拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

「エ」と「オ」が旧字体

2007-06-29 18:24:18 | 音楽
宇多田ヒカルの新曲「Beautiful World」が、9月公開の映画『新世紀ヱヴァンゲリヲン』のテーマ曲に決まったらしい。なんか妙に嬉しいぞ。宇多田ヒカルの新曲は、てっきり木村拓哉主演の『HERO』劇場版の主題歌になるもんだとばかり思ってたから「あぁ、『HERO』全く興味ないや」という感じだったが、まさか『ヱヴァ』だとは…!これっぽっちも予想してなかった。グッジョブだぜ庵野秀明!エヴァヲタからはいろいろ物言いがつくかもだろうが、いいじゃないか、宇多田自身もヲタなんだから。リアルタイムでは見てなかったそうだが、4年ぐらい前に見て、「日本人がこんな凄いもの作ったなんて!日本人でよかった!」と感動したそうな(あれ、宇多田の国籍は日本とアメリカ、どっちだ?)。宇多田ファン兼エヴァ好きとしては曲の内容がとにかく気になる。歌詞とかどうなってんだろね。
CMなどで既にお馴染みの「Kiss&Cry」、そしてエヴァテレビ版のエンディングテーマだった「FLY ME TO THE MOON」のカバーをカップリングにして、8月29日に発売される新曲。宇多田は7年前にも「FLY ME TO THE MOON」をカバーしてたが、それの2007年バージョンらしい。久々に気合い入ったシングル出すなぁ、宇多田。あんた離婚してから調子良すぎだよ…。もちろんコンスタントに名曲を作り続けてきてるけど、やっぱ何かが違うよな。新曲いつ聞けるのかわからないけど、「Kiss&Cry」級の名作を期待してるよー。8月29日はラルクの「舞鳥」も出るけど、エヴァヲタが3人(ken以外)もいるバンドだし、彼らもエヴァの主題歌やりたいとかちょっと思ったかもしれないな。
思えば、ものすごく個人的で内省的で暗い表現にもかかわらず、大量の人々を受け入れて夢中にさせてしまったという点で、エヴァと宇多田は似ているのかもしれない。去年の宇多田のアルバム『ULTRA BLUE』なんてタイトルからして暗いけど、聴いてみると全く取っ付き難い作品ではなく、寧ろぐいぐいと引き込まれる。メロディーが奔放で人懐っこいし、暗さと開放感がきちんと同居しているからだ。エヴァもなんとなくそんな感じ。人とコミュニケーションを取るのが苦手な人物ばかり出てくるけど、数々の戦闘シーンはダイナミックで見てるとつい燃えてしまう。綾波の笑顔が大勢の人々を虜にしてしまう。「所詮人と人は完全にわかりあうことはできない」と諦めてるように見せかけて根本では全く諦めていない感じ(諦めてたら、シンジに首絞められたアスカは「気持ち悪い」すら言わないはず)。
ただ、今回の新作はおそらく前作と全く違うテイストにしようと製作陣も思ってるはずだからあんまり暗くないかもしれない。『エヴァ』と『ヱヴァ』は別物だという認識は必須ですな。

別れ/夏ドラ何見る?

2007-06-28 18:58:38 | 日記
●先日、突然亡くなってしまった坂井泉水を偲ぶ会に、なんと4万人もの人々が参列したらしい。凄いな。hideは2万5千人だったそうだからそれ以上!ファン一人ひとりの濃さならhideも負けていないだろうが(負けないで)、ZARDのヒット曲達の浸透度には及ばないだろうから4万人も集まるのも当然か。うちの祖父ですら知ってたからな。hideの時は世間から「あの派手な人、そんなに人気者だったのか!?」と、やや退き気味に受け止められたと記憶しているが、今回の坂井泉水の場合は全然そんな感じではない。
…いかんな。「人気ミュージシャン、突然の早過ぎる死」ということでどうしてもhideの事を連想してしまう。思えば、hideの時は散々「自殺した」と騒がれ、ワイドショーなどが「ピンクスパイダー」の歌詞を「自殺の根拠」として取り上げていたりしたけど、坂井泉水の場合は「自殺か?」という声が殆ど聞こえてこない。両者とも、事故とも自殺とも言い切れない曖昧な死に方をしてるのにもかかわらずこの差は一体。「出れそうなテレビ番組は全部出てやる!」と新曲を売る気満々で意気込んでいたhideと、難病を患っていた坂井泉水。自殺しそうなのは寧ろ……凄く嫌な話になってきた、止めよう。でもなんかhideが不憫かなぁ…と、ふと思ったのだ…断言出来ないはずなのに自殺のイメージが付いてしまった彼が。見た目や音楽性が過激だったからああいう扱われ方をされたのだろうか。
ZARD…曲が普通に世間に浸透しすぎてきちんと聴くことは一度もなかった。主なファン層は団塊ジュニア世代ってイメージだ。そういえば教育実習中、帰りが遅くなってしまい、先生に家の近所まで車で送っていただいた際、先生は「坂井泉水が死んだから急に聴きたくなって引っ張り出してきた」と言ってカーステで流してた。あの世代の人達なら誰でも一枚は持ってる、みたいな感じなのだろうか、ZARDのCDって。私の友人らを見渡してみても、熱心なファンは見当たらない。携帯で「ざーど」って入力して変換出来ない点からみて、ZARDは「過去の人」になりかけてたかもしれないな(私の携帯が遅れてるだけかもしれんが)。

●『バンビ~ノ』が終わった。配置転換されるたびに気力を無くす主役のバンビの態度にいらいらさせられつつも、北村一輝目当てでばっちり見てたドラマ。フェロモン垂れ流してたなぁ、北村さん。ちょっと危なすぎだろー。『ザ・テレビジョン』見たら、夏のドラマには残念ながら出ないらしい北村さん。寂しいな。見るドラマが無い。てゆーか学園モノが多いなぁ。20代前半の俳優が高校生役って凄いね。嵐も小栗旬も、もういい年でしょうに…。キムタクやTOKIOの長瀬やV6の岡田が二十歳過ぎてから高校生役なんてやってたか?最近のアイドルは童顔なのか?小栗と言えば、彼は数少ない『GTO』の生徒役の残党の一人。才能の塊だったはずの窪塚洋介がよくわからないことになってしまった今、惨めないじめられっ子・吉川君を演じた小栗ぐらいだろうか、第一線で頑張ってるのは。てゆーか9年前の放送当時、「吉川役の子は将来売れる」と見抜いた奴はいるのだろうか…。 

ドッジもどき/タワーの広告塔/続・夏の憂鬱

2007-06-27 17:11:28 | 音楽
●現在週に一度、小学校へボランティアに行っている。授業をやってる教室に入り、内容についていけない子どもを支援するボランティアだ。ずらっと並んだ机の間をうろうろし、国語辞典を引くのに戸惑ってる子に助言したり、漢字の苦手な子に書き方を教えたり、図書室で調べ学習の資料探しを支援したり…自分に出来る範囲内で些細なことをサポートしている。どこまで助言したり、手助けしたりしていいのかの線引きがまだわからないので戸惑うことも多いが、小学校の授業の様子を実際に見まくれる、かなり勉強になるボランティア。しかも休み時間は子ども達とワイワイ遊べるぜ。
休み時間は主にドッジボールで汗を流すことが多いが、あれは…ドッジじゃねぇな。外野が無いもん。ボールに当たったら外に出るのだが、1分ぐらいしたら自動的に内野に復活できるという、ゆるゆるルール。ドッジボールっつーかボールの投げ合い・当て合い。ボールは何故か5個ぐらいあり、ボールを投げようとしてる奴を数人で狙って当てるなど、なんでもあり状態。つっこみ所満載だが、つっこむのは野暮。盛り上がれば良いって感じか?ちなみに私は初日に調子に乗ってボールを投げまくって翌日二の腕が筋肉痛…情けないわぁ。

●久々にタワレコ行ったらレジに大行列が。5つぐらいあるレジがフル稼動してるのにどの列も4人以上並んでいる。なんだこの盛況ぶり、本当に音楽不況か?今…と疑わしく思ってたら店内に「Wポイントセール」の文字が。なるほどそういうこと…と思って貼ってあるポスター見てたら…ケンコバ出てんじゃん!凄い…あのアンダーグラウンド芸人がタワーに昇りつめちゃったよ!…もちろんケンコバがメインではなく、千原ジュニア、ほっしゃん、宮川大輔ら「すべらない話メンバー」と共にタワレコのポスターに登場していた。それにしても充分凄いことだ。ケンコバが…タワレコの広告塔に…違和感ありまくり?でも結構ハマってたかも…。
で、タワレコでは安室奈美恵の新譜『PLAY』を買ったぜ。コアに攻めてもポップに攻めても、もう何やっても歓迎されている気がする近年の安室。本当、猫も杓子も安室、みたいだよね、最近…。気づけばかなりおいしいポジションにいたね。「気づけば」っつっても安室本人は着実に努力し続けて来たんだろうけども。「いつ息継ぎしてんの?」って感じの「HIDE&SEEK」が好みで何度も聴いているよ。「VIOLET SAUSE」も良い。今年30歳になるとは思えない、ピリっとした歌を聴かせてくれる。で、さらに躍りまくるんだろうな、この曲で。蹴散らしてやってください、小娘達を。あれ。そいえば「White light」が入ってない!季節はずれだけどさぁ、アルバムに入らないのが勿体無いぐらい良い曲なのに、あれも。

●ラルクの「夏の憂鬱」シングルバージョンは素敵だ!みたいな記事を以前書いたが、「風に消えないで」シングルバージョンもこれまた良いのだ。ミックスが違うだけなんだけど、シングルの方がベースが強調されてて、それでいて爽やか。奇跡的なほど綺麗なイントロもついてるし。「夏の憂鬱」とセットで、じめっとした梅雨をスカッと乗り切れそうな名曲である。95年~96年あたりのラルクの爽やかさは異常だな、ラルク史の中でも。当時彼らは20代。爽やかさと憂いを両立させながらあそこまで独自の世界を確立させてた20代のバンドって今、いないよな。
そういえば15周年ライブの時「Lies and Truth」と「夏の憂鬱」が立て続けに演奏されたようで。鳥肌モノだな。「Lies and Truth」の流麗なストリングスがフェードアウトした直後に「♪I'ts just time to say good bye~」でしょ?想像しただけで悶絶のセットリスト。早くDVD出ないかしら。

Time to say good bye

2007-06-22 20:31:41 | 日記
ブログに書くネタが無いぞ?

「今まで私は何をそんなに沢山書いてきたのだろう?」と不思議に思うほど、ブログに書くネタが見つからない。今つまらない毎日だからな、基本的に…いや、日々些細なことはいろいろと起きているはずなのだが…文章にしようとまで思えないようだ。本当に不思議。だって去年の今頃は、確か毎日のように更新してたはずだよ?この差は一体?なんとなく去年の今頃は何について書いてたのか、記事を読み返してみる。ふむふむ…あ、温水洋一似のコンビニ店員のこととか、『PLUTO』最新号のレポートとか、エヴァンゲリオンのこととか、『吾輩は主婦である』のこととか書いてる…懐かしいね。あ、知識無いくせにサッカーW杯のことも書いてる!「川口のATフィールドが…」とか馬鹿なこと書いてる…。あ、新潮社からプレゼントの「夏目漱石リストウォッチ」が届いたのも去年の今頃なんだね。この頃は、自分の身の回りで起きたあらゆることを貪欲に記事にしてたって感じだね。「絶対一日一回更新!」って強く心に決めてたから、ブログに書けそうな出来事を常に探してたんだった。「ブログ脳だった」みたいな記述も見られる…。
よく一日一回も書いてたなぁ…。今の自分には、ブログに書けそうなネタを日々拾う余裕など無いみたいだ。退化だ。あぁ~ぁ…。
でもこのけだるい時期は、遅くとも8月6日を過ぎたころには抜けるはずだ。そして記事は今以上にラルクのことで溢れるだろう…。
今ちょうどラルクの「夏の憂鬱」という曲を聴いている。この曲は95年のアルバム『heavenly』に収録されていたが、後に「夏の憂鬱[time to say good-bye]」というタイトルでシングルカットされた。ぶっちゃけシングルカットされた方の名曲ぶりが際立っている。切なさ5割増し。アルバム版しか聴いてない人は勿体無いとしか言いようが無い。15周年ライブで超久々に披露されたらしいが、聴けた人、マジに羨ましいぞ!DVD発売が待たれるぜ。それにしてもこの曲が東京ドームで鳴ったなんてねぇ。冒頭の「It's just time to say good bye~」でノックアウトされるだろう、普通の人なら。「え、これ聴けるの?ありえないっっ!」みたいな。PVでもこの冒頭部分が最大の見所だな。youtubeにあったらぜひ見てみるといい、冒頭だけでも。この曲、あのユーミンも超お気に入りだ、実は。この曲の放つ憂いにメロメロになったみたい。
『heavenly』は梅雨のどーんよりした気分を吹き払ってくれるような、今の季節にぴったりのアルバムだ。初期ラルクならではのほどよい軽さと、実は今以上に自由に暴れてるギターが聴き所か。

ていうかやっぱり普通にyoutubeにあったよ。
夏の憂鬱 [time to say good-bye]
kenが半ケツを出してるが気にするな。 

カップリングかよ/代替/敢行中

2007-06-16 18:45:56 | 音楽
●現在愛聴しまくりの宇多田ヒカルの「Kiss&Cry」。この超ポップな名曲、なんとこの夏リリースされるシングルのカップリング曲になるらしい。こんな良い曲がカップリング扱い…なんという余裕だ、宇多田。確かに歌詞に「日清CUP NOODLE」とか入ってるからA面としては無理があるのかもしれないけれど、カップリングになるのかぁ…。じゃあメインを飾る曲はどんな凄いことになってんでしょうか。木村拓哉主演映画『HERO』の主題歌が宇多田の新曲なんじゃないかという噂が有力ですが…果たして…。ちなみに宇多田の新曲発売日にはラルクの新曲「舞鳥」(通称)も出るようで。この二組よく被るなぁ…発売日…。まぁ、間違い無く両方買いますけどねぇ、私は。邦楽で数少ない、シングルまでチェックするぐらい好きなミュージシャン同士なので。「舞鳥」もCMで聴く限りでは超名曲っぽいし(「♪夢~を描いて~く~よ~どこまで~も~高く~」)、今からわくわくが止まらないぜ。

●タワレコのポイントが100点貯まって一ヶ月ほど経つけど、まだ使っていない。昔なら貯まったら即効、自分が何となく興味持ってたミュージシャンのアルバムをポイントで買いに行ってたけど、今は新しい音楽への興味が皆無に等しいからなぁ。気になるバンド、特になし。こうして人はロックから離れていくのかな…。高校生の頃は「就職してお金稼ぐようになったら洋邦問わずいろんなCD買いまくる!」とかいう夢を抱いてたのに。あ、でも新譜には興味ないけど旧譜…80年代の暗いニューウェーブのバンドは気になるからそれを買うか。バウハウスとか。
新しいバンドに興味がいかなくなったのは、それだけ魅力的な音楽性を誇るミュージシャンがいないからなのか、それとも自分の変化の問題か。やっぱ後者なのかね。思えば自分が一番沢山音楽聴いてた高校時代って、ちょうどラルクの活動が空白の時期で、それを埋めるためにいろいろ探してたんだっけ。その時にスーパーカーとかナンバガとかグレイプバインとかhideとか岡村ちゃんとかコーネリアスとかマッドとかスマパンとかU2とかその他いろいろ聴いたが、ラルクが復活してからそれらもあんまり聴かなくなった(hideとかは今もバリバリ聴くが)。ラルクが今これだけ活発だと、他の音楽殆どいらんわぁ~。

●mixiのラルクのコミュニティで、現在敢行中のツアーの情報をチェックしまくっている。曲順とかも見てしまった。まだツアー始まったばっかりだが、なんか各地で素敵なハプニングが起こってるみたいだぞ。予定外の「いばらの涙」を急遽やったりだとか(いいなー!!)、まだ発売もされてない新曲「SHINE」のサビをhydeが客に振ったりだとか(歌えるわけねー!)。浜松では何が起きるのだろうか。

舞鳥

2007-06-12 19:05:42 | L'Arc-en-Ciel
きゃっほーーーーー!

ラルク情報が大量に発表された!凄いぜ!なんと、8月から5ヶ月連続リリースが始まるらしい!お金貯めなきゃ!8月29日に現在流れまくりのキング・カズの車のCMの曲「MY HEART DRAWS A DREAM」(通称「舞鳥」)が発売されるのを皮切りに、シングルやらDVDやらアルバムやらが出るわ出るわ。素晴らしいね…待ってた甲斐あったね…。全く音沙汰の無い時期とリリースラッシュの時期を交互に持ってくるドSバンドラルクらしいぜ。すっごいお金かかるけどすっごい嬉しい。以下、リリーススケジュールだ!


★08月29日 シングル『MY HEART DRAWS A DREAM』
★09月 ライヴ DVD 昨年の15th L'Anniversary Live
★10月 シングル
★11月 シングル
★11月 2年5ヶ月振りオリジナルフルアルバム
★12月 ミュージッククリップ集DVD『CHRONICLE 3』

最初のリリースまでまだ二ヶ月以上あるし、このリリースラッシュの頃ってきっと卒論書きながら泣いてる時期だよね。ちょっと複雑…いや、アルバム聴きながら、DVD観ながら卒論頑張れってことだな、うん。てゆーかDVD!嬉しすぎるぞ!出るんだね、ラニバーサリーのDVDが。ラルク史に残る名ライブだっというラニバat東京ドーム。WOWOWでは、三時間半の長丁場を二時間弱に編集したものが放映されたけど、あれだけじゃ当然物足りないわけで。「DUNE」も「metropolice」も「I'm in pain」もWOWOWではカットされてたが、DVDには収録されるよね?ね?素晴らしい。そして高画質で「White Feathers」が観られるのね?「♪羽は広がって落ちていく~」の部分を聴いて胸が壊れそうになるぐらい感動したけど、DVDで観たらどうなっちゃうんだろう…自分…。

※「White Feathers」を知らないという方、必見。時間無かったら4分40秒付近だけでもいいから見てみてちょ。曲名を見て「カジャグーグーか?」とか言う人はオヤジ決定(それでもラルクと同世代だが)。

先日スタートした全国ホールツアーでは、どうやら新曲をやりまくっているらしいラルク。大胆だなー。ていうか楽しみだなぁ、ライブで新曲聴きまくれるんだぜ?しかも、既にライブ行った人のセットリストレポート見たら、新曲以外にも私の好きな曲ばっかりやっている!「metropolice」やら「叙情詩」やら…。あぁ…今年は例年以上にラルク熱が上がってる。ただでさえ既に猛暑なのに、暑苦しいったらありゃしない。

追記
四日連続更新なんて、二月以来だ。

『大日本人』観てきた

2007-06-11 18:20:54 | 映画
行って来たぜぇ、名古屋の新名所「ミッドランドスクエア」。そして5階の「ミッドランドスクエアシネマ」で松ちゃんの映画、『大日本人』を見てきたぜ。いやぁ、良いなぁ、ミッドランドスクエアシネマ。ロビーの居心地がとても良い。キャラメル味のポップコーンの匂いが充満してて癒される。座席は全席皮張りで妙にリッチ。座り心地も抜群。これならつまんない映画だったとしてもでも退屈せずに過ごせるね。音響も良いからハリウッド大作とか観たら大興奮できるんじゃなかろうか。次回映画観る時も絶対ここに来よう…。
で、『大日本人』。『パイレーツオブカリビアン』みたいな娯楽大作観る時と比べて、やっぱり嫌でも身構えてしまう。「松ちゃんの意図、何としてでも汲み取ってやる!」みたいに。あぁ、純粋に楽しめないや。「評論家でもないのになんで解釈すること前提に映画観てんだろう…」と、自分でも嫌になる。でも仕方ない。あの松本人志が撮った映画なのだから…。というわけで以下、感想文。ネタバレは無いけど「観るまで一切の情報を入れたくない」って人は気をつけて。

『大日本人』には所謂「シュールな笑い」なんてものは存在していないと思う。故に観た後で「あんまり笑えなかったな。私、松ちゃんのシュールな笑いが理解できなかった…」と思うのは多分勘違い。この映画で笑えなかったということは、「哀愁が漂わなければ笑いは宿らない」という、これまで松ちゃんが作り出して来た殆どの作品に共通するテーマが、自分の笑いの好みにそぐわなかったということだろう。主人公が住む枯れた住居、良かれと思ってやっているのに誰にも認めてもらえない空しさと苛立ち、思い通りにいかないやるせなさ、全編に漂う貧乏くささ。ここに笑いを見出せなければ「退屈な映画だった…」ということになってしまう。逆に、哀しさから生まれてくる笑いが大好きで、『ごっつ』の傑作コント「トカゲのおっさん」や、遠慮無しガチンココント作品集『VISUALBUM』収録の「ゲッタマン」で笑えた人ならば、『大日本人』もイケるだろう。急遽出品が決まったカンヌ映画祭ではなかなか好評だったそうだが、古今東西の映画を観まくってきたカンヌの人々にとって、初めて体験した「松本ワールド」は新鮮に映ったのだろう。沢山映画観てるからこそ素っ頓狂な世界観にもすんなり対応できたのかな?
それにしても、松ちゃん演じる映画の主人公、あれ…どう考えても松本人志本人じゃないか。彼の生き様そのものがあの主人公に投影されてる。何かアクション取るたびに賛否両論を巻き起こしてきた松ちゃん。お笑いファンから確かな称賛を浴びつつも、アンチ松本の心無い中傷とばかり向き合ってきた松ちゃん。お笑い番組が他のジャンルの番組と比べて常に軽く扱われることにいつも苛立ち、お笑いの地位の向上を夢みつつもどうにもならず、落胆する松ちゃん。デビュー以来、様々な形で日本のお笑い界に革新をもたらしてきた一方で、ダウンタウンに対して向けられてきた数々の否定的な意見たちがあの映画を作らせたとしか思えない。幼い頃から実家の貧乏ぶりをネタにしてクラスメイトの笑いを取るなど、ネガティブなものから笑いを生み出すことが原点である松ちゃん。それと同じ発想で作られた『大日本人』は、もう悲しすぎるぐらい「松本人志」そのものだ。

この先はネタバレ有り。



●この映画で一番笑ったのは、次々に登場する「獣」の造形かもしれない。どれもこれも秀逸すぎる。昔松ちゃんが、お菓子のおまけのフィギュアを作ってたのを思い出した。正直、映画監督としての才能よりも、異形の生き物を生み出す才能の方が際立っていたように思う…。

●名古屋が出てきて意表をつかれた!テレビ塔やオアシス21の傍での大日本人の激闘!最後、跳ルノ獣がビッグエコーとカラオケ館の間に挟まれてたが、あそこ通るたびに今後爆笑しそうだわ。

●松ちゃんはあらゆるインタビューで、「映画には『日本人もっと頑張れ』というメッセージを込めた」と語っている。その言葉通り、ラストは日本代表のヒーロー大佐藤がどうしても倒せなかった敵を、アメリカのヒーローたちがいとも簡単に倒してしまい、これまた大佐藤が空しさを感じるといった風に終わる。なるほど、「おいおい頑張れよ大日本人!」とエールの一つも送りたくなる。しかしアメリカのヒーローたちの姿形はどうみてもウルトラマンのパロディ。そしてウルトラマンといえば、日本が世界に誇る特撮のヒーローの一つ。どうみても日本の象徴。かのスピルバーグも、「日本の特撮がなければ『ジュラシック・パーク』はありえなかった」と語っているぐらいだ。それをアメリカの象徴に使うってどうなんだ?あれだと「今や日本文化は世界に広まってて、日本の影響を受けていないものなんて皆無だぜ」というようにも見える。あ、逆に、「日本文化がパクられまくりだぞ!頑張れ日本人!」ってことか?



終了

2007-06-09 10:54:07 | 日記
二週間の教育実習が終わった。前回の小学校への四週間の教育実習の時とは比べ物にならないぐらい疲弊したような…。四週間でやったことを無理矢理二週間でやりぬいたって感じ?毎日授業の準備などで全然眠れなかった…。でも学校へ行けばおもしろ中学生にたくさん会えるので楽しかった。小学生と違い、いろんな話が通じるのが良い。実習させていただいた学校は数年前までは荒れたことがあったそうだが、「うわっ、悪い奴!」と思ってしまうようなワルな生徒を見かけなかったので、今は比較的おとなしめの学校だったのかな。カッターシャツがズボンから出てるのを注意されても、特に反抗せず無言で直す、みたいな。素直だ…。某区の中学に行った友人は結構大変だったようだけど。うーん、中学生…。
最後の帰りの会では寄せ書きをもらいましたよ。私が忘れかけてるくらい些細な思い出を寄せ書きに書いた生徒の文章を見てちょっと泣きそうになった。「○日の朝に校門で△△の話をしてくれたのが嬉しかった」とか。自分にとってはさりげないことかもしれないけど、受け止める方にとってはそうでもないんだね…。学んだぜ、いろいろ。授業の仕方も学んだなぁ。授業と言えば、先生の発問に対して、生徒たちが授業中に普通に挙手していてびっくりしたのだが、あれって…普通?自分が中学の頃は、先生が席順かランダムで当てて答えさせる、っていうのが普通で、答えがわかったから挙手して先生に指してもらうのを待つ、みたいな習慣無かったよ。小学生まではあったけど。数学とかでも解る子はバンバン手を挙げてて、「なんだこの積極性!」と思った。先生へのアピールなのか?それにしても、生徒が手を挙げてくれたおかげで自分の授業のときは助かりました。誰も手を挙げてくれずシーンとしてしまった瞬間には凍りついたりもしたけど、「あ、今のは自分がわかりにくい質問をしちゃったから反応が悪いんだ。○○君すら挙手してないもんな」と反省して、すぐ次の授業の対策を立てることが出来た。「次はこう質問しよう」みたいな。中学は小学校と違って、先生が同じ授業を違うクラスで何度もやるから、少しずつ授業を改善していくことが出来ていいな。もちろん、初めのクラスから良い授業をすることが大切だけど。今回、同じ授業を四回やったぜー。
そうだ、最近の中学生の嗜好などをちょろっと書いておこうか。小学校と同じで、やっぱ『ドラゴンボール』の人気は根強かった。ジャンプ系漫画はみんな普通に好きなようだ。あと、未来のガンダムヲタク予備軍もちらほらいたなぁ。30代後半のリアルタイムのガンダム世代の先生と普通にガンヲタ話してたよ…。アイドルだとKAT-TUNとかやまぴーとかが女子に人気だった。男子はそれらのアイドルが嫌いで、未だに去年の「やまぴーMステ口パク事件」を引き合いに出してからかってる生徒がいたり、「赤西が休業したり復帰したりするのは勝手だと思う」という意見が優勢だったりした。ジャニーズと言えば、知らないんだね、今の子供は。SMAPが6人組だったこと!森君脱退が11年前だから知らなくて当然だけど、そのこと教えたら超びっくりしてた。でも一人だけ「知ってるよ、レーサーか何かになったんでしょ?」と返してきた物知りな男子がいた。
 

近況

2007-06-02 11:59:30 | 日記
うー。ただ今絶賛教育実習中のため、更新をしばらくさぼっていたが、明日は土曜日、早起きしなくて済むということで久々に記事を書いている。とにかく最近睡眠不足でクタクタなので記事もわけわかんないことになるかもしれないが(?)、あんまりブログ放置するのも嫌だし、書こう。
この一週間、いろいろあった。主に実習中の話だが、そこでのエピソードをここに書くのは気が引けるし非常識だとも思うので書けないから、学校以外の場所で起きた些細ないろいろを記録しておく。


●L'Arc-en-Cielのホールツアーのチケットが届いた!8月6日アクトシティ浜松。きたきたきたー!あぁ…やっぱ可愛いぜ、ファンクラブ用のチケット。矢に打ち抜かれたハートのロゴ。ツアータイトルは「またハートに火をつけろ」だけど、もうついてるよ、火…。肝心の座席の位置は、ファンクラブにしては微妙。3階席だった…。でも3列目。うーん…いやいや、行けるだけで幸せさ。2000人ぐらいしか入らない会場でのライブだもんね。楽しみ!

●普段競馬などめったに見ないものの、競馬ファンならずとも異様に盛り上がるG1レースはなんとなーく見てしまう。日本ダービーもなんとなく見た。戦後初の牝馬が優勝、だっけ。ウォッカの疾走。競馬ファンでもなんでもないのに見てて勝手にグっときてしまいました。アナウンサーが「まさに女傑」とコメントしてたけど、かっこいい単語だな、「女傑」。あ、あとレース前に「大本命」って言われてたフサイチホウオー失速。あの馬の失速に対するどよめき・失望感が画面から存分に伝わってくる、面白いひと時でした。競馬ってたまに見るとハマるなぁ。明日の「安田記念」もなんだかんだで見てしまうかもしれない。

●5月30日に、やっとこさラルクの新曲「SEVENTH HEAVEN」がリリースされた!3月30日から着うたがダウンドーロ出来たりカラオケで歌えたりしたので今更感が漂うが、やっぱ名曲だと思うので聴きまくり。多分、この曲を聴くと教育実習のことを思い出す…みたいな、パブロフの犬みたいな現象に陥るんだろうなーってぐらい聴いてる。実習で疲れた身体にこの曲はダイレクトで力を与えてくれている気がします。ラルクの曲に、こんなに純粋に元気を貰うのなんて長年ファンやってるけど初めてかもしれないな。基本はダークなバンドだと思ってたし。
パンクアンシエルによるカップリングの「HONEY2007」は爆笑モノだ。疾走感溢れるキラーチューンがもっさりと演奏されている(笑)。でもサビでは、西海岸のメロコアバンドみたいなノリで駆け抜ける。数年前、日本でブルーハーツリバイバルと共にパンクブームが起き、下手くそで青くさいパンクバンドがゴロゴロ出てきて消えていったが、ああいうバンドのノリと似てる。でも、元がラルクの名曲だけあって音域が広すぎるのはそこらのパンクバンドと違う点かねぇ。普段ラルクでコーラスを担当してるtetsuがメインボーカル。「Dearest Love」や「NEO UNIVERSE」などで高音コーラスを披露してるだけあって、サビの「I want to fly~Waitin' for sunrize~」の部分、結構綺麗に歌ってるぞ。演奏だけなら軽音部員にもコピーできるだろうが、歌だけは難しいままだった。
で、ラルク、新曲のプロモーションのために、久々にテレビに出まくりだー。さらにラジオも出まくりだ。チェックするのが大変…。各音楽サイトにもでまくり。いろんな動画サイト向けにコメントをまとめ撮りしたのだろう。どの映像も衣装とテンションが同じだ(笑)。いつも以上に力が抜けて、のほほーんとしている。曲自体は超テンション高いのに。ワッツインWEBの動画が一番ユルユルで好きかなー。「もう、似たようなことばっか喋続けて疲れたよ!」的な雰囲気が良い。

●実習中で忙しいときに限って気になるテレビが満載なのが腹が立つ。ラルクもそうだが、ダウンタウン松ちゃんが映画『大日本人』の宣伝のため、テレビでまくり。『さんまのまんま』出演も衝撃だったが、『笑っていいとも!』出演も衝撃だった。レギュラーを辞めて以降、「あの番組の客は何に対しても笑う。ヌルすぎる」と文句言ってたが、出たみたい。録画しただけでまだ見てない。気になるぜー。今日は『すべらない話』にも出るし『SMAステーション』にも出るし、松ちゃんファンにはたまらない日々だ。実習終わったら、即効で『大日本人』見に行く!そんでカラオケ行って「SEVENTH HEAVEN」と「HONEY2007」を歌いに行く!