人気華流俳優エディソン・チャンのプライベート写真流出問題で大荒れの香港芸能界。エディソン本人は勿論、彼とのアワワな写真が流出してしまい、芸能界引退に追い込まれる人気女性タレントが多数。かわいそうに。エディソンは「まだまだ旬だったタレントたちをあっという間に使い物にならない存在へと変えてしまった戦犯」としてマフィアに命を狙われてるそうで。やっぱどこの国も、芸能界を牛耳ってるのはヤバい人たちなのね…。流出の原因はエディソンが修理に出したパソコンから、とのこと。これを聞いて思い出したのが、数年前の「平井堅、空き巣にパソコンを盗まれる事件」。パソコン盗られるって本当に大変だ。まして平井さんのパソコン……まぁ良い。
前置きが長くなったが、今日は去年の秋、平井堅が「fake star」をリリースしたころにmixiの方に書いた日記を唐突にそのまんま転載してみる。3月にリリースされるアルバム、なんとタイトルが『fakin' pop』ということで。このアルバムタイトルにぴったりの日記だと思うのでこのタイミングで転載。
平井堅は、日本を代表する男性歌手の一人である。2000年1月に発売したシングル「楽園」のヒットでその名を広く知られるようになり、日本に男性R&Bブームを巻き起こした彼であるが、童謡「大きな古時計」をカバーしたり、大ヒット映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のテーマ曲としてバラード「瞳をとじて」を提供するなど、R&Bにとらわれず、様々なジャンルの音楽に挑戦している。彼がデビューした1995年から2005年までの10年間にリリースされたシングルを収録したベストアルバム『Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection '95-'05 歌バカ』は、売り上げ200万枚を突破(2007年現在 オリコン調べ)。名実共にトップアーティストと呼べる存在である。
このベストアルバムの最後には、「POP STAR」という曲が収録されている。一度聴けばすぐに口ずさめるような親しみやすいメロディーや、CG処理によって「沢山の平井堅」が登場するユニークなプロモーションビデオなどが相成ってこちらも大ヒットを記録した。これまでは柔らかく深みのある歌声を生かしたバラード曲の印象が強かった平井だが、アップテンポな「POP STAR」のヒットによって人気をさらに広げることに成功したといえよう。歌番組やプロモーションビデオで楽しそうに「♪I wanna be a pop star」と歌う平井は、「ポップスターになりたい」と口にせずとも既にポップスターの佇まいをしていた。
そんな、歌手として順風満帆に活動をし続けている平井堅が2007年9月にリリースしたシングルが、「fake star」である。「POP STAR」を想起させる曲名であり、本人も「『POP STAR』と対になっている」と公言しているため、この二曲を対比させてみると、双方の関連が浮き彫りになってくる。まずは歌詞。「fake star」にも、「POP STAR」に登場した「wanna be a pop star」というフレーズが登場する。しかしその後に続くフレーズは、「but he's a fake star」である。「ポップスターになりたい」「しかし彼はフェイクスター」。ここでのポップスターが「理想の自分」だとすると、フェイクスターというのは、「理想に近づこうと模索する自分」と言えるだろう。ここで注目したいのがCDのジャケット。「POP STAR」は、平井とラクダの2ショット写真が使われている。「fake star」も平井とラクダの2ショットだが、こちらはモノクロ写真であり、平井は仮面舞踏会で身につけるようなマスクを手にしている。。「fake star」の歌詞の前半部分では、素顔を隠しながら生活せねばならないスターの苦悩が描かれている。そしてマスクというのは素顔を隠すもの。フェイクスターというのはつまり、「素顔を隠し苦悩しながらも、理想とするポップスターになりたいと願う自分」である。
この曲の最後のフレーズは「who is a fake star? that's me」。沢山のヒット曲に恵まれながらも満足せず、自らを「フェイクスター」だと言い切ってしまった平井堅。しかし世間のイメージから見れば彼は紛れもなく「キラキラのポップスター」。まさに平井は、フェイクスターとポップスターの間で引き裂かれまいともがいていると言えよう。
前置きが長くなったが、今日は去年の秋、平井堅が「fake star」をリリースしたころにmixiの方に書いた日記を唐突にそのまんま転載してみる。3月にリリースされるアルバム、なんとタイトルが『fakin' pop』ということで。このアルバムタイトルにぴったりの日記だと思うのでこのタイミングで転載。
平井堅は、日本を代表する男性歌手の一人である。2000年1月に発売したシングル「楽園」のヒットでその名を広く知られるようになり、日本に男性R&Bブームを巻き起こした彼であるが、童謡「大きな古時計」をカバーしたり、大ヒット映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のテーマ曲としてバラード「瞳をとじて」を提供するなど、R&Bにとらわれず、様々なジャンルの音楽に挑戦している。彼がデビューした1995年から2005年までの10年間にリリースされたシングルを収録したベストアルバム『Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection '95-'05 歌バカ』は、売り上げ200万枚を突破(2007年現在 オリコン調べ)。名実共にトップアーティストと呼べる存在である。
このベストアルバムの最後には、「POP STAR」という曲が収録されている。一度聴けばすぐに口ずさめるような親しみやすいメロディーや、CG処理によって「沢山の平井堅」が登場するユニークなプロモーションビデオなどが相成ってこちらも大ヒットを記録した。これまでは柔らかく深みのある歌声を生かしたバラード曲の印象が強かった平井だが、アップテンポな「POP STAR」のヒットによって人気をさらに広げることに成功したといえよう。歌番組やプロモーションビデオで楽しそうに「♪I wanna be a pop star」と歌う平井は、「ポップスターになりたい」と口にせずとも既にポップスターの佇まいをしていた。
そんな、歌手として順風満帆に活動をし続けている平井堅が2007年9月にリリースしたシングルが、「fake star」である。「POP STAR」を想起させる曲名であり、本人も「『POP STAR』と対になっている」と公言しているため、この二曲を対比させてみると、双方の関連が浮き彫りになってくる。まずは歌詞。「fake star」にも、「POP STAR」に登場した「wanna be a pop star」というフレーズが登場する。しかしその後に続くフレーズは、「but he's a fake star」である。「ポップスターになりたい」「しかし彼はフェイクスター」。ここでのポップスターが「理想の自分」だとすると、フェイクスターというのは、「理想に近づこうと模索する自分」と言えるだろう。ここで注目したいのがCDのジャケット。「POP STAR」は、平井とラクダの2ショット写真が使われている。「fake star」も平井とラクダの2ショットだが、こちらはモノクロ写真であり、平井は仮面舞踏会で身につけるようなマスクを手にしている。。「fake star」の歌詞の前半部分では、素顔を隠しながら生活せねばならないスターの苦悩が描かれている。そしてマスクというのは素顔を隠すもの。フェイクスターというのはつまり、「素顔を隠し苦悩しながらも、理想とするポップスターになりたいと願う自分」である。
この曲の最後のフレーズは「who is a fake star? that's me」。沢山のヒット曲に恵まれながらも満足せず、自らを「フェイクスター」だと言い切ってしまった平井堅。しかし世間のイメージから見れば彼は紛れもなく「キラキラのポップスター」。まさに平井は、フェイクスターとポップスターの間で引き裂かれまいともがいていると言えよう。