拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

for a little while

2015-07-21 22:33:09 | 音楽
東方神起のユノが入隊した。思えば、もう長い間ずっと「あぁ…そろそろユノ入隊だ…」ってビクビクしていた気がする。日産スタジアム公演を見た帰りに「今日が入隊前のラストライブかね」なんて友達と話してたからね。でも実際は日産の後、二回も日本で全国ツアーやってフルアルバムも二枚出して。韓国でもアルバム出してワールドツアーやってドラマ出て。日本でリリースした楽曲の歌詞、アルバム「TREE」以降は「お別れ」を思わせるものが増えたっけ。「Good bye for now」なんて曲名見たら「あ、もうすぐ…」って誰でも思うだろ?でもその曲が出たの1年4ヶ月前だからな。「ユノの最後の仕事いつやねん…」って内心ドキドキしながら東方神起を応援する日々も、終わりです。

私は日本人だから。韓国人ではないから、「兵役を経てこそ一人前の男」なんて考えには共感出来ない。ステージに立つ事が大好きな人が、約二年もステージに立てなくなるなんて。国防のために人殺しの訓練しに行くなんて。そんなの悲劇以外の何物でもないわ。ただただ怪我なく無事に戻ってくることを祈るのみ。たまに聞くもんね。若い韓国軍の軍人が訓練中に死ぬニュース…。


今日は仕事休みだったので、朝からずっと東方神起ばかり聴いてしまった。聴きながら思い出すのは、ステージでカッコ良く歌って踊るユノとチャンミンの姿。そればかりがずっと頭から離れなかった。単独ライブにこそ東方神起の全てが詰まっているという事実を改めて実感。二人が一番輝いてた場所はステージだもの。もちろん、のほほん漫談神起も最高だったけど。

一番泣けたのは意外にも「Ocean」。「赤い光」「君と海とあの空が待ってるから」という、ストレートにライブを想起させる単語に溢れ、盛り上がる事だけを考えて作られたような曲。それだけに、ライブの思い出がこれでもかというぐらい溢れ出て来て。真夏だったのに意外なほどの涼しさに恵まれた、あの日の日産スタジアムの空気感、リアルに蘇って来たよ。この曲の時、LEDリストバンドが物凄い勢いでカラフルに点滅してた。トロッコ乗って歌ってたなぁ。チカチカ輝くライトに彩られた客席を、「フリスビー欲しい?ボール欲しい?でもそっちにはあげませーん」みたいにニヤニヤしながら眺めてたなぁ、チャンミン。「ウガウガジャカジャカ!」って変なコールで盛り上げてたなぁ、ユノ。

思い出振り返りだしたらキリが無いな本当。季節モノ繋がりだと「Very merry xmas」は、初めて行った神戸でのファンミを思い出した。死ぬほど可愛い二人に悶絶したファンミ。開演前に寒い中神戸の街を散歩したのも凄く良い思い出。カップリングだった「White」の超絶可愛いセーターユンホも忘れられないね。この二曲や去年の秋出た「Time works wonders」、もっと前に出た「Winter rose」、この辺の秋冬しっとり曲ばかりを集めてアンプラグドライブとか、活動再開したらやって欲しいなぁ。

あ、あと、東方神起を好きになりたての頃良く聴いてた、当時の韓国での最新アルバム「MIROTIC」、これも思い出がいっぱい。このアルバムが無ければ私は彼らにここまでのめり込む事は無かったかもしれないし…。最近なかなかSMの楽曲クレジットでお目にかかる事が出来なくなったユヨンジン先生(SJの活動曲も今回は非ユヨンジン)の作った曲達を味わいながら、「あぁ…また彼の作る中毒性激高の曲が欲しい…」と願ったり。話逸れるけどこのアルバムに入ってる「悪女」、これユヨンジン先生の曲だけど、この曲SJの「Sorry sorry」と双子みたいな感じですよね。二曲の元となるトラックをユヨンジン先生が作りながら、「東方神起は、セクシーでアグレッシブ、SJはコミカルで親しみやすい方向で仕上げよう」なんて考えてたのかなとか勝手に妄想。

チャンミンも今年中に入隊すると発表してるので、東方神起不在期間は約二年と、ほぼ確定。二年間どうするかね。私は東方神起以外愛せない熱烈なタイプでは全く無いから…他のグループ応援しますよね、そりゃぁ。でも復活して、またドームツアーで地元来てくれたら、必ず駆けつけるから。前も書いたけど、呼ばれりゃ行くからね、いつでもね。二年なんてすぐだよ。活動出来なくても、きっと何だかんだでリリースは止まらないよw早速入隊の置き土産的なスペシャルアルバムが韓国で出たし、日本ではユノソロアルバム。チャンミンも出すのは確定。そしてWITHコンのBlu-ray。6月のソウルでのアンコンのDVD。4月のビギイベのDVD。ベスト盤も出そうよね。あと日テレプラスで今やってる東方神起密着番組。未公開映像入れてDVDリリースありそうよね。てか出して。チーム東方神起in沖縄、もっともっともっと見せて。

二年前の日産だってつい最近の事じゃん?またナゴヤドーム来てね。待ってるからね。赤いペンライト振る準備、ちゃんとしておくから。



最後に投下された爆弾。チョー可愛い便箋に書かれた手紙。しかもダイソーで売ってる便箋だって。おい涙返せよユンホ。韓国語読めるようになってて良かった。

ぽよよの手紙

2015-07-03 23:21:13 | ライブ
6月30日と7月2日に、日本ガイシホールでSUPER JUNIOR KRYのライブを見てきた。私をSJ沼にズルズル引きずり込み、キュートな歌声で今も魅了してやまないリョウクことぽよよ(逆だろ)が、遂に遂に地元名古屋にやって来る……!決定してからずっと大興奮でした。ぽよよが名古屋に滞在した三日間、ずっと浮ついた気持ちを抑えながら、なんとか頑張って働いてたわ(職場がガイシから結構近くて無駄にドキドキした)。

●ぽよよさんて、なかなかクールじゃないですか。基本可愛いんだけどサラっと毒吐いたり。SJのメンバーがワーっと盛り上がってるのを端で冷めた目で眺めたり、無表情でぼーっとしてたり。ファンお馴染みの「キリン大好きキャラ」について「そう言った方が可愛く見えるでしょ」と身も蓋もない事言い放ったり。彼のキュートな身のこなしや振る舞いや発言、きっと全て計算。ウニョクとかに比べるとだいぶ捻くれてるように見えるぽよよ。

●ただ私は、彼の「自分には歌しかない。歌が好きという気持ちだけでここまで来た」という言葉は本音なんだと信じている。だからKRYの日本ツアーが決まった時、「あぁリョウクちゃん良かったね!大好きな歌を存分に歌えるじゃん」なんて喜んだ。スパショだと踊らなきゃいけないし、口パクの曲も多い。でもKRYのツアーなら、思いのまま歌えるじゃん!と。しかも日本ツアーは生バンドがつく。ライブで音響が悪くて思うように歌えず悔しい思いをしてきたぽよよだが、日本ではバンドの奏でる素敵な音とともに歌える…。

●しかし実情はそうでなかった事が明らかになった。KRYツアー最終日の名古屋公演。ソロコーナーの後で彼は手紙を朗読した。

●話は変わるが、ソロコーナーといえば、今回のツアーで、きゃりーぱみゅぱみゅに変身するという大技で話題を掻っ攫ってったぽよよ。私、アリーナ9列目からきゃりー姿の彼を凝視したけど……男だったな、あれは。Twitterで写真見た時は「なんて可愛いんだ!さすが!!」って思ったんだけど…脚とか完全に男だったわ。細いんだけどしっかりしてるの。スパショでのふんわりお姫様女装とは違い、男のまんまきゃりーのドレス着て、ウィッグ被ったって感じ。ダンスは本家のものをしっかりコピーしてたのだが、「い~な~い~な~それいいな~」の部分で、身体を前傾させながら左右にクネクネさせる振り付けをするぽよよの異形っぷり。ちょっとゴラム思い出したわ。
オーラス公演ではスペシャルということで、キュヒョンとイェソン兄貴まできゃりーぱみゅぱみゅのコスプレで登場した。物凄いどよめきでしたよ、ええ。今回のキュヒョンの女装、面白過ぎて直視出来なかったわ。兄さんは意外と可愛かったかな。「ああいう女子、いる…」って妙に納得しちゃった。

●で、三人で「つけまつける」踊るという怒涛のステージの後、ダッシュでステージ袖に帰るギュ。そして、「最後の日だから話をしたい。他のメンバーと違って僕は一人で話すタイミング無かったし」とぽよよ。センターステージに椅子を用意してもらい、そこに座る。スカートを広げて脚を開帳して、「女性はいいですねぇ、涼しくて」と、ワッサワッサとスカートの中に風を送り込むぽよよ…やめなさい!そして、懐から手紙を取り出す。日本語の手紙を準備してきてくれたのだ。

●きゃりーぱみゅぱみゅの姿のまま読まれた手紙の冒頭は「皆さんは奇跡を信じますか?僕は信じません。なぜなら僕は現実主義者だからです。僕は自分だけを信じています」。「あぁ、彼は自分の歌だけ信じてここまで来たんだろうな」と思ってたら、「日本ツアーが決まった事をマネージャーに聞いた時、そんなの無理だと思って「やらない!!」と答えた」という告白が…。

●「日本語も上手くないし、出来るわけないと思った。自分自身を信じることが出来なかった」

「するとマネージャーが泣いてしまった。僕は一人で部屋に篭って考えてみた。そして、今まで自分一人でここまで来たわけではなかった事を思い出した」

「支えてくれたメンバー、スタッフ、ファンを思うと、「やらない!!」と答えた事が自分勝手で、申し訳ないと思った。そして、ツアーをやる決断をした」

「僕はステージを降りる時、一人ぼっちになる気がしてとても寂しくなる。でもステージに居る時は最高に幸せ」

「いつも奇跡を見せてくださってありがとうございます。これからは僕が奇跡を作っていきます」

●ぽよよ、日本ツアーをやり遂げる自信が持てなかったんだね。そりゃそうだよな。スパショと違って踊らない分、全編生歌で頑張らなきゃいけない。不安だよな。そして、そんな重い本音を明かしてしまう。この手紙を聞いて、「あぁ、SJって本当に人間くささを隠さないなぁ」と思った。SHINeeのテミンさんとか、去年のホール&アリーナツアー決まった時「嬉しかった。沢山ステージに立てば立つほど成長できるから」なんて高貴な発言してたからね。いやぁ正直ドン引きしただろあのスケジュール…真相は分からないけど。まぁとにかく彼らは本音をなかなか明かさないわね。日本では尚更。

●でもぽよよは、てかSJは言っちゃうんだ。スーパーアイドルなんだけど、時々こぼれ落ちて来る本音や裏事情。これが他のグループにはない彼らの魅力であり、そんな部分に沢山の人が惹かれているのだ。
ぽよよ、色んな物を背負いながらステージに挑んだんだね。彼は最後のMCで「心強い二人のメンバーや待っててくれたファンの皆さんが居るのに、「やりたくない!」なんて言った事を申し訳なく思う気持ちで一杯でした」と謝っていた。黙ってても全然良かったけど、正直に言わずに居られなかったんだろうね。言う時は言う男だしね。

●他の公演は見てないから分からないけれど、名古屋公演で、ぽよよは時々咳き込み、ペットボトルの水を片手に、頻繁に飲みながら歌っていた。自分のパートじゃない時は、苦しそうな表情を見せたりもしていた。今回のツアー、ぽよよの中でどんな風に記憶されるのだろう。

●そういえば他の2人は日本ツアーに不安はあったのかな。兄さんは久々にステージでガッツリ歌える機会を貰って張り切ってたと思うんだけど、どうなんだろう。キュヒョンは?ギュは強そうな気がするんだけどな。「公演数の多さはミュージカル何回もやってるし慣れてるわ俺」って感じで。というかギュ…彼は生で見るほど株が上がる。歌はブレないし堂々としてるし笑いも取れる。KRYの、というかSJの支柱でしょう。彼見てると本当に安心する。

ライブの思い出書こうとしたらぽよよの事ばかりになってしまった!また別の記事で書けたら書きます…。