拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

『PLUTO』終わった/パリライブDVD問題

2009-04-26 15:02:42 | 漫画
●ちょっと前の話になるが、手塚治虫×浦沢直樹の『PLUTO』の連載が終わった。単行本最終巻となる8巻は6月に出るそうで。2003年に始まった連載、月イチ連載というイライラ鈍行列車がやっと終了。月イチだから6年やってても8巻しか無いのね。アトムとプルゥートゥ直接対決(4巻あたり)から雑誌で連載を追いかけてきたが、終盤めっちゃ展開速かったなぁ。いきなりスパートかけて疾走してて、立ち読みでサラっと読んでる自分はちょっと混乱しちまった。アトムがアブラー・ボラー・ゴジ博士・サハドらの関係についてご親切につらつらと語ってた回は仰天。あそこでアトムが語ってたのは、ちゃんと漫画読んでればある程度補完できる内容だと思うんだけど。「『浦沢直樹っていつも伏線投げっぱなしだよね~』なんてもう言わせねぇぞ!」という作者の叫びが聞こえたな。まぁ、「浦沢直樹伏線投げっぱなし問題」が起きてるのは実は『20世紀少年』だけで、『MONSTER』とかはちゃんと説明されてんだけどね、わかりにくいだけで。とにかくアトム君説明しすぎっすよ。説明しすぎと言えばゲジヒトの「一体500ゼウスでいいよ」の件もね、兄者・弟者編(って何だよって感じだよね。ロボット憎悪してるサラリーマンとゲジヒトの物語を描いた4巻~5巻中盤あたりを私は勝手にそう呼んでる)読めば十分理解できますよ。
『PLUTO』の最終回までのラスト3回は怒涛過ぎて何が起きたかあんまり思い出せん(苦笑)。最終巻である8巻の後半は大変なことになってるでしょうね。表紙は誰かな。サハド、アブラー、Dr.ルーズベルトあたりか。絵的にはルーズベルトだと可愛くていいな(なんてったってテディベアだもんね)。肝心のラストは手塚版に忠実。あれ以外の形では終われないよね。そして青騎士ことブラウの暴走。あれよくわかんなかったな。青騎士の話、子どもの頃に学校の図書館で読んだはずだけどもうよく覚えてないや(文庫だとどこに収録されてんだっけ)。8巻の豪華版の別冊付録には手塚版アトムの青騎士の話を収録すべきですよこれは。とにかく『PLUTO』を語るのは8巻が出てから!
ところで『BILLY BAT』って今どうなってんですかね。モーニング購読してないからいつ載ってるのか本当にわからない。ちゃんとチェックしたかったんだけどな。

●なんなんだよ、ラルクのライブDVD。記念すべきパリでのライブのDVDを出すのは良いんだけど、ドキュメンタリーとライブ本編を何故別パッケージで出す必要があるんだ…両方買ったら16000円も飛ぶじゃないか。購買欲が湧いてこないので買うのは見送りだな。ラルクのライブDVDは最高なのと買う気が起きないのとの差が激しいなぁ。そいえば去年のドームツアーのDVDは出さないのか?神セトリ&大感動だった京セラドーム公演のDVDが出たら即効買うんだけど。

VAMPSの新曲は?/酒

2009-04-25 21:30:40 | 音楽
●久々にYouTube見たらVAMPSの新曲「EVANESCENT」のPVがとっくにアップされてた。かねてからHYDEが予告してたミディアムバラードですね。「バラード曲作ってる」とインタビューで語ってるのを見て、『FAITH』に入ってる「I CAN FEEL」みたいなディープな陶酔バラードを予想してたけど、さすがにシングルでそれはないか。儚くも爽やかな感じですね。なんとなく「SEASON'S CALL」や「EVERGREEN-DIST-」っぽさを感じる、キャッチーでロマンチックな曲。サラっと流れすぎて淡白な印象だけど、アルバムの中に混ざるとどうなるか。6月に出るVAMPS1stアルバム(タイトルは『VAMPS』!直球ですね)は濃くて激しいノリノリ曲満載らしいし、息抜き的な曲として機能するかもな。いや、でも後半のメロディーとかちょっと感動的だしなぁ、やっぱそんなに淡白な曲でもないかも。スルメ曲だわこりゃ。そういう意味でも「SEASON'S CALL」と印象が重なるな。



歌詞は「LOVE ADDICT」カップリングの「TIME GOES BY」と似た世界。永遠の命を持つヴァンパイヤが孤独を偲び過去を懐かしみ叶わぬ恋に涙し…みたいな感じね。ラルク時代から孤独な歌詞書きまくってたHYDEらしい感傷的な世界。まさに『ポーの一族』的な…って本当、この例え何度目だよ。それにおそらくHYDE読んでないよ『ポーの一族』。読んでたら絶対語るはずだしさぁ。「VAMPS」を名乗る以上、日本の吸血鬼漫画クラシックの『ポー』は、もし読んでないならぜひ読んで欲しいのだが。『ポー』の単行本や文庫本プレゼントしたファンとか過去に居なかったのだろうか。クラシックとは言え、漫画好きじゃなけりゃ自発的に手を出すような漫画じゃないからなぁ。
「LOVE ADDICT」「I GOTTA KICK START NOW」「EVANESCENT」とHYDE作曲のストレートな曲が続いてるので、そろそろKAZの作るひねくれた曲が聴きたいものです、アルバムで。「SEX BLOOD ROCK'N'ROLL」という最高過ぎるタイトルの曲があるらしいので、特にそれを早く聴きたい。そしてライブ行かなくては。名古屋は日本ガイシホール2days…二日間もアリーナ埋まるのか!?と心配にならなくもないが、夏休みだしまぁ大丈夫かな。でもなぁ…ZEPPで観たかったな、できることなら。VAMPS色に改装しちゃった素敵なZEPPにまた行きたかった。ガイシホールであの演出は無理だもんね。

●毎年年末に発表される『今年の漢字』、2009年4月現在は「酒」が有力か。財務大臣…トップアイドル…「恥デジ」でググると563,000件ヒット。まぁ、稲垣メンバーの時と違って被害者が居るわけじゃないし復帰は早かろう。SMAPメンバーやタモリやユースケ・サンタマリアに「今日は脱ぐなよ」とかイジられながら苦笑する草なぎ氏が目に浮かぶ。中居君、「FIVE RESPECT part2」の準備をお願いしますよ。生放送で「剛見てるか~?」とか、ぜひやってくださいよ。

…正直、『クレヨンしんちゃん アッパレ戦国大合戦』実写映画はお蔵入りになって欲しいと思ってる。

東方神起のこと

2009-04-18 21:47:57 | 音楽
過去の記事でもちょろっと書いたが、私の母は韓国出身アイドルグループ・東方神起の大ファンである。2004年の韓流ブームをきっかけに、世の多くのおばさまと同様に韓国ドラマ・映画に傾倒し始め、ソンスンホンやチャンドンゴンに夢中になっていた母だが、自分の子どもぐらいの年齢の若きイケメングループ東方神起に関しては「遂に真打ち登場!」という感じで、今までとは入れ込み方がなんだか違う。『ミュージックライフ』を愛読し、外タレのライブに足を運びまくってた(らしい)青春時代に戻ったかのように、毎日CD聴いて雑誌見て録画したテレビ見て…みたいな東方神起一色の生活をしてらっしゃる。ソンスンホンはどうしたんだ。つーか私が中高生の頃によく聴いてた稲垣潤一や大瀧詠一のCDは何処へ行っちゃったの?まぁいいけど。とにかくうらやましい…社会人一年目で死に物狂いな私を差し置いて…って今まで十分ウダウダしてきたよな、私も。今度は私が頑張る番だ。母さん、今までありがとう。好きなだけ熱狂してください。日本ガイシホールのライブも楽しんでおいで(チケット取って代金も出した。少しは親孝行になったかしら)。それにしても東方神起に入れ込む母を見てるとつくづく「親子だなぁ」と思う。ラルクに入れ込む私と一緒。同じ血が流れてるだけあって、好きなものへの情熱も同じで、本当に自分を見ているかのようだ。
母と血が繋がってるからか何なのか、最近私も東方神起への興味がちょろっと湧いてきた。家でちょろちょろ聴いてたってのもあるけど、先日の『しゃべくり007』の影響が一番大きい。くりぃむ有田を中心としたしゃべくりメンバーと東方神起との愉快な絡みを見てから彼らへの興味が加速。でもCDたくさん出てるから何から聴いたらいいかよくわからず、母に「何かオススメ貸して」と言うと全部貸してくるような勢いなのでとりあえずダンス系の曲のシングルを中心に聴いている。韓国人らしいぎこちない日本語ボーカルが結構耳に心地良いし、何より歌上手いねぇ。キーもびっくりするぐらい高い。たいしたもんだ。CM曲として大量オンエアされてた「Purple Line」、「歌詞がエロい」として韓国で問題になったらしい「呪文 -MIROTIC-」、ちょいエレクトロニカなノリノリ曲「Survivor」あたりがお気に入り。
ベスト盤とかあれば一度に色んな曲聴けて楽なんだけどなー。エイベックス所属アーティストということもあり、日本デビュー4年にして、シングル27枚(お、恐ろしい…)出てるわけだし、今なんとなくブレイク中みたいだし、今年中に出そうだけどね、ベスト。つーかエイベックスのアーティストのファンの人はCDの収納場所に相当頭を悩ませてるだろうな。CDはシングルだろうがアルバムだろうがDVDが付いてるから、アルバム3枚分ぐらいの分厚さの特殊ケースにパッケージされてるし、リリース間隔短いし(ラルヲタには全く縁のない悩みですなぁ。でも初回紙ジャケとかが多いからちょっとかさばるかな)。リリースされたCDは全てコレクションしてるようなあゆや倖田のファンとか収納どうしてんだろ。母のCD棚もあっという間に満タンになってましたよ。
さて、東方神起にちょろっと興味が湧いた私は、毎年夏に行われるエイベックス祭「a-nation」に母&母の友人である東方神起ファン仲間数人と行ってみよっかなぁと思い始めていた。母達は何回か行ってるが、私はもちろん初めて。でも、残念ながら名古屋公演は8月15日らしくて…終戦記念日。それは韓国人の東方神起にとっては戦勝記念日で。「そんな日に日本のイベントに出るなんて!!」的に韓国で猛烈に叩かれるのを見越してか、名古屋公演に東方神起は出ないとのこと。落胆する母。ざんねんねぇ。
 

ストロベリー・スウィッチブレイド

2009-04-10 23:03:07 | 音楽
最近80年代の二人組女性UKポップユニット、ストロベリー・スウィッチブレイドにハマっている。最近までこのユニットについて全然知らなかったんだけど、中古で買ったTommy february6のシングル「Everyday at the bus stop」のカップリングにトミーがカバーしたストロベリー・スウィッチブレイドの代表曲「Since yesterday」が入ってて。「良い曲ですなぁ」としみじみ聴いてたら原曲も気になってきて、YouTubeで検索して聴いてみたら(便利な時代だね)これまた超好みで。
Since yesterday

Tommy february6が手本にしているであろう、キラキラで胸キュンで懐かしいシンセポップに激しく心を揺さぶられてしまって、即座にamazonで85年発売の唯一のオリジナルアルバムをゲット。Tommy february6が好きなら十中八九夢中になるような曲が大量に入ってて狂喜乱舞。音の作りはもちろん、可愛いけどちょっと思い込み激しめで病んでいる歌詞の世界観もよく似てるなぁ。Tommy february6の主要元ネタの一つであろうバナナラマと比べると少々ダークなストロベリー・スウィッチブレイドの世界は、きっとTommy heavenly6の方にも派生してるんだろうな。ヴィジュアルも下敷きにしてるんじゃないのかな。水玉柄のひらひらドレスを身にまとい、髪にフワフワのリボンや花、メイクは濃いめでちょっとゴスという突飛なヴィジュアルは、Tommy february6の最新曲「○Strawberry●Cream○Soda●Pop○」のPVに直接的に影響を与えてる気がする。影響と言えば、可愛くも不気味な佇まいはWINKにも大いに影響を与えてるはず。
○Strawberry●Cream○Soda●Pop○

ストロベリー・スウィッチブレイド…Tommy february6がカバーしてなかったら絶対聴くことはなかったけど、知れて本当に良かった。メロメロです。キラキラなんだけどダークな音をバックに上品なメロディーを歌う消え入りそうなぐらい繊細な声が響き、聴いてて何故か切なくなってくる…。胸がキュンキュン痛みます。「Since yesterday」のイントロなんて本当、涙出てくる。でも基本はポップだから心はウキウキと躍る。泣き笑いしながら聴いてしまう厄介な音楽だ。あぁ、素晴らしき80年代前半ポップス。
ストロベリー・スウィッチブレイドについての知識はあんまり無いのだが、何年かに一度、日本に突然訪れるヨーロッパ出身の女性ポップスユニットの系譜に位置するような人達なのかな(約3年という活動期間の短さからみてもそんな感じだよねシャンプーしかりタトゥーしかり…)?日本にもプロモーションに来たらしいし、当時の洋楽ファンには熱狂的に迎えられたりしてたのかな。mixiのコミュニティーにも入ってみて、「このコミュの人は他にもこんなのに入ってます」的な所を見てたらTHE CUREやMy Bloody Valentineなど、私の好きなバンドもちらほら。キュアーやマイブラとストロベリースウィッチブレイドは、「美メロ、音に埋もれる繊細な声、病的な歌詞」という共通点があるね。
さて、Tommy february6は「Since yesterday」の他にも懐かしのヒット曲をカバーしている。確認済なのは、CMソングにもなってたので結構有名であろう「Can't take my eyes off of you」(「君の瞳に恋してる」)と、ベイシティーローラーズによるカバーが有名なバブルガムポップ「I only want to be with you」(「二人だけのデート」)。どっちも味わい深いカバーだけど、シンセポップアレンジと超キャッチーでスピーディーなメロディーの組み合わせが絶妙過ぎる「I only~」の方が特にお気に入り。
I only want to be with you

久々に

2009-04-04 16:06:29 | テレビ
shallowはブログやめへんでー!ということで久々に記事書きますよ。この一週間は就職したりパソコン買い替えたりもうてんてこ舞いのドタバタ騒ぎでしたわー。さらに春の改編シーズンなんでテレビも見まくり。睡眠時間我慢していろいろやってますわ。あれですね、いろいろテレビやってますけど、面白いっすねー、『しゃべくり007』。チュートリアルの徳井が生放送で色々と暴露させられた回がチラっと話題になった番組ですね(あれ以降「オリンピックあるからごめんなさい」が徳井さんの持ちネタになりつつありますね)。今年に入ってから何気に見逃せない番組になってる気がする。この前やってた、東方神起が出た2時間スペシャルも楽しかったな。私の母は久屋大通公園で無料イベントやってた頃からの東方神起ファンなんだけど、彼女も「今まで東方神起が出た番組の中でダントツで一番おもしろかった!やっぱりくりぃむしちゅー凄いね!」と絶賛しておりました。くりぃむの二人を中心にレギュラーメンバー達が、ノリにノッてるアイドル達の心の扉をガシガシとこじ開けに行ってて、東方神起に殆ど興味の無かった人(私含む)も、あの番組を通じて彼らの魅力をチラっと知ることができたんじゃないかと思う。大ファンの母も「あんなにも楽しそうな東方神起は初めて見た」とか言ってたしね。「呪文-MIROTIC」という曲が「歌詞がエロい」と社会問題(?)になるほど下ネタに厳しい国から来たアイドルにサラっと「好きなパンツの色は?」とか聞ける番組は『しゃべくり007』だけ?韓国のファンが見たら絶対喜ぶだろうなー…と思ったら賛否両論らしい、やはり(笑)。
『しゃべくり』はレギュラー陣が本当に自由に行動してて良いね。上田が居るからみんな好き勝手動いてて、気づいたらミニコントが始まってる感じ。事前にある程度方向性を決めているであろう『アメトーーク』や『やりすぎコージー』には無いフワフワ感がたまらない(もちろん『アメトーーク』も好きですが。『やりすぎ』はとりあえず深夜に戻そう)。上田以外のメンバーが東方神起の曲で適当すぎるダンスを踊った後有田が放った「やっぱダンスって気持ち良いね」原田泰造の「ジュンスは一番摩擦を楽しんでる」がクリティカルヒットでした。つーかずっと笑いっぱなしだったけど。誰がゲストに来てもある程度のアベレージ保ってますな。
『しゃべくり』は自由すぎる芸人達も魅力的だけど、BGMの挿入の仕方も見事。名倉が暴れる時に流れる「セーラー服を脱がさないで」やホリケンが猿顔してる時に流れるエンヤ、泰造と徳井が小芝居してる時にサラっと流れてた「素直になれたら」などなど、さりげなく笑いを増幅させるような曲がいちいち的確に選曲されてる。東方神起、そしてしゃべくりメンバーがダンスを披露した曲も良かったしねぇ、ついでに言えば。でもそういうことを母親に言うのは控えている。大量にCDを貸し付けてくるので。