拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

コイシテイルカ/さかなクン

2009-05-16 23:53:41 | 音楽
最近「コイシテイルカ」という曲を家で聴きまくっている。NHK「みんなのうた」で現在オンエア中の曲で、歌っているのは海洋生物のスペシャリストにして子供たちの人気者・さかなクン。



気がつくと「♪コイシテイルカ~ とべないイルカ~」とか口ずさんじゃってる。家でも職場でも。いやぁ、良い曲ですなぁ。CD買っちゃったぜ。キャッチーかつあたたかなメロディーに、さかなクンのソウルフルなボーカルが心地良く乗ってる、とにかくほのぼのとした曲。でもよく聴いてみるとビートがR&Bっぽかったり、伴奏のピアノがジャジーだったり、ムードある可愛いサックスが入ってたりと、ブラックミュージックの匂いがする。低音もさりげなく効いてるし、ただのほのぼの曲じゃないみたいだ。さすが「みんなのうた」、クオリティ高いですね。他の曲も素敵なのばっかりで、アルバムとか機会があればちゃんと聴いてみたいんだけど、その中でも「コイシテイルカ」は私の心のツボにガツンとハマってしまったよ。好きな女の子に振り向いて欲しくて、苦手なジャンプを頑張って練習するイルカ、というコミカルな歌詞も素晴らしい。片思いの歌なので「あのこも こいをしたよ ウェットスーツきた おにいさんに…」なんて切ないフレーズもあるんだよ。
それにしてもさかなクン良い声してますね。どうよ、この子どものコーラスとの親和性高すぎなファニーボイス!素敵です。曲がクライマックスに近づくにつれてどんどんテンション高くなってくのがポイントだよね。「ウォ~!!」(←魚?)というシャウトや「だいすきぃ!」というキュートなフェイク(?)を披露してますよ。
テレビ東京系「TVチャンピオン」の「魚通選手権」に出演して「魚に詳しい高校生」として頭角を現し、現在は東京海洋大学客員准教授、お魚らいふ・コーディネーター、環境省 地球いきもの応援団として活躍する(公式HPより)、さかなクン。イラストを描くのも得意で(「TVチャンピオンでも披露してましたね」)「コイシテイルカ」のアニメに登場するキャラのデザインを担当、さらにクレジットを見てみるとアルトサックス、バスクラリネット、コントラバスクラリネットまでさかなクンが担当しているではないか!楽器も出来るのか、さかなクン!なんて多才なんだこの人。wikiには中学時代、「水槽学」と勘違いして吹奏楽部に入部して、そこでサックスを始めたという謎のエピソードが記載されているが、それが冗談に聞こえないのがさかなクン。
あとwiki見て爆笑したのだが、「同じ事務所には他に♪鳥くん、琉球サンゴくんがいる」ってさ……。いたんだ、そんな人達(ちなみに♪鳥くんのwikiには「意外と言うかやはりと言うべきかさかなクンとも面識があるらしい」という記述が…)。

『VAMPS』試聴/めでたい夜に

2009-05-09 01:08:38 | 音楽
●VAMPS1stアルバム『VAMPS』、知らない間に曲目発表&全曲試聴キテター!こんなに発売が待ち遠しいと思える新譜、宇多田ヒカルの『HEART STATION』以来だな。とにかく楽しみ。以下、ワクワク増幅の曲目。

1 BITE
2 LOVE ADDICT
3 COSMOS
4 SECRET IN MY HEART
5 EVANESCENT
6 VAMPIRE DEPRESSION
7 REDRUM
8 DEEP RED
9 I GOTTA KICK START NOW
10 TIME GOES BY
11 SWEET DREAMS
12 HUNTING
13 SEX BLOOD ROCK N'ROLL

全13曲。とりあえずHYDEは6と13にこだわります。1曲目は映画的な雰囲気のあるイントロダクション。おそらくバンパイアに襲われたであろう女性の叫び声が聞こえてくる。作品世界に一気に引き込むぜって感じだろうね。で、2曲目以降、HYDE本人が言ってた通りテンションの高いアッパーな曲が連発される!特にドラムに圧倒されますな。ツアーのメンバーでもあるアーリーのドラムすげぇわ。風雪暴れ太鼓。HYDEのソロワークス史上、最高に振り切った演奏が聴けそう。ライブへの期待も高まるねぇ。試聴段階では、ハードな音に「あー、もう、HYDEのその辺のキーの声大好き!」って感じの歌声が溶け込む「SECRET IN MY HEART」、名曲「JESUS CHRIST」を思わせる絶唱、ヒステリックに暴れるギター、シンセ、ドラムが印象的な「VAMPIRE DEPRESSION」、轟音とシャウトと「♪フッフッフー」というキャッチーかつ軽薄なコーラスが絡み合う「SEX BLOOD ROCK N'ROLL」辺りに特に心奪われたねぇ。そんなアッパーな曲達の間にクールに、そよ風のようにサラっと収められてる「EVANESCENT」や「TIME GOES BY」も良いアクセントになってる気がするし、終盤の静かなバラード「SWEET DREAMS」!あ、あま~い…。もうどうすんのコレ。早くも名盤の予感がする。ちなみに今回のアルバムには、百戦錬磨のベーシストChirolynが参加してるらしい。HYDEの相方、KAZとはhide with spreadbeaver以来の共演ですな。
それにしても、なんでこう…HYDEの生み出す音楽に、逐一たまらなく惹かれてしまうんだろうねぇ。一年前は「ラルク休んで別のバンドやるのか、寂しすぎる…」って思ってたはずだけど、結局今はVAMPSに夢中だ。HYDEのやることなすこと、はっきり言って全て私のツボにヒットしてる。やっぱ自分にとって、ラルクが生まれて初めてハマったロックバンドだったからかなぁ。嫌いになることは一生無いだろうなぁ、もう。

●ライムスター宇多丸がギャラクシー賞ラジオDJ部門を受賞したため、先週土曜、5月2日の生放送での宇多丸は開始早々浮かれまくりだった。そりゃ浮かれるだろう。「高校時代、駿台模試現代文で3位」をいまだにたまに口にする人だし。しかし番組終盤、ギャラクシー賞を受賞した名誉ある(?)アホトークを繰り広げる宇多丸の元に、「臨時ニュース」として忌野清志郎氏の訃報が入ってくる。小声で「これ俺が読むのかよ、くそっ…」とつぶやき、アホトークから一転してシリアスな口調でニュースを読み上げた宇多丸。ヒップホップにハマる前まではRCサクセションに夢中で、ライムスターとして彼の曲で客演したこともある宇多丸にとって衝撃的なニュースであることは言うまでもない。そんなニュースを自分が電波にのせて伝えるなんて夢にも思わなかっただろう。しかもギャラクシー賞受賞直後というおめでたい夜に。その後、番組終了まで思い出を語ったり、思い入れのある曲をかけたりして放送は終了した。共演時の思い出を、涙声にも聞こえるシリアスな口調で語る宇多丸。聞いてて鳥肌立ったな。

その部分のポッドキャスト
12分20秒ごろから臨時ニュース。直前まで「原宿竹下通りに居る黒人さんたちはどんな人生を送っているの?」をテーマにアホトークが繰り広げられていたのだが…。

朝/裸

2009-05-05 00:15:48 | 日記
●早起きぐせがついたのか、休みの日でもそこそこ早い時間に起きられるようになってきた。休みでも平日と同じ時間に携帯のアラームが鳴るようにセットしていて、「あ、今日休みだからこんなに早く起きなくていいじゃん。二度寝だ二度寝…」と再びぐっすり寝る、というのが学生時代までの私だったのだが、最近は15分ぐらいウトウトしてたら覚醒してくる。健康的だ…。で、せっかく早起きしたんだからってことで、今までと違う時間の使い方をしようと思い立ち、最近近所にある飲食店のモーニングセットを食べに行っている。コーヒー一杯の値段で卵やらトーストやらその他諸々が当然のようについて来る喫茶店がたくさんある「モーニング天国」の街に住んでいる私だが、朝が苦手だからモーニングセットなんてほとんど食べた事なかったんだよね。
で、フラッと行ってますよ、近所のマックとかデニーズとかガストとかに…喫茶店行かないんかいって感じね。近所に無いんでね、手頃な喫茶店。かといってモーニングのためにグルメガイド片手に食べ歩き…みたいな事がしたいわけじゃないしね。まぁでも新鮮です。朝はどこも空いてて良いね。特にデニーズの禁煙席は良いね。チーズトーストとスクランブルエッグとベーコンとサラダというごくごく普通の、でも美味い朝ごはん食べながら本読んだりボケーっとしたり、楽しく快適な時間を過ごしている。実はこの記事もデニーズで書いてる。

●今日(もう昨日か)久々にカラオケ行った。真っ先に歌ったのは勿論SMAPの「はだかの王様~シブトクつよく~」。森君のラストシングルとしても有名(…でもないですかね)な曲だが、今じゃもう草なぎ剛氏のテーマソングもしくは激励ソングにしか聞こえないな。あの事件があってからSMAP好きは多分こぞってこの曲を引っ張り出して聴き直したと思うけど、歌詞が驚くほど事件とシンクロしてるね。シンクロし過ぎて後半笑いがとまらなくなってちゃんと歌えなかった。あの曲はもともと、ふざけすぎててヤラかしてまった男が「まだ未熟者なんです、だから許してちょ」と詫びる歌だが、もう事件の予言だったとしか思えないもんね。以下、少し引用。

「急にみんなに責められてなんかやばい状態だね」
「反省なんか一応してみせるけど心の中じゃ真っ赤な舌をだしてさ」
「文句を言って気が済むならさあどうぞ 忘れてくれる時期をただ待ってます」
「はだかのままがホントに気持ちいいんです」

…ったく。この曲最近になってラジオのオンエアとか増えてたりしないかな。シャレのわかるDJなら曲かけてそう(逆に自粛傾向?)。ただ、ライムスターの宇多丸は敢えて「はだかの王様」をハズし、ロマンポルシェ。の「全裸で書いたラブレター」を激励の意味でかけてたけど。ちなみにカラオケで私が「はだかの王様」を歌った後、友人は当然のようにSMAP「がんばりましょう」を被せてきた。こちらもあの事件に似合う曲だし、なにげに「はだかの王様」とアレンジャー同じだったりもするよ。
それにしてもSMAPって本当に色々起きるなぁ、常に。安定期に入ったかと思っても、定期的に修羅場を迎えてる。修羅場を通過する度に名珍エピソードが増える。そして引っ張り出される名曲「BEST FRIEND」(苦笑)。今回はキムタクがラジオでかけたみたいね。近年は何か事件が無いとこの曲にスポットが当たらないから、この状況は少し嬉しいな。

カラオケといえば、個室から「雨上がりの夜空に」が漏れてるのを何回か聴いた。ファンの人なら何らかの覚悟をしてたかもしれないけど、私は今もあの人と「死」が結び付かないよ…。

Mステにシド/X JAPANにSUGIZO/宇多丸にギャラクシー賞

2009-05-02 12:15:16 | 音楽
●5月1日、昨年秋にメジャーデビューしたラルクの事務所の後輩バンド・シドがMステに初出演し、新曲「嘘」を披露した。YouTubeで視聴したが、予想通り「緊張で震えてます」みたいな初出演者お決まりのやりとりをタモリと交わしていた。「YOUNG GAN」という「要注目の若手!」みたいなコーナーに登場し、「インディーズにして武道館・代々木第一体育館をSOLD OUT」という、ヴィジュアル系バンド特有の華やかな経歴とともに紹介されたシド。「アラサーバンドなのにYOUNGかよ~」とか思ったが、まぁいい。
シド…友人may99ちゃんがカラオケでよく歌ってたので色んな曲が耳に残っている。年末の事務所のイベント「JACK IN THE BOX」で仲良く共演してる様子がよく知られてるので、ラルヲタには好き嫌いは別として、そこそこ馴染みのバンドでしょう。ニコ動でもランキング上位まで行ったhydeとGLAYのTERU・TAKURO夢の共演動画でベース弾いてたのはシドのベーシストですよー。あの事務所のイベント行ってシドのファンになるラルヲタがそこそこ居るってよく聞くけど、シドとラルクは音楽的には似てないような似てるような…いや、やっぱり似てないな。私はシドでは「Sweet?」という曲が好きだけど、「ラルクっぽいから好き」とかじゃないし。シドをディープに聴いてるわけじゃないからわかんないけど、ラルクと共通してるのはメンバー数ぐらいか。
キューンレコードという、売れ線とマニア向けを綱渡りしつつメジャー感をギリギリで保つソニーの異色レーベル、もっと言えばラルクと同じレーベルからデビューしたシド。新曲「嘘」は『鋼の錬金術師』のタイアップらしいし、ソニーの本気っぷりが伺える(世界進出への近道でもあるね、ハガレンのタイアップは)。ラルクが冬眠中の今、キューンレコードでドーンと売れそうなのはチャットモンチーとシドぐらいか。頑張って欲しいねぇ。つーか意外だったわ、シドがキューンからデビューするなんて。なんとなくエイベックスかなと思ってた。
昨年11月のメジャーデビュー時にアスナル金山で行われたラジオの公開収録で、沢山の熱狂的ファンに紛れて「ラルクでもこんな近くで見た事ない!」ってぐらい至近距離でシドを見た時(完全にやじ馬)、「あぁ、ここからどんどん駆け上がって行くんだろうな、このバンド。自分の好きなバンドの、そんな瞬間に立ち合いたかったな」なんて事をちょっと思った。インディーズ時代から好きだったバンドがメジャーで売れていく時の、嬉しさと淋しさの入り混じる感じを、味わってみたいなぁ。

●5月1日、LUNA SEAのSUGIZOがX JAPANに加入する事がアナウンスされた。「まさかねぇ~それは無いよねぇ」なんて思ってた事が現実になったなぁ。意外だけど納得の人選。でも3年ぐらい前の自分がこのニュースを聞いたら驚愕だろうな。当時のSUGIZOは「メジャーの世界に自分の心を満たすものは無い」という旨の発言をしていたし、LUNA SEA復活すら「ありえない」って感じだったし。そんな人がX JAPAN加入とか…。

●えーと…ライムスターの宇多丸さんがレギュラー番組「ウィークエンドシャッフル」での功績をたたえられ、ギャラクシー賞ラジオパーソナリティ部門に入賞…?すげぇ!そりゃ、毎週あんなに面白くて濃厚なトーク繰り広げてたら賞ぐらい貰うよな。