拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

人生いろいろ、安室もいろいろ

2008-07-29 22:33:54 | 音楽
安室奈美恵のベスト盤『BEST FICTION』を買った。2002年の「Wising on the same star」から今年の春の『60's70's80's』までのシングル曲+新曲2曲が収録された、小室ファミリー卒業以降の安室の軌跡を振り返るにはもってこいの、かなりの好盤。この夏聴きまくるだろうな。安室の最近のアルバムでは『Queen of Hip Pop』と『PLAY』、あと『60's70's80's』を持ってるので、曲目を見て「既にCDで持ってる曲やたら多いなー…」と買うのを多少ためらったが、新曲が凄く好みだったのと、地味に好きだった2003年の「shine more」、2005年の「White Light」が入ってるってことで購入。まぁね、良いアルバムですよ。最近の安室が好きだったら言うまでもなく、当然のように楽しめる作品ですよ。今年はエイベックス20周年ということで、色んな人のベスト盤やら企画盤やらが大量に出るようですが、一番完成度が高いのはこの安室ベストのはずだ!…ってそれは人それぞれの好みによるわな。でもま、バカ売れするでしょうよ。
それにしてもマジで一曲一曲が良いですな。ソングライター達の気合いを感じます。特にNao'ymtが最強だ。安室との相性、一番良いんじゃないか?カッティングエッジでイケイケなのにどこかメルヘンな新曲「Do Me More」、シックでロマンチックなクリスマスソング「White Light」、そして、本人作詞じゃないのに安室の素顔が見えてきそうな、メランコリックな名曲「Baby Don't Cry」……凄い才能だよこの人。もう一組、安室に多くの楽曲を提供してるソングライターとしてmichico&T.Kuraコンビが居るが、彼らの曲が安室のもつ可愛らしさやスタイリッシュな感じを引き出しているとしたら(「GIRL TALK」「FUNKY TOWN」「NEW LOOK」など)、Nao'ymtは安室の過剰なエンターテイメント性や、それと正反対のパーソナルな部分を引き出してる感じ?とにかく楽曲の持つ表情の振幅が凄いんだよな。このベスト盤には入ってないけどアルバム『PLAY』の「HIDE&SEEK」という名曲もNao'ymtの提供曲だぜぃ。
さて、ベスト盤話はこれくらいにして、最後に個人的な安室の思い出でも書いておこう。安室がブレイクを果たしたのは95年ごろ、バカバカユーロな「TRY ME」が出たころというのには異論は無いだろう。当時私は小学4年。クラスで流行りまくってました。小室ブームが教室にも来てました。私も勿論好きでした。翌96年、イケイケダンスミュージック路線が続いていたところに、ミディアムテンポの「Don't wanna cry」が出たころにはもうメロメロに。初めて自分で買ったアルバムは安室のアルバム『SWEET 19 BLUES』(表題曲を加藤ミリヤがサンプリングしてて時代を感じたぜ…)。小5の夏、本当にこのアルバムを聴きまくってたなぁ。しかしこの年の秋、ラルクに出会ってしまい、徐々に心は安室から離れていった。いみじくも、同じく安室が好きだったクラスメイトも同時期にGLAYに心を奪われちゃってたりしていた。それでも翌97年、ナゴヤドームで安室がコンサートをやる、という時は友人共々盛り上がり、チケットをゲットして二人で行った。初ライブであった。初ライブかつ初ナゴヤドームだったのでテンションはムダに高く、「席に行く前にドーム探検でもしようぜ!」とハシャいだりした。席はアリーナBブロック。あの安室と同じ空間に居る…と思うと涙が勝手に出てきた。そりゃ、泣くよな、小6だもの。そのライブから約一ヵ月後、安室は茶髪のロングヘアーをばっさりショートにして音楽番組に出演。「どうしたんだろ?」と翌日の教室でかなり話題になり、程なくSAMとのできちゃった結婚発表。当然教室は大騒ぎで、普段安室に全く興味なさげだったクラスメイトまで「安室はスターになって、満足したから結婚引退するんだと思う。本当に大切なのはお金じゃなくて家族だって気づいたんだよ」などと小学生なりに「安室論」を語る始末。
…とにかく、我々の世代にとって、安室はスターだった、と。そして今もなんだかんだで目が離せないし、好きだ、と。そういうことなんです。 


夏休み映画2008

2008-07-22 14:47:15 | 映画
劇場公開映画が一番盛り上がる季節・夏。やはり今年はスタジオジブリ最新作『崖の上のポニョ』が話題を独占中。一度聴いたら耳から離れない「ポ~ニョポ~ニョポニョさかなの子~」というテーマソングのインパクトがとにかく凄い。しかし……なんだ、あの…人面魚。ポスター見た瞬間「だ、大丈夫か!!?」と不安になったが、いち早く見に行った周囲のジブリファンは皆さん絶賛。とにかくポニョの動きが可愛いとのこと。…ジブリファンとは程遠い私でも楽しめるだろうか。まぁ、遅かれ早かれ見ることになるだろう。可愛くないポニョの造形も、良くも悪くもただならぬインパクトを見る者に与えているのは確かだから映画自体も凄いかも。『千と千尋』のように、監督の「ルイス・キャロル的趣味」が、豊かなイマジネーションの裏に隠蔽されてるような作品だったら面白いな。
『ポニョ』以外で気になる映画は「『ダイハード』の田舎の駐在さんバージョン」との呼び声高い『ホットファズ~俺たちスーパーポリスメン』とか、素敵バカ映画『俺たちフィギュアスケーター』の監督の最新作『俺たちダンクシューター』、オランダ人鬼畜監督ポール・バーホーベン総指揮の『スターシップトゥルーパーズ3』とか。ま、全部見に行くのは無理だろうな。そういえばまだ『インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国』も見てないし…。なんだかんだで今年は気になる映画盛り沢山。見逃した映画も盛り沢山で、夏はTSUTAYA通いになるかしら。
あと、気になるといえば実写版『20世紀少年』。8月30日公開だから夏休み映画じゃないけども。漫画版のラスト読んで開いた口が塞がらなかったが、少なくない期間、漫画版読んで興奮した者として無視出来ない存在である。漫画版の物語の収束の仕方は悪い意味で衝撃だったけど映画版は三部作で、今年公開の一作目は『20世紀少年』で最もスリリングな部分、謎が謎を呼ぶ展開に物凄い引力で引き寄せられる部分が映像化されてるはず。しかも原作者である浦沢直樹が脚本に参加している…これは見るしかない。漫画の実写映画化で成功した例なんてほぼ無いから『20世紀少年』もヤバそう。だからあまり期待しないで待ってます。
「期待しない」なんて言っちゃったけど、30代後半~40代前半の実力派俳優たちが集結したようなキャスティングには興味あり。あの人たちなら各キャラの魅力をきっちり表現してくれるだろう…脚本がダメでもキャラの魅力だけで映画を引っ張ってくれるはずだ。脇役も秀逸で、「友民党の集会に出てくるロックバンドのボーカル」というチョイ役にも程がある役を及川ミッチーにやらせたりとか…良いと思うよ~。ただ、心配なのはカンナ役だね。一作目にはまだ出てこないらしく、カンナ役はまだハッキリしてないけど、一部では無名の若手女優がやる、なんて報道も…や、やめてくれ…。

というわけで、とりあえずは『崖の上のポニョ』ですな。「♪ポ~ニョポ~ニョポニョ」に洗脳されに、行ってきます!!

ラルクソート

2008-07-19 23:22:08 | L'Arc-en-Ciel
「ラルクソート」をやってみた。ラルクの曲がランダムで二曲ずつ出てきて、どっちが好きか、もしくは引き分けかを選んでクリックする、ということを延々やると、「あなたのラルク好きな曲ランキング」が完成するというやつ。新しいipodのプレイリスト作るための参考にでもしようかと思ってやった。「MY HEART DRAWS A DREAM」VS「Lies and Truth」という究極の選択もあれば「Voice」VS「Still I'm with you」という微妙過ぎる選択、「自由への招待」VS「Killing me」というぶっちゃっけどうでも良い選択…と、色々あった。凄く時間かかった。「あれ、この二曲、さっき比べたんじゃなかったっけ?」ってことが何度かあり(気のせい?)、途中で嫌になっちゃったりもしたぜ。さらに延々と曲選んでクリック…ってのやってると睡魔が…。結局、約600回ぐらいの選択を繰り返した結果、全132曲のランキングが出た。おお~。全部貼ると大変な量なので上位だけ。

1 TIME SLIP
2 winter fall
3 Lies and Truth
4 Caress of Venus
5 THE NEPENTHES
5 LOVE FLIES
7 叙情詩
8 MY HEART DRAWS A DREAM
9 雪の足跡
10 夏の憂鬱 [time to say good-bye]
11 get out from the shell
12 the Fourth Avenue Cafe
13 Pretty girl
14 All Dead
15 finale
16 ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE
17 Blurry Eyes
18 TRUST
19 DAYBREAK'S BELL
20 Link

やっぱ1位は「TIME SLIP」だったか。そして『REAL』収録曲が多い(1,5,11,15,16)。ありゃ永遠の名盤ですからねぇ。…うん、ここに上がってる曲は本当に大好きなのばっかりだな。「ラルクソート」の結果は概ね正しい、ということがわかった。ただ、「metropolis」が20位以内に入ってないのが謎だ。どっかで間違えたかな?「TRUST」より低いってのは無いぞ(笑)。
シングル全35曲だけに絞ったバージョンもあったのでやってみた。こっちは100回ぐらいだったかな?

1 MY HEART DRAWS A DREAM
2 叙情詩
3 夏の憂鬱 [time to say good-bye]
3 Lies and Truth
3 LOVE FLIES
3 Link
3 the Fourth Avenue Cafe
8 winter fall
9 flower
10 Spirit dreams inside -another dream-
11 finale
12 NEO UNIVERSE
13 DAYBREAK'S BELL
14 風にきえないで
14 花葬
14 snow drop
14 HEAVEN'S DRIVE
14 SEVENTH HEAVEN
19 虹
19 DRINK IT DOWN
21 浸食 ~lose control~
21 forbidden lover
23 DIVE TO BLUE
24 Blurry Eyes
25 Hurry Xmas
26 Vivid Colors
26 HONEY
26 STAY AWAY
26 瞳の住人
30 Pieces
31 Driver's High
31 READY STEADY GO
31 Killing Me
31 New World
35 自由への招待

クリックするその瞬間の気分によってランキングって変わるんだなぁ…って感じ?でもまぁ上位10曲ぐらいは誤差の範囲だからな。全部クラシックだわ。そして下位の曲もかなりリアルだ(笑)。嫌いじゃないんだよ。ライブでやったら盛り上がる曲ばっかりだし。しかし笑える。やっぱ最下位は「自由への招待」かぁ(苦笑)。
これ、検索したらいろんなアーティストのバージョン出てきたので、興味ある人はやってみてはいかがだろうか。時間かかるけどね。

電気羊

2008-07-15 18:11:48 | L'Arc-en-Ciel
8月末に出るラルクの新曲「NEXUS 4」聞けた。でも、公式には「『やまだひさしのラジアンリミテッドDX』でフルOA」って書いてあったのに、途中までしか流れなかった…オイ。ギターソロ直前で切れたぞコラ。…まーいいや。既にサビだけ三浦カズ出演のレガシィのCMで流れてるし、ライブでもフルで聴いたけど、ちゃんと改めて聴くと色々気付くことがあるよね。
5月頃、タイトルが「NEXUS4」と知り、「どっかで聞いたことあるな…なんだっけ…」と色々考えてたら、近未来SF映画の傑作『ブレードランナー』だと気付いた。あの映画に出てくるアンドロイド達(人造人間。作中では「レプリカント」と呼ばれる)の製造番号が「NEXUS 6」なのだ。6を4にしたのはラルクメンバーが4人だから?曲をちゃんと聞く前は「何故今『ブレラン』…?いや、まだ元ネタ『ブレラン』だと決まったわけじゃねーよな。歌詞よくわかんないし」と思っていた。で、聴いたら…やっぱ『ブレードランナー』っぽい歌詞のように聞こえる。以下、冒頭の歌詞引用。

あてなく漂う traffic jam
街は無秩序
注ぐ雨は acid rain
明日への空席もなく
迷う僕らは夢見てるelectric sheep

これ、『ブレラン』の舞台である近未来のロサンゼルスの風景そのまんまですね。きらびやかな大都会だけどゴミゴミしてて、今にも酸性雨降りそうなぐらい空気汚れてて(実際降ってるか)。「electric sheep」は『ブレラン』の原作小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』からだろう。電気羊……作品の舞台である近未来は、環境の変化で動物が希少なものとなり、アンドロイドの動物(例えば‘電気羊’)が生産された。希少な本物の動物をペットとして飼えるのは金持ちだけなので、庶民達はロボット動物を飼いながら、いつの日か本物の動物を手に入れることを夢見る。じゃあ、人間そっくりに造られたアンドロイドは?本物ではなく、電気の羊を手に入れることを夢見たりするのか?…これが『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の意味だ。
で、「NEXUS 4」の歌詞、「夢見てる」の主語は「僕ら」か「electric sheep」かどっちだ?『ブレラン』的世界なら当然前者だろう。「僕ら」とは『ブレラン』に出てくるような、魅力的なアンドロイド集団。生きるため、自身の寿命(耐用年数)を伸ばすよう、造り手である人間を脅迫するためにロサンゼルスに紛れ込み、ハリソンフォード演じる刑事と死闘を繰り広げる、カッコいいアンドロイドたちだ。振り返る事を知らないようなサビの歌詞なんて、アンドロイドのリーダー・ロイの生き様みたいだぜ!で、冒頭の『ブレラン』の近未来都市みたいな描写は、映画の世界に現実が確実に近づいていることへの警鐘だ。例えば、上海辺りに行った人は皆『ブレードランナー』みたいだったと語る。確かにあの映画の世界はマジにカッコいい。超高層ビル群と、1900年代初頭辺りの世界でも指折りの国際都市だった頃のようなレトロかつノワールな街並みが同居しているからだ。でも、そこで暮らすとしたら?ダーク過ぎるし空気も悪そうだしちょっと嫌でしょ。汚染に構わず発展した結果、そんなダークな世界が現実にのものになって来ている…。
…暴走してしまった。インタビューとかで『ブレラン』の「ブ」の字もでなかったら笑える。でも「NEXUS」「electric sheep」ときたら誰だって『ブレードランナー』を連想するでしょ普通!…ただ、『ブレラン』はこんな明るい曲が似合う映画じゃないが(苦笑)。最近変化球的なシングルが続いてたけど「NEXUS 4」は久しぶりにスカッと抜けるようなアッパーな曲で、メロディも超キャッチー。故にtetsuが作った曲かなと思ったが、イントロからAメロに転がり落ちる感じがNANAこと中島美嘉に提供した名曲「GLAMOROUS SKY」にそっくりだからhydeかも。
hydeの曲じゃないにしても、「NEXUS 4」と「GLAMOROUS SKY」は曲の雰囲気や構成がとても似ている。「GLAMOROUS~」が出た時、「こういう名曲を何故人にあげちゃうんだよ、ラルクでやれよ」とマジで思い、「この部分、ラルクのメンバーだったらどう弾くのかな」と妄想することが多々あった(中島のやつも好きですが)。今回「NEXUS 4」で遂にラルク版「GLAMOROUS~」が聞けた感じ?hydeのソロワークスを支えるメンバーが演奏してる「GLAMOROUS~」と、ラルクが演奏してる「NEXUS 4」を聞き比べると興味深いぜー。
演奏で印象に残ったのはドラム。いつものように力強くも流れるような豪快フレーズ満載なんだけど、サビでパンクみたいなシンプルで乾いたフレーズをガンガン叩いてて、「あれ?そんなパワフルなドラム叩くの?珍しい」と思った瞬間、また複雑なフレーズに戻るという…。あぁ、また生で聴きたいなー…。

つーか、発売もしてないのになんでこんな長文書いてんだろ…。


追記
「NEXUS4」の作曲者、tetsuだった…。

パソコン離れ

2008-07-12 03:31:23 | 日記
最近パソコンを使う頻度が減った。理由はただ一つ、重くなってきたから。電源入れてからソフトが立ち上がるまでの時間が妙に長く感じて。もう買ってから結構経つからな。毎日のようにパソコン使ってた時期も少なからずあったが、ここ数ヶ月、大体週に一、二回ぐらいしか電源を入れなくなった。それでもあまり困らない。パソコンを使わないとどうしてもダメ!という用事、自分には案外少なかったみたいだ。ということは、パソコン毎日使ってたころは、YOUTUBEやら何やらに大分時間を取られてたってことだよな…。
以前、ニュースなどはパソコンでチェックしていたが、今は主に朝日新聞の夕刊頼みだ。朝は時間が無いので朝刊を読む余裕は無く、夜は夜で分厚い朝刊を読むのはダルく、ペラい夕刊で済ますのだ。夕刊のが情報新しいし。夕刊で真っ先に目を通すのは、「鳩山法務相、死に神問題」で話題をさらった(笑)、風刺コラム「素粒子」。あの12行のコラムを読むだけで本日の主なトピックがわかるので、なんだかんだで重宝するぜ(……と一応エールを送っておく。誰が書いてるのか知らんけど)。そしてコラムのすぐ下の天気予報をチラ見し、一面から順に読み、余程気になるニュースがあれば朝刊に詳しく載ってないかチェック。…話逸れるが、朝日新聞を目の敵にして叩いてる人ってちゃんと読んだ事あんのかな?そりゃ、「朝日イズム」を感じる記事は当然あり、「う~ん…?」と思うこともあるけど、そんなの他の新聞でも日常茶飯事。基本は何の変哲もない普通の新聞だと思う。大学入試問題に記事が引用される率1位が、読売でも産経でもなく朝日である理由を考えてみようぜー。
また、携帯電話にニュースサイトから配信される記事の見出しもチェックしている。読むのは見出しだけで、余程気にならないとクリックして中身読む気にはならないが。携帯といえば、パソコンに届くメールは携帯からでも見れるようにしてあるので、気になる情報を取りこぼす、という事はあまり無い。ラルク情報はファンクラブのメールか友人の誰かが教えてくれるし。尤も、最近はラルク情報皆無だけど。アジアツアー以来、公式殆ど更新されてないっぽい。
ブログの更新も今は専ら携帯からやっている。携帯から更新すると記事のカテゴリー分けが出来ず、自動的に「Weblog」の項に振り分けられるから、パソコンで後から直すことになる。だからカテゴリーが「Weblog」の場合、「ああ、携帯からちまちま記事書いたんだなぁ」と思っていただきたい。
…といいつつも、やっぱり週一くらいはパソコンをつける。大体土曜日の深夜。一番の目的はラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」のポッドキャストを落とすためだ。それを聞きながら自分のブログをいじったり、ブックマークしてるサイトやブログを一気にチェックする。個人のブログ記事を一週間分くらいまとめて読むのは、疲れるけど面白い。mixiの記事を一気読みするのも楽しい。一週間ぶりだから、どのサイトもブログもアクセスしたら絶対何かしら更新されてて楽しいよ。宇多田ヒカルのブログは最近更新が凍結しているので淋しいが。しょこたんのブログは量が多すぎるのでトップページの記事しか読まない。最後にYOUTUBEかニコ動でラルク関連の新しい(そして面白い)動画を適当にチェックして終了、といった具合。
…結局の所、完全にパソコンから離れるのは無理らしい。週二回使う時もあるし。新しいパソコン買ったらまた使いまくるかもしれないし…。

占領

2008-07-10 19:39:20 | 音楽
■ZEPP SENDAI
8月1日(金) 8月2日(土)
8月4日(月) 8月5日(火)
8月7日(木) 8月8日(金)

■ZEPP SAPPORO
8月18日(月) 8月19日(火)
8月21日(木) 8月22日(金)
8月24日(日) 8月25日(月)

■ZEPP FUKUOKA
8月30日(土) 8月31日(日)
9月2日(火) 9月3日(水)
9月5日(金) 9月6日(土)

■ZEPP NAGOYA
9月11日(木) 9月12日(金)
9月14日(日) 9月15日(月)
9月17日(水) 9月18日(木)
9月20日(土) 9月21日(日)
9月23日(火) 9月24日(水)

■ZEPP OSAKA
9月29日(月) 9月30日(火)
10月2日(木) 10月3日(金)
10月5日(日) 10月6日(月)
10月8日(水) 10月9日(木)
10月11日(土)10月12日(日)

■ZEPP TOKYO
10月18日(土)10月19日(日)
10月21日(火)10月22日(水)
10月24日(金)10月25日(土)
10月27日(月)10月28日(火)

…すーごいよなぁ。VAMPS TOUR 2008。某所からツアーのスケジュールをコピペしてみたが、改めて見ると大変なことになってるね。初めはZepp6箇所×6公演といういつもの「6」縛りで、「またおバカなことを…」と思ってたが、気付けば東名阪に追加公演がプラスされ、全46公演になっていた。大丈夫か!?HYDE、過労死とかしないだろうか…ないか。私はZepp Nagoyaの9月12日に行く予定。Zeppといえば去年、岡村ちゃんのライブを見損ねたハコですな。駅から近いように見えて意外と歩かなきゃいけない場所にあるライブハウス…。
「何故こんなツアーを組んだの?」と聞かれ、HYDEは「全国を転々とするんじゃなくて、一箇所に長い間留まってその土地を堪能したかった」と答えている。あと、「沢山やればチケットも取りやすくなる」と。ライブ数日前ぐらいに「ちょっと行ってみるか」と軽いノリでチケット買って、来てもらうのが理想らしい。確かにチケットあっさり取れたな、一般で。発売日過ぎてたのに余裕。さすがに整理番号はだいぶ後だけど、まぁどーでも良い。何が何でも前で見たいなんて思わないし。軽~いノリで行きますよ。並ぶの嫌だから開演時間ギリギリで。というわけで、ヒマな人は、行ってみたらいかがだろうか。
各ZeppのHPの「Schedule」という所を見るとかなり笑える。一ヶ月のほぼ半分近くをVAMPSがズラーっと陣取ってるのだ。「他のバンドから顰蹙買ってます」と冗談ぽく言ってたが、そりゃ買うだろうよ。半月近くZeppを「占領」するにあたり、HYDEはステージセットだけでなく、ライブハウス内全体の装飾に力を入れるつもりらしい。壁とか床とかロビーとかを飾るのか?それこそ一日、二日だけのライブだったら無理、長期間のZepp占領だから出来ることだよね。これは期待しちゃうなぁ。この前のラルクのアジアツアーで、巨大な海賊船をそのまま、本当にそのままステージにしたような仰天デザインを考案してたからな、HYDE。Zepp全体がホーンテッドマンションみたいに改造されてたら面白い。楽しみ。

そしてダンス☆マンは語った

2008-07-06 00:28:10 | 音楽
7月5日、ラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」でスペシャル企画「J-POP解体新書!大ヒット曲誕生の秘密を完全解明!”LOVEマシーン”とはなんだったのか?~世紀末日本に蘇った”ええじゃないか”旋風~」が遂に放送された。本当は6月に放送される予定だったのだが、野球延長の影響で番組の二時間の放送時間が大幅カットされてしまい、「これでは放送時間内にとても収まらない!」ということで延期された因縁の企画。モーヲタ・宇多丸がモーニング娘。最大のヒット曲「LOVEマシーン」の魅力を、制作関係者へのインタビューなども交えながら解説していくというスペシャル企画。こんなに気合の入ったラジオ番組って珍しいよな…。
とにかく関係者インタビューが面白かった。「LOVEマシーン」制作スタッフの中の最重要人物の一人、アレンジャー・ダンス☆マンが、当時の裏話をぶっちゃけまくってたりして。ダンス☆マンの元にアレンジの依頼が来たのは1999年8月8日。シングル発売日が9月9日なので、通常では考えられない程タイトなスケジュール。シングル、普通は一ヶ月前には出来上がってなきゃマズいみたいだしね。ここまでの突貫工事になったのは、当時つんくがプロデュースに相当煮詰まっていたため。この頃はアイドルポップスの名盤『セカンドモーニング』が発売された時期だが、モーニング娘の売り上げは右肩下がりで、「次のシングルが失敗したらマジで終わり、かも」みたいな雰囲気だったそうな。
つんくはダンス☆マンの「ダンス部 部長南原」を挙げ、「この曲みたいな雰囲気で」と発注。また、ダンス☆マンはスタジオで歌詞を練るつんくにも遭遇したらしく、「あんたにゃ もったいない」「日本の未来は魚(うお)魚魚魚」「家家家家」みたいな珍奇な歌詞を書くつんくに衝撃を受けた、とのこと。次に「LOVEマシーン」のアレンジの元ネタ(ダンス☆マン及び宇多丸曰く、「”盗作”改め”奇跡のインスパイア”」)となったディスコクラシックを次々と紹介。この辺はもう、今や誰でも知ってるような…。元ネタ聞けば「そのまんまやん」という感じなんだが、それらの要素が組み合わさり、つんく独特の奇妙なプロデュースが加わり、一周廻ってオリジナル楽曲になってしまったのは周知の通り。完成した楽曲を聴いた時、ダンス☆マンは「女性アイドルグループとファンクの相性の良さに驚いた」とのこと。他にも、ダンス☆マンが語る「LOVEマシーン」エピソードは色々あった。オモシロイので興味ある人はポッドキャストで要チェック。
また、「LOVEマシーン」を実際に歌っていた8人のメンバーの中の一人、当事者の一人へのコメントも登場。これも面白いですな、レコーディング秘話とか。当時ASAYAN見てたハズなんだけど、新鮮な話多かったぜ。そして、全てのインタビュー・コメントを受けて、宇多丸が歌詞とその時代について解説………

…なんかこれ以上書いてたらキリがないな。ポッドキャストもあるんだし、書かなくていいよな、もう。
http://www.tbsradio.jp/utamaru/podcast/index.html


「世紀末を象徴するような金髪の中学生」

2008-07-05 00:03:15 | 音楽
ヒップホップユニット・ライムスター宇多丸の処女単行本『マブ論CLASSICS』が先日遂に、遂に発売された。2000年3月より月刊誌『ブブカ』に連載中のアイドルソングレビュー「マブ論」が、遂に単行本になったのだ。「マブ論」において、多くの人々から偏見の目に晒されているアイドルソング達に光を当て、その魅力を熱弁してきた宇多丸。熱弁する場所が、よりによってアイドルの宿敵、アイドルのプライベート流出写真や恥ずかしい過去などスキャンダラスなネタが売りの『ブブカ』ってのが笑える。アイドルを応援しつつ、アイドルにとって最悪の雑誌に世話になってるという…。宇多丸の大好きなモー娘。は勿論、最近はPerfumeまでも過去の写真を載せられたりしてて…。ちなみに「マブ論」は、つんくによるモー娘メンバー評が読めるエッセイ『LOVE論』のもじり。
連載が始まった2000年3月といえばモー娘全盛期で、記念すべき連載第一回目のレビュー作品はハロプロのシャッフルユニット(黄色5・青色7・赤組4)。そこから、2008年4月のPerfumeのアルバム『GAME』まで、8年間にリリースされた数多のアイドルソングの中から、「こりゃあ名作じゃ!!」なモノから「こんな曲じゃアイドル自身の魅力が活きてない!」という糾弾モノまでズラりと並ぶ。5段階評価で採点されており、最高「5マブ」はPerfume『GAME』やモー娘「笑顔YESヌード」など。最低の「0マブ」はモー娘「涙が止まらない放課後」など。連載で扱った全ての作品のレビューは載せられなかったらしく、基本的には高評価、及びとんでもなくダメな作品のレビューが選ばれている。ハロプロが多めだがそれ以外のマニアックなアイドル(AKB48、dream、BOYSTYLE、SweetS、そしてPerfumeも当初はこのカテゴリーだった)、ジャニーズ、それからしょこたん、リアディゾン、エリカ様、山田優、梨香などなどアイドル歌手が本業じゃない人達のもレビューしてる。
宇多丸といえば、ヒップホップ専門誌でライターとして執筆してた、という過去を持ち、日本で一番沢山ヒップホップのアルバムレビューを書いた人、とも言われている。ヒップホップ誌のライターなら、作品に使われてるサンプリングネタ・歌詞の引用元などを指摘し、解説したりしなければならず、適切な音楽の知識が必要。少なくともロッキングオン的な印象批評など通用しない。そんな場で活躍してきた宇多丸が書くアイドル批評は、そんじょそこらのサブカルライターにはマネ出来ないような濃密さ。「あぁ、この曲にはこんなネタが仕込まれてたのか」と目からウロコがポロポロ。また、言葉で相手を説得することを得意とするラッパーらしく、自分の論を説得力をもって押し通す文章力も凄まじい。読めばブックオフの250円コーナーを漁りたくなること間違い無しだ。
デビュー当時から松浦亜弥を絶賛したり、地下アイドル時代からPerfumeを推したりするなど、宇多丸のアイドルソング啓蒙活動の歴史は先見の明、連発。ただ、後藤真希の「溢れちゃうBE IN LOVE」を酷評したことは無かったことになっている(後で大好きになったらしい)。また、「奇跡のデュオ!ヴィジュアルのシンメトリーっぷりや声の相性の良さ、振り付け、楽曲の質、全てが無敵」と絶賛されたW(ダブルユー)は今や………。でもまあ本当、この人がアイドルを語る視点、観点、凄いですよ。「女性アイドル市場は冬の時代なのに対し、男性アイドル達は安定した人気を保っているのは何故か」について書いてあるKAT-TUN「Real Face」、SMAP「Dear Woman」のレビューの項は必読だ。21世紀のアイドル評論の決定版。

LOVE ADDICT/TIME GOES BY

2008-07-01 17:22:18 | 音楽
HYDEがソロで組んだ新ユニット・VAMPSのデビューシングル「LOVE ADDICT」。新ユニットといっても相方は今までHYDEのソロでギターや共同プロデュースを手掛けてきたお馴染みのKAZ(SPREAD BEAVERの一員として「hide MEMORIAL SUMMIT」に出演し、踵を骨折したことも記憶に新しい)なので、過去のHYDEソロワークスと作風が大きく変わったわけではないが、それでも結構楽しめる、素敵なシングルになっていた。
歌いだしは低音でじわじわ攻めて、サビでドーンと爆発するグランジ魂炸裂の、いつもの感じ。音だけ聴いてると洋楽のマネごとに聞こえそうにもなるんだけど、インパクト大の勢いまかせのサビにあの声が乗ると「やっぱHYDEですなぁ…」みたいな。空気変わるよな。
過去のHYDEソロと比べるとこの「LOVE ADDICT」は、よりポップで踊れるような曲になってるかな?ガレージバンドみたく。音の抜け心地も良く、口笛も入ってたりして、「祭感」が漂ってる。前作『FAITH』がシリアスなテーマを持つアルバムだったから、こういうバカっぽいの大歓迎だ。「フッフー」という合いの手も脳天気で良い。や、かっこいい曲なんだけどさ…。
歌詞も最高にバカだしね。「ヤリまくろうぜ!」ってことしか言ってないじゃん(笑)。「人の曲や自分の曲聴いてて思ったのは、歌詞で核になるようなこと言ってるのは2A(2番Aメロ)だなってこと」と語ってたHYDEだが、「LOVE ADDICT」の2Aは「MOM,I'M SORRY AM I PLAING SOME BAD GAMES」…「ママごめん、悪い遊びに夢中なのさ」って感じかな。なんか可愛いなぁ。この部分だけ正気に戻ってる感じ?関係ないけどHYDEの言う「人は皆、2Aの歌詞に気合いを入れる」説、かなり的を得てる気がする。今度検証してみるか。
カップリングは「TIME GOES BY」。この曲聴いて驚いたぜ。初期ラルクのカップリング曲の匂いがするもん!1995年~96年頃のラルクのシングルの、ね。「Brilliant years」「あなたのために」「賽は投げられた」などの、地味に心に残る隠れ名曲を思わせる、切ない疾走ギターロック。ギターのフレーズも当時のkenみたい…懐かしい。そいえばラルクのカップリング曲って、hydeが作った曲が多めだったよなぁ。まさかあの頃のような曲が今、出てくるとは。こういうのラルクでやろうよ(笑)。ま、「TIME GOES BY」はKAZとの共作らしいから、VAMPSでしか出来ない曲なんだろうな。
「VAMP」という語には男を誘惑する妖婦、それから、HYDEが過去の自身の作品で多用してきた吸血鬼、というような意味がある。イケイケな「LOVE ADDICT」は前者、時が過ぎてるのに自分だけ何も変化がないという、永遠の命をもつ少年が主人公のバンパイア漫画クラシック『ポーの一族』的な切なさを思わせる歌詞が印象的な「TIME GOES BY」は後者のイメージを当てはめたのだろう。なんか気合い入りまくりのシングルだな。「VAMPSの世界観、余すことなく見せます」的な。
ラルクがしばらく活動せず、「いくらhydeがソロで動いても、やっぱ寂しいよ」なんて思ってたけど、VAMPS、結構良かった(笑)。ライブ楽しみになってきたなー。ZEPP NAGOYAだけで何故か10公演もやってくれるから、チケットあっさり取れた。チケット代は6660円、開演時間はPM7:06(つまり6:66ってことっすかね)、相変わらず何もかも「6」で縛るHYDEさん。