04-04 16:41:05 | 日記
パソコンや携帯のメールアドレスを考えるのが好きである。ここ2年ぐらいは、メモリーに入ってる人数がどっと増えて、ヘタにアドレスを変えるとそれを知らせるのが大変面倒なので変えてないが、高校のころはわりと頻繁に変えていた。「迷惑メールがうざいから」という理由ではなく、「期末テストも終わったし、アドレスでも変えるか」みたいに気分転換のつもりで変えていた。自分の好きなもの絡みの単語や生年月日などを並べていろいろ考える。多かれ少なかれアドレスを考える時、人はそんな過程を踏むと思う。そんな過程が透けて見える気がするから、人のアドレスを見るのはちょっと楽しい。
私が初めて携帯のアドレスを作った時は「otoshigo@~」というものだった。よく覚えていないが「タツノオトシゴ」からとったのだろう。竜のオトシゴが好きだったわけじゃなく、なんとなく浮かんだだけで。…なんでだ?次は長め。「young-alive-in-love@~」これは、フリッパーズギターという90年代初頭に活躍していたユニットの代表曲「恋とマシンガン」に併記されていた英語タイトルである。「オザケン」こと小沢健二と「コーネリアス」こと小山田圭吾による伝説のユニット。とっくに解散した後で聴いてハマってたのだ。「恋とマシンガン」は4年程前から日産「マーチ」のCM曲として使われてバンバン流れてたのでイントロを聴けば誰でも反応するはず。発売から15年以上経っても色あせずキラキラしてるよ。次は「BOGIE-BACK@~」。これは小沢健二の「今夜はブギーバック」から。シンプルだからか結構たくさん迷惑メールが着て、すぐ「Letters-lights-travels@~」というのに変えた。これも由来はオザケンの曲で、「僕らが旅に出る理由」という曲に併記された英語タイトルをそのまま使った。ちなみにこの3つの英単語、当時宇多田ヒカルが出してたシングルの曲名たちとほぼ同じである。宇多田は当時「traveling」「光」「Letters」という曲を立て続けに出したので、「宇多田もオザケンファンなのかなー?」とか思ったりしていた。
次は「GROOVE-TUBE@~」。これもフリッパーズの曲。この曲がフリッパーズで一番好きである。爽やかなトリップ感がたまらない名曲。その次は「cream-soda@~」。去年解散したバンド、スーパーカーのデビュー曲である。スーパーカーは、窪塚洋介主演の映画『ピンポン』の主題歌「YUMEGIWA LAST BOY」を歌ってたあの人達である。映画公開の2002年ごろはスーパーカーの「strobo lights」がソーテックのパソコンのCMで流まくってたので「今年はスーパーカーブレイクか!?」とか思ってたがそうでもなかったな。良いバンドなのに。彼らの曲が他にも数曲入った映画のサントラ最高だった。次は「baster_blaster@~」。これはGRAPEVINEのアルバム『Circulater』一曲目。 独特の閉鎖された雰囲気を持ち、初めて聞く人にとってはかなりとっつきにくい印象のアルバムだが、引き込まれる人はガっと行ってしまうだろう。イントロ聴いた瞬間に上からいきなりガシャーンと檻をかぶせられる感じ。次は「the-guizmaster@~」。フリッパーズギターの3rdにしてラストアルバム『ヘッド博士の世界塔』の7曲目、「奈落のクイズマスター」の英語タイトル。『ヘッド博士の世界塔』の曲は、思わずメアドに使いたくなる曲名が多いんだよなー。先の「GROOVE-TUBE」もこのアルバム。その次は同アルバム5曲目「スリープマシン」からそのまま「sleep-machine@~」。
そしてやっと現在のアドレスに行きつく。今のアドレスはちょっとアナグラムっぽくて入力が相当めんどくさく、「なんでこんなのにしちゃったかなぁ」とたまに思う。ちなみにこのブログを作る際は、アドレスを「shallow-sleep」に決めた。作った当時はhydeのソロアルバムを聴きまくっていて、一番好きな曲「shallow sleep」をそのまま拝借したのだ。今だったら確実に「As if in a dream」から拝借するだろう。長い!うざい!
振り返ると、ことあるごとに変えまくっていたアドレスの中にはラルク関連のものが一つもない。高校生だった当時はラルクはちょうど活動休止期間だったため、ラルク熱もやや控えめだったのだろう。

メールアドレスの変遷を書いたつもりが結局自分の好きな音楽の紹介みたいになってしまった。

追記
今年のしんちゃん映画『伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』の予告編を見てきた。バカバカしさがかなり私好み。久々の傑作か!?

追記2
友達が『PLUTO』3巻に出てきてこれから活躍しそうな兄弟を「兄者」「弟者」と呼んでいる。それがうつりそうだ。