拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

初めてのSMAPコンサート②―豪華セトリに狂喜乱舞

2010-08-30 18:20:13 | ライブ
開演時間が近づくと、場内をウロついてた地球くん達がステージ上に集合。あの中の誰かは絶対SMAPメンバーだったなと確信。客電が落ちた瞬間、会場を埋め尽くす、青と緑の光をキラキラと放つ無数のペンライトの美しさに、場内はため息交じりの悲鳴。ペンライトのあるライブ慣れてないので驚いた。青×緑という癒し系カラーということもあって、本当に素敵でした。オープニングは新曲「This is Love」。マイケルの「Black&White」をオザケン以来の大胆引用。ここ数カ月SMAPは何かとマイケルづいてますなぁ。そいえばスマスマに出たマイケルが、セットのLEDライトに興味シンシン、なんてことあったなぁ。その場を一気にキャンプファイヤーみたいな雰囲気にあたためる良曲ってことに気付けてよかった。初めて聞いた時は「また無難なシングル切ったなぁ」ぐらいにしか思ってなかったよ。
セットリストは新作アルバム『We are SMAP!』収録曲中心だが、随所に過去のヒット曲を盛り込みまくり。つまり誰もが楽しめる豪華セトリ。過去の曲の一部は新アレンジが施されており、「世界に一つだけの花」はちょっと中華風に。コレ聴いてる間ずっとレイザーラモンRGがやってる「女子十二楽坊が演奏する「世界に一つだけの花」」が頭から離れなくて困った。他、「がんばりましょう」は和モノなシンセをフィーチャーしたアレンジ。原曲の甘いキラキラシンセが素敵なのになぁ。70年代ディスコのようなファンキーなストリングスが雄叫ぶ、個人的に最強ダンスチューン「Let it be」も、何故かユーロっぽいトラックにエレキが絡む残念なアレンジに…しょぼん。
あともう一つ残念だったのは、過去のヒット曲、フルで歌ってくんなかった…(苦笑)。大体の曲で2番がカットされてたなぁ。ライブ序盤にいきなり「SHAKE」で、そりゃあもう大興奮したが、中盤がカットされててあっという間に終わっちゃって…残念だぁ。「世界に一つだけの花」「夜空ノムコウ」「らいおんハート」等の特大ヒット曲は、さすがにフルで歌ったけど。まぁ、あの怒涛のヒット曲連発をフルで歌ってたら時間がいくらあっても足りないだろうけど。「$10」「ダイナマイト」「青いイナズマ」「オリジナルスマイル」「セロリ」「君色思い」「BANG!BANG!バカンス」「Dear WOMEN」「ありがとう」それから大好きな「KANSHAして」まで、「アガるために、これ以上何を求める必要が?」って感じでしたねぇ(シングルなら「FLY」とか聴きたかったけど地味だしなぁ)。感心したのは、長年に渡って熟成されてきたであろう、過去のヒット曲達に挿入されるファンのノリや合いの手。多くの曲のサビやBメロあたりに挟み込まれるノリを、見よう見まねでやった。もう本当に楽しくて楽しくて…。SMAPのヒット曲は、物心ついた時から聴いてると言っても過言ではないぐらい身近な存在。「フッフー」という軽薄な合いの手を入れながら、ペンライト振り、その曲が流行った頃に自分が何をしてたか、色々と回想した。



「最強集団としてのSMAP」の魅力をバシっと詰め込んだ「FIVE RESPECT」も最高。中居→木村→草なぎ→稲垣→香取の順番でマイクリレーしながら、ラップでメンバー紹介をする曲。ラップ中は、紹介されているメンバーの過去の映像がバンバン流れ、結成21年の重みを感じる(みんな可愛い過ぎるぞチキショー)。終盤5人で「We are great! We are the best! そうさWe are No.1!」って歌い叫ぶ部分、好きだ!

…続く。

初めてのSMAPコンサート①-まさに祭

2010-08-29 23:57:02 | ライブ
8月19日、VAMPSのZepp Fukuokaライブ最終日、すぐ隣にあるYahoo!ドームではSMAPのライブが行われていた。VAMPSのギター・KAZはライブ当日、「VAMPSとSMAPはつづりが似てるから、間違ってこっちに来ちゃった人居ない?間違っちゃった人も楽しんでってね!」という旨のMCで場を沸かせまくったらしい。手には、隣のグッズ売り場で調達したと思しき木村&中居の顔写真が印刷されたうちわ持ってたそうだ。今年の夏はVAMPSに熱狂しまくり、結局3回もライブに行った私だが、夏の終わりである8月29日、VAMPSと奇妙な縁で結ばれた(結ばれてねー)国民的アイドルグループ、SMAPのライブを初体験してきた。場所はもちろんナゴヤドーム。この夏この2組のライブ、両方行った人どれぐらい居るかな?当日はVAMPSのライブに行く時のような黒っぽい服装、そしてバッグにはVAMPSで買ったマフラータオル。連れに「ほらほら、二組は字面がそっくりだしさ、同じような気分になるような服にしたよ」と言うと、当然「意味がわからん…」と苦笑いされた。Zeppにいらっしゃったバンギャのみなさんよりは全っ然普通の格好ですがね(そういう問題じゃないね)。
主要な地下鉄の駅には、ツアーグッズの大きめのトートバッグを持った人々が沢っ山居たので、名古屋の街全体が「SMAP祭り状態」にでもなってるんじゃないかという錯覚を覚えた。最寄駅であるナゴヤドーム前矢田駅は言わずもがな。ナゴヤドームの隣にあるイオンショッピングセンターも案の定、トートバッグ持ったSMAPファンでごった返しておりエラいことに。入り口にペンライトやオペラグラスを売る屋台が出てたりしてて、完全にSMAP祭りでした。外は暑過ぎるし、開演まで時間たっぷりあるし、ここで涼まないと体調崩しちゃうよね。うんうん。でもさぁ、地べたに座り込むのやめろよな。スーパーで調達した弁当を、ショッピングセンターの地べたに座り込んで食ってるオバちゃん、若者、子連れも沢山いたし。みっともないにも程がある。民度低すぎ。館内アナウンスで座り込みを止めるよう言われてもスルーしてるあの人たちには何を言っても無駄だろう。そんな恥ずかしい人々を尻目にスーパーで飲み物を買い、トイレ行ってから会場へ向かった。そうそう、イオンは女子トイレも大混雑で、「間違ってディズニーランドにでも来てしまったのか?」と錯覚。スタバやミスドも混みまくり。入る気も失せちゃうよ。
開演前はグッズ売り場を物色。事前に「ペンライトは買った方が楽しい」と聞いていたので買うことに。売り場で知ったのだが、今回のコンサートでは「『世界に一つだけの花』ではアリーナ席→緑、スタンド席→青のペンライトを振ってください」というように、ライトの光の色を揃えることが主催者側から推奨されていた(3曲だけ)。こういうの結構珍しいそうだ。ペンライトはマイクのような形状。白い柄の先端に丸い地球がポンっと乗っかっている(写真参照)。ライトの色はスイッチで青→緑→ライトブルー…と切り替わり、これがなかなか綺麗。グッズのペンライトがこんなに可愛いもんだとは…。俄然期待が高まる。そして座席へ。席はスタンド4階席の最前列。ステージからは遠いが、演出などは物凄く快適に観られた。目の前に手すりがあるから、少し疲れたら心おきなくそこに寄り掛かったりできたしねぇ。ふとアリーナ席を見てみると、白くてダボっとした服(貞子的な)+地球の形のかぶり物姿の人々がわらわらと出てきて、ファンに手を振ったり握手したりしながら場内を練り歩いていた。顔などはすっぽり隠れていたので「これ、中にスマップのメンバーが入っててもおかしくないよね(笑)」などと喋ってたらあっという間に開演。押すこと無く定刻通り4時にライブスタート!

…続く。
 

ラ、ハッピーニューイヤー

2010-08-22 00:20:43 | L'Arc-en-Ciel
遂にラルク再始動情報が発表された。今年の12月31日、幕張メッセでカウントダウンライブ「20th L'Anniversary Starting Live“L'A HAPPY NEW YEAR !”」を開催、そのままラルク結成20周年イヤーに突入だってさ!いやぁ、驚いた。2011年になった途端、いっきなり動くなんてね。ラルクってこんなせっかちなバンドだっけ?もっと焦らしまくるバンドじゃなかったっけ?あ、でも、今まで散々焦らしておいて、いざ動く時は派手にやる、このギャップこそがラルクか。まぁなんでもいいか。絶対行きたいわコレ。チケットは一般発売無し、ファンクラブ限定で売るようだが、取れるかなぁ…。一夜限りの貴重なカウントダウンライブだし、場所が幕張だろうとどこだろうと、気合い入ったラルヲタはどこにだって駆けつけるしなぁ…。幕張といえば、会場はここ数年、ライバルどころか実はラルクと結構な仲良しバンド・GLAYがカウントダウンライブをやってる場所。幕張はGLAYにとっての聖地っぽいし(20万人ライブを幕張メッセの駐車場でやってましたね)、「いいんすかココでやっちゃって?」って感じね。毎年GLAYのカウントダウンを楽しみにしてる友達居るしなぁ(苦笑)。
8月、私はVAMPSのライブへ通算3回も足を運んだ。本当は記事にした6日だけのチケットしかなかったのだが、この日のライブが最高に楽しく、さらにバンド自体も過去最高に脂がのってる時期だなぁと感じ、今のVAMPSをもっともっと観なくては!と心に決め、他の日のチケットを探した。そして9日のZEPP NAGOYAのチケットを譲っていただくことができた。で、その日も楽しいライブだったのだがまだ飽き足らず、16日のZepp Fukuokaのライブがまだ一般発売されていることに気付き、急遽福岡行きを決断。人生初の九州上陸を果たしてきた(この日のことは記事に残しておきたいなぁ)。
楽しい楽しいVAMPSのライブ後、しみじみ思った。「今年いっぱいでしばらくVAMPSが見られなくなるのが寂しい」と。来年はラルク20周年だからhydeはラルクに専念するだろう。VAMPSとラルクでは、hydeは本当にびっくりするぐらい異なる顔を見せる。今、日本全国のZeppで弾けまくってるhydeは、冬季オリンピックでアスリート達への祝福の歌を捧げていた人と同一人物には見えない。どっちのhydeも大好きなのに、片方をしばらく見られなくなるなんて…。それに相方のKAZ…華麗過ぎるステージ上の彼のパフォーマンスを見られなくなるなんて…。2008年、ラルクのライブ活動休止発表時には全く抱いていなかった感情が、今になって沸いてきたのだ。

…そんな矢先に件の発表だ。絶妙過ぎるぞラルクさん。高まりまくるラルク再始動への期待と、やっぱり高まるVAMPS休止の寂しさ、ついでに宇多田ヒカル年内で活動休止の寂しさが、入り混じっているよ…。でも来年になったらラルク一色になると思うけど。 

VAMPS@ZEPP NAGOYA

2010-08-07 17:44:01 | ライブ
8月6日、VAMPSのライブに行った。去年は日本ガイシホールだったので久々のライブハウス。VAMPS初心者を連れて超楽しんできた。以下感想。
会場は名古屋駅から南へ直進徒歩10分くらいの場所。夕方頃になると、会場へ続く歩道はVAMPSファンで溢れていた。ライブハウスの隣は私が一目置いている(?)、IMAXシアターのあるシネコンだが、映画目当ての人は殆ど目に入らなかった。
物販で日替わり色違いトートバック(赤)とマフラータオルを買い、タオルをくるっと首に巻き、小銭とチケット以外の荷物をさっさとロッカーに詰め込んで入場待ちの列に並ぶ。整理番号順のじれったい入場を待ちながら周りを見渡し、前に比べて大分男の子が増えたなぁ…としみじみ。5~6人で来てるグループが沢山いた。良い事だねー。 ZeppNAGOYAはフロアが柵で大まかに4分割されているが、VAMPSのライブは前方ブロックに人が密集し過ぎるので危険防止のため、ある程度人が入ると入場に規制がかかる。自由にフロア内を動けず、整理番号が遅いと絶対前に行けない仕組み。今まで色んなバンドのライブをオールスタンディングで観たが、こんなのVAMPSが初めてかな(V系だと一般的なの?)。結局自分達は2柵目で観てました。それでも超近いんだけどね、ステージと。ラルクやVAMPSのライブなんてもう何度も観てるけど、今までで一番至近距離でhyde観たなぁ。以下、セットリスト。

01.DEVIL SIDE
02.VAMP ADDICTION
03.DOLLY
04.EUPHORIA
05.SECRET IN MY HEART
激しくぶっ飛ばす序盤。もの凄くスマートにフロアのスイッチを入れる「DEVIL SIDE」の高性能っぷりにびっくり。そうそう、昨日は、自分のすぐ後ろにいた女子達がいかにも「気合い入ってます!」って感じで面白かったな。デスボイスでメンバーの名前絶叫、甘い声で手を広げて絶叫(所謂「咲き」かな?)、フロアに片膝ついて低い姿勢でヘドバン(微妙に小島よしお的)、フロアに両手ついて土下座状態でヘドバン(所謂土下バン)…ザ・V系ノリでした。去年はスタンド席だったからこういう子達に出会えなくて少し寂しかったぞ。
06.PIANO DUET
07.RUMBLE
08.IT'S SAD
09.REDRUM
静かなバラード「PIANO DUET」 で一旦クールダウン。ロカビリーな「RUMBLE」は照明含めて超セクシー。「IT'SAD」「REDRUM」など暴れ曲も最高。家でじっくり聴いたりは全然しないんだけどね。
SE.SAMSARA
10.MY FIRST LAST
11.JUSES CHIRIST
神秘的なインスト「SAMSARA」の冒頭でHYDEが広島の原爆について言及。3年前のラルクのライブでも「叙情詩」の前に言及してたので、今回もあるだろうと思ってた。以降2曲は音にボーッと身をまかせる。気持ち良かった。
12.HUNTING
「味噌カツ嫌い。普通にソースかけたほうが美味しい」という、HYDEの名古屋名物ディスを挟み、「イカれた奴を喰いてぇ~」の一言でライブはお祭りムードに突入。確かこの辺りで、KAZが投げたペットボトルが自分の方に飛んで来た。で、右半身ビショビショ(笑)。ペットボトル本体は後ろのV系娘達がゲットし、中に残ってた液体を周囲に振り撒いておすそ分けしていた。
13.ANGEL TRIP
ここ数年で一気に一般化したライブでのタオル回し(発祥はレゲエ?永ちゃん?)。遂にVAMPSにもタオル回し用の曲が登場。サビの終わりで回してたタオルを宙に放り投げるが、直後に後方からタオルが飛んでくる。後ろのV系娘にタオルを渡すと爽やかな笑顔でお礼を言われる。あー楽しい(笑)。ここでタオル失くす人多いらしい。
14.TROUBLE
イントロ聴いた瞬間絶叫。恒例のHYDEとの「AH,AH~」のシャウト合戦楽し過ぎる。「お前ら意外と声でるのね~」的な褒め言葉をいただく。2年前のZeppとは比べものにならないぐらい名古屋のノリ激しくなってるもんな。跳んで歌って踊って笑って、最高でしたわ。永遠にあの時間が続けば…。V系娘達はその場で跳びはねながらクルクル回って手拍子してて、なんかオタ芸っぽかった。
15.LIVE WIRE
16.SEX BLOOD ROCKN' ROLL
「LIVE WIRE」の曲中で「奥まで入ってる?」等、HYDEの恒例エロMC。オヤジくせぇ。そして「SEX BLOOD ROCKN' ROLL」で狂乱。曲が終って舞台袖に向かうKAZ、再びペットボトルをフロアに投げる。今度は水を頭から浴びる私。服もさらにビショビショ…光栄ですよ、甲府市が産んだカリスマギタリストが投げた水だものね。…それに、ぶっちゃけHYDEより好きだからね。VAMPSのライブ終わると、毎回KAZに魅了されて帰ってくる。
17.LOVE ADDICT
18,REVOLUTION
「グッズで水着作れば良かった」等、テキトーなHYDEのMC挟んで最後のお祭りタイム。「REVOLUTION」はフロアに足踏みを求める曲だが…ノリにくい!コーラス歌いながらクラップして、その上足踏みだもんな。しかも私の足元、軽く水たまりできてたし(笑)。滑るのは嫌!
19.MIDNIGHT CEREBLATION
ラストは定番曲。殆ど毎回コレで終わる。V系娘達はさっと円陣を組んでヘドバンしていた。何故円陣…でも面白いからいいか。曲が終わるとさっと消えてくメンバー、さっと点く客電。恒例余韻無しエンディング。暴れ疲れたー。でも楽しかったー。しばらくフロアで烏龍茶飲みながらダラダラ、まったり。会場の外に出ると、歩道沿いには出待ちファンが沢山。頑張るなぁ。我々は腹減ってたので即効飲みに行った。
改めてセットリスト見てみると、「MEMORIES」「GET UP」「THE PAST」…新作『BEAST』で好きな曲ベスト3が見事にスルーされている事に気付く。でもそんなのどうでも良いと思えるくらい楽しい時を過ごせた。そりゃ、欲を言えばその3曲も聴きたかったけどさ。来年はラルク20周年、待ちに待った再始動の年…のはずなんだけど、こんなに楽しいライブをVAMPSで体験した今、来年恐らくラルク一本になるのが正直かなり寂しい。ラルクがZeppでライブなんてありえないし、KAZ居ないし、「TROUBLE」も「SEX BLOOD ROCKN' ROLL」も無いし…とか考えると…。まさかこんな気持ちになるなんて、自分でも信じられない。勿論ラルクが始まるのは嬉しい。けど…。楽しかった「あの夏」を懐かしむような「MEMORIES」を聴く度に、私はVAMPSのライブの事を思い出すだろう。…あ、V系娘達の事も。