拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

東方神起@ナゴヤドーム

2015-02-28 11:53:14 | ライブ
2月20日~22日、東方神起のWITHツアーinナゴヤドームに行ってきた。ドーム三日間通うのは大変かしらと思ったけど考えてみたら私スパショの時も京セラ3日連続で行ったわ。あれに比べたら今回は地元だし体力的にも楽勝でした。京セラに比べれば行き慣れた会場なので、hydeがVAMPSのZEPP籠城ツアーしてる時の「出勤に近い感じ」というのを自分も味わった。ドーム出勤。

●で、感想残そうと思うんだけど…何から書けばいいんだろう。とりあえず濃すぎてな…。凄く濃厚で盛り沢山のライブで。個人的に今まで一番楽しかった東方神起よライブって日産なんだけど、あれ超えたなって思った。派手な舞台装置、キラキラカッコ良い衣装、素敵な演奏、頼もしいバックダンサー、それらを全部背負って迫力と可愛い気のあるパフォーマンスを全力で見せつけてくれる東方神起。

●冒頭の「Spinnig」「Why?」「Chosey lover」の流れが完璧でな。興奮の上に興奮を上塗りするかのような…。不敵な笑みのユノと思わせぶりな微笑みのチャンミン。2人が並んだ時、背中合わせになる時、向き合ってガン飛ばし合う時に生まれるあの熱狂こそ、客席を埋め尽くす真っ赤な海に一番似合うし、他のグループにはない彼らの魅力。

●とりあえず2人とも素晴らしいんだが、今回は特にチャンミンのアイドル偏差値が爆上がりしてたよね。TREEツアーでもやたらニコニコしてんなぁと思ったけど、今回は更に、ナチュラルにアイドルとして全力で振舞ってた感じ。「見ろお前ら。お前らが望む愛嬌いくらでも見せつけてやるよ」って感じでカメラやファンに向かって笑いかけで秒殺していくシム兄貴。頼もしすぎた。

●シムの変化の歴史を注意深く見てきたわけじゃないからわからないけど、TIMEツアーの時はまだピリっとしてたよな。でもあれをやり遂げて日産も成功させて、自分に自信と余裕が生まれたのかな?その後はギュと苺になってキモ可愛い姿を晒し、馬と化して全てを振り切り、誰よりも堂々と女装し…。歌もダンスも笑いも女装も、何でも俺に任せろよってか。うーん…本当に最強チャンミンになってどうすんだよシム。

●デビュー10周年ということで、アルバム「WITH」を引っ提げたツアーというよりは10年総決算という感じだったセトリ。惜しみなく披露される過去の名曲たち。「WITH」収録曲の影は少々薄かったけど、ムービングステージ(あれ発祥は嵐?)に乗ってメインステージから客席の頭上を通過してく時の曲に、2人な東方神起ならではのずっしり重いエレクトロダンス曲「Answer」を選んだり、バラードではアルバムで一番人気と思われる「Chandelier」をとても感動的なタイミングで歌ったり、セトリの要所でちゃんと効いてた。特に「Answer」はWITHコン見て改めて魅力を発見した人も多いんじゃないかしら。ドヤ顔のユノと涼しい顔のシムがキレキレで踊りながら、ゆーっくりステージに乗って近づいてくるの凄く素敵だった。

●今回「うわ進化したぁ!」って大興奮したのはバンド&ダンサー紹介。ツアー重ねる毎に見応えがある演出が組まれてて、「東方神起のライブには彼らが不可欠なんです!」という熱い思いが伝わってくる。今回は走ってく東方神起の2人の後を追いかける形でライブ真っ最中の舞台裏に潜入する映像が流れ、それに沿って順番にバンドメンバーとダンサーを紹介して行った。映像の時はCatch meやスリスリ、Miroticなど、バンドでの演奏になると特にカッコ良くなるなぁと思ってた曲がメドレー形式で披露された。この舞台裏潜入映像EXOもやってて大興奮したけど、東方神起はBGMが生演奏だったから更にドキドキしたわ。めっちゃカメラ目線で、狭い舞台裏をすり抜けながらケチミー歌うユノのエロさよ…。走りながら「あれぇ導線どっちだっけ…あ、こっちか!」ってやってるシム可愛いさよ…。

●個人的に、東方神起が日本で活動して来て一番良かったと思うのは、日本のツアーを支えるバンドやダンサーやスタッフと出会えて、彼らと親密に協力しながらライブが出来た事なんじゃないかと思ってるので、今回あんなにかっこよく、楽しく演出してくれて凄く嬉しかった。

●演出といえば日産以来のLEDリストバンド。正直ラルクの国立の時の方が繊細な光のグラデーションや洪水作れてて、あれには少し見劣りするかな?と思ったんだけど、やっぱキレイで見惚れたな。アリーナに居ると気づかないんだけど、「Humanoids」のアリーナのLEDの、青と紫(ピンク?)の光のパターンめっちゃカッコ良くて印象に残ってる。

●今回のセトリに入った過去曲、どれもこれも思い出深くてたまらんかった。Twitterとかネット見てると、どうしても「東方神起は2人!過去は黒歴史だから曲も聞きたくない!」って人が目についてしまって(そういう人ほど目立つ活動してんだわ)。5人が大好きだったけど事件がトラウマになってて過去曲聞くのが辛い…とかだったら仕方ないのかもしれないけど、2人になってからのファンがそんな事言ってたら「黙ってろド新規\(^o^)/」って思うのよね。5人時代の否定=過去のユノとチャンミンの頑張りの否定だしね。でも実際現場に足を運んで…過去の曲に湧く会場や、曲聴きながらすすり泣いてる人達をたくさん見て、「あぁ、何だかんだでみんな昔の曲好きだよね。良いもんは良いもんね」って安心した。

●2人になってから5人時代の曲を歌うのは勿論今まで何度もあったけど、今回のセトリには「どうして君を好きになってしまったんだろう?」とか「Love in the ice」とか、5人で力を合わせて美しく歌ってきた名バラード達が選ばれていた。2人にとっては挑戦以外の何物でもないけど、しっかり2人の間合いと空気感で歌い上げて感動的だった。特に「Love in the ice」の2人の掛け合いは鳥肌立ったし、昔のこともチラった頭をよぎって目がウルウルしちゃった。

●何というか、あれだな。居なくなった3人は帰って来なくていい。それぞれの場所で元気でやっててくれればいい。でも!5人時代のavexの東方神起担当スタッフ、帰ってこないかな…良い曲くれw

●一番泣けたのは終盤の「Rising sun」かな。私最近この曲聴くと、リリースされた2005年当時に中学生ぐらいだったSHINeeやEXOの事考えちゃうんだ。当時の押しも押されぬ正真正銘のトップアイドルだった東方神起を見て、後輩達は何を思ってたのか。「かっけぇ!俺もあんな風になりてぇ!」って憧れてたかな。それとも内心「ふん。俺の方が踊れるし。歌えるし。いつか絶対超えてやるし」って思ってたか。中学生男子なら後者のが多いかな?いずれにしろ、無視できない存在だったよね。そうやって韓国の若者達に夢や対抗意識を植え付けてきた東方神起が、今もトップアイドルやってて、誰にも追いつかれずにドームのステージで「Rising sun」歌ってんだよ!感動!

●なんだか全然まとまらないわーやっぱり。まだまだ書きますよ書けたら。