拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

Heaven's Driver's High

2006-04-15 23:55:16 | 音楽
今日は昼頃起きて、ラルクのシングルのカップリング曲を収録したベスト盤「The Best Of L'Arc-en-Ciel C/W」を大音量で聴きまくった。急にベスト盤一曲目の「Brilliant Years」を聴きたくなって。ラルクのカップリング曲の魅力に気づいたのは中1頃で、それまでは殆どスルーしていたが、もったいなかったなぁ。今日聴きなおしてみて、あらためて名曲多いなと実感。このベスト盤、意外にラルクを聴いたことない人とか、聴いたけどあまり受け付けなかった人にもいけるかもしれない。爽やかな曲多いし。繰り返し聴くたびにあまりにも名曲ぞろいな気がしてきたので全曲解説(?)してみよーっと。

1.Brilliant Years
なんでシングルで出さなかったのかが意味不明な名曲。アコギが哀愁を漂わせながら疾走してる。前につんのめるような速さで。「flower」をコンパクトにして切なさを1.5倍にした感じ。「てめーこれ聴いてもまだラルクをヴィジュアル系とか言うつもりかよ!」と迫りたくなる正統派ギターロックですよ。
2.あなたのために
イントロでのhydeの声が正直キモくて(おいおい)しばらく受け付けなかった曲。いきなり「ウィ~~~~」と切なく叫ばれても…曲の間中随時挿入される。でも最近は慣れてきた。ギターソロかっこいいし。
3.I'm so happy
ラルクの曲では珍しい、ちょっとビートルズ入ってる曲。ドラムの音とかかなり好み。これもギターソロが痺れるほどかっこいいんだよな~。ラルクの初東京ドームライブのクライマックスあたりで歌われてた。ビデオで見ただけでも痺れたし、生で聴いたら感電死しそう。hydeが「I love you」を絶叫しつつ連呼する部分は圧巻。
4.さようなら
ものすごくカップリングっぽいあっさりとした曲。これを聴くと子供の頃見たどこかの海岸線が思い浮かぶ。それを走る車からぼんやり眺めた思い出を。
5.賽は投げられた
この曲が世に出たころのラルクにしてはかなり新鮮だった曲。「Driver's High」をうんと爽やかにした曲。あっちは死と狂気のドライブだけどこっちは一見平和なドライブ。一見。歌詞がやばいのさ。「思い込みが激しすぎでは?」とつっこみたくもなるが真っ当な意見にも思える。「なぜ誰も気づかない?」というフレーズが印象的。
6.THE GHOST IN MY ROOM
hydeのオカルト趣味が表れた歌詞。曲調はファンクっぽく、ラルクにとっては異色。ギターのカッティングがかっこいい。この打ち込みのビートはこの頃ラルクに加入した新ドラマーyukihiroの趣味だろう。彼はその後カップリングで大活躍することに。
7.metropolice
ラルクで好きな曲10個挙げろと言われたらこれ選ぶ。かなり好み。おそらくyukihiro主導で作られたテクノ風ロック。後ろの方で「ピロ~~~~」と鳴ってる音が超好み。これを大音量で聴いてたら母が「これ誰の曲?」と聴いてきた。40代のオバサンの耳にも引っかかるポップなメロディだが歌詞はドロドロ。だってタイトルが「メトロポリス」だし。
8.Peeping Tom
「知らない人に常に見られてる気がしてプライベートなんてあったもんじゃねえ!」な歌詞の世界。優雅なアコーディオンとうねりまくるベースが最高。間奏のアコーディオンが休日の昼下がりの空気を演出してる。でものどかな感じはあまりしない。昼間っからお酒飲んで酔っぱらってるような「ディープ昼下がり」って感じだ。ベースがトリップ感を煽ってる。
9.a swell in the sun
ダークの極み。ラルクでもかなり爽やかな部類に入る曲である「snow drop」のカップリングだったためダークさがかなり際立っていた。何度も聴いてるとハマるんだよな~。
10.花葬-1014 mix-
タイトル通り「花葬」のリミックスバージョン。リミックスしたのはyukihiro。原曲が好きすぎるのでこのバージョンはあまり好きになれず。でも去年のシングルのカップリングになったデスメタルバージョンの「花葬」は素敵。
11.hole
1分程のインスト。映画「リング」にも使われた、スリル溢れる弦楽器の曲。ついでに、この曲はワイドショーでショッキングなニュースを特集するときにかなりの確率で使われてるのでワイドショー好きのオバサンとかならみんな知ってるかもしれない(笑)
12.get out from the shell
アルバム『REAL』一曲目に入ってる同曲の日本語詞バージョン。アルバムでは全編英語。はっきり言って英語版の方が良い。日本語に合うメロディーと合わないメロディーって確かにあるからね。アルバムで聴くべき。