拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

日本人は胃腸が弱い

2006-07-31 23:54:03 | 活字全般
■会社からいつもより早めに帰宅すると、裸の妻がベッドで見知らぬ男と抱き合っていた。こんな場合、各国の人々は一体どうするだろうか。
アメリカ人は、男を射殺した。
ドイツ人は、男にしかるべき法的処置をとらせてもらうと言った。
フランス人は、自分も服を脱ぎ始めた。
日本人?彼は、正式に紹介されるまで名刺を手にして待っていた。

これは、早坂隆著『世界の日本人ジョーク集』(中央公論社)からの引用である。世界を飛び回るルポライターである彼が、現地(主に欧米)で見聞きした「日本、及び日本のイメージをネタにしたジョーク」を紹介するという本。上記の文章は言うまでもなく、「堅物で勤勉な仕事人間」な日本人のイメージを揶揄したジョークである。うーん、痛いとこ突くねぇ(笑)。外国人が日本に対してどのようなイメージを持っているかは日本人である我々もなんとなくわかってはいるが、こうして明文化されると、「ほーら、じっくり見ろ、これが君達の姿だ!」と鏡を向けられてるような複雑な気分に。でも不思議と嫌な感じはしないな。逆にもっともっと教えて!と思わせる。日本人ってなんだかんだで他人から自分がどう見えているかを気にする民族だと思うから、このような「他人の目」をダイレクトに知ることができるジョーク集は喜ばれるんじゃないかな。もちろん「他人の目を気にする民族」という日本人像もギャグにされております。
この本では、外国の人が持つ多様な日本人像に出会える。冒頭の「堅物」や「他人の目を気にする」以外には、

ハイテク機器をつくる、まじめ、努力家、手先が器用、金持ち、金好き、優柔不断、個ではなく集団優先、遅刻しない、過労死、怒らない、笑わない、ユーモアが無い、宗教観を持たない、日出る国、美しいゲイシャ、寡黙なサムライ・ニンジャ、ヤクザ、アニメ大国…

などが挙がっている。これらのイメージを盛り込んだジョークはとにかく秀逸なモノが多いぞー。「おお、よくわかってんじゃん(笑)」と思わず関心してしまうほどだ。ジョークとともに著者の解説がついているのだがこれも興味深い。彼が海外で感じた「日本のイメージ」は笑えるものばかりだ。ルーマニア人と朝日を眺めている時、「あの太陽の下に君の国があるんだな…」と真顔で言われた、とか。
また、冒頭のジョークのように、日本人だけではなく、「アメリカ人なら~、フランス人なら~」というように他国の人のイメージも盛り込まれているので、それも楽しめる。ドイツ人はだいたい「規則的、堅物」みたいなイメージが多くて日本人にちょっと似てるかな、と思うけどどうなんでしょ。ちなみに、ドイツが舞台の浦沢直樹の漫画『MONSTER』を読んだドイツ人たちは、「俺たちはこんなに暗くない!」とムっとしたそうですが(笑)。
さて、最後に時事問題に関連した日本関連のジョークを二つ引用して今日の記事を締める。

■おかしな時代になったものだ。
世界一のラッパーが白人で、世界一のゴルファーが黒人で、世界一のバスケットボールプレーヤーが中国人。
政治の世界では、
日本がアメリカを助け、フランスがアメリカを傲慢だと非難し、ドイツが戦争に反対する。
本当におかしな時代になったものだ。

■「ヤスクニ」問題などで日本と中国の仲が最悪の状態だと聞いたパキスタン人が、日本の中華街を見て、驚いて言った。
「日本と中国の仲が悪いなんて嘘だ。パキスタンにインド人街があったら廃墟になっている」

【今日の数字】
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漫画を読む―「そのための夏休みです」

2006-07-30 21:56:34 | 漫画
図書館に行く予定だったが寝坊したのでなんとなくやめてしまった。予定では9時ごろ家を出る予定だったのに9時に起きてしまったのだ。それくらいの遅れなら予定通り行けよ、と自分でも思うのだが、変な部分で完璧主義なため「9時って決めたんだから今日は行かない!」とか思ってしまってね。ただダラダラしたいだけじゃねーかというツッコミは受け付けない。というわけで今日は予定がすっぽり開いてしまったので適当に漫画を読むことにした。そういえば私は高校生のころから「夏休みは『名作』とされている、未読の漫画を読む」という習慣を続けてきたが、今年は何を読もうか。というか読む暇あるのだろうか。
高1の時はド根性演劇少女漫画『ガラスの仮面』を選んだ。バリバリの70年代少女漫画の絵柄に初めこそ戸惑ったものの、気づけば読むのを中断するタイミングを見つけられないほど熟読してしまったな。もう、「あ、ありえねー(笑)」というような絶妙のタイミングで事件が起きまくるんだもん。「覚えた台本と違うストーリー展開で舞台が進んでる!どうやって乗り切ればいいの!?」とかいうトンデモ事件が。で、主人公で演劇の天才・マヤがギリギリ・しかし見事にその事件を乗り切るんだもん。漫画が放つ情熱に何度焼き殺されそうになったことか。
高2の時は『BLACK JACK』だった。とにかくブラックジャックの助手で自称「おくたん(奥さん)」の少女・ピノコの魅力にやられていた。ピノコの声だけを聞いたムサい中学生に「ピノコ=マリリンモンローのようなセクシーな女」と誤解させてしまった舌足らずな話口調がなんといっても素敵。もちろん、重すぎるテーマが短いページ数に見事にまとまっている各エピソードに夢中になったのは言うまでも無いが、私の好きなお話はだいたいピノコが活躍するものだ。ブラックジャックの昔の恋物語に嫉妬しまくるピノコの話とか大好きだな。ピノコ関連以外では、ブラックジャックに重症を治療してもらったものの「もう二度と戦地に行きたくない」として自殺を図った軍人の話が印象的。
高3の時、受験生だったが『Dr.スランプ』を読んだ。私がアラレちゃんをちゃんと読んだのは『ドラゴンボール』よりずっと後なのだ。約二十年前のギャグ漫画だからして所々「あーんまり笑えないなぁ」と思う箇所があるものの、まるでイラスト集でも見ているかのような緻密で可愛いキャラクター達は十分目の保養になった。「受験なんて放りだしてこの可愛いものだらけのぶっとびワールドペンギン村に逃げてぇ~」とか思ってたな(故に受験勉強はあまりしてなかった…)。あかねちゃんの家の、コーヒーのポットの形した喫茶店なんて憧れちゃうぜ。
大学1年のときは漫画ではなくアニメの『ルパン三世シリーズ』を観ていた。本放送はもちろん、ルパンの映画とか年一回のTVスペシャルなどを近所のTSUTAYAで借りまくり、「あ、やっぱ『カリオストロの城』のフジコちゃんは別人だ。つまらん」なんて思ってました。そういえばTVスペシャル、毎年ちょうど今頃に金曜ロードショー枠で放映されるはずだけど今年はまだみたいだ。ジブリ作品『ゲンドウ戦記』、いや『ゲド戦記』公開に合わせて『トトロ』とか『ハウル』とかやってたもんな。
去年は浦沢直樹の『MONSTER』を読んだ。高校のころ人に借りつつ読んでいたが途中で停滞していたので自分で一気買いした。『20世紀少年』もそうだけど、本当に話を広げるのが上手いよな、浦沢さん。そして広げたのをたたむ作業はこじんまりした感じで…。「んん?」なんて思ったり思わなかったり。
で、今年、一応『鉄腕アトム』か『サイボーグ009』か『銀河鉄道999』のどれかを読もうとしているのだが…読む暇はあるのか!? 


【今日の数字】
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夏の憂鬱―『MMR』に聞いてみて

2006-07-29 23:52:21 | 日記
昨日でやっと前期の授業が終わり、今日から夏休み突入だが、やらなければならないレポート課題がまだしっかりと残っているので休みという気分になれない。明日は早速鶴舞の図書館まで行って資料探しをする予定だ。多くのレポートの締め切りが8月11日に重なっている。よって私に一応の安らぎが来るのは8月11日以降。あぁ…。レポートの他にも、ゼミの課題「近世文学関連の本を数十冊読む」があるし。夏休みはかなり頻繁に鶴舞図書館にお世話になるかもしれないなぁ。でも学びに時間を費やすのばっかりなのも癪なので、やることだらけの日々に句読点を打つように遊ぶ予定をいくつも入れた。その日を楽しみにこのちょいと憂鬱な夏を過ごそうと思う。
レポート締め切り日の8月11日といえば7年前の1999年、太陽系の惑星が十字型に並ぶという「グランドクロス現象」が起きたのがちょうどこの日(もしくはこの日周辺)だったような。当時、ラルクが大規模な野外ライブ「1999 GRAND CROSS TOUR」を全国で繰り広ていた。私の地元の名古屋にはちょうどお盆の時期に、名古屋港にあるポートメッセなごや特設ステージで催されたなぁ。当時はまだポートメッセ方面の電車が無くて交通がかなり不便で。満員のシャトルバスに乗って会場まで行ったな。懐かしい。今は「あおなみ線」ができたかあポートメッセまで楽勝で行けます。でもラルクのライブ以来行ってないし「あおなみ線」乗ったこともない。
余談だが、惑星が十字に並ぶ「グランドクロス現象」をネタに、当時週刊少年マガジンに不定期で連載されていた超ハッタリ&だけど登場人物たちは超真剣な、『MMR マガジンミステリー調査班』というスーパーミステリー漫画で、「1999年の恐怖の大王=グランドクラス現象で起きる各惑星の重力の歪みである」というぶっとび仮説が展開されていた。「MMR」という調査集団が世界で起こる超常現象について調査するというストーリー。「結局1999年7の月、何にも起きなかったねー」と語り合う調査班に対してルナティックな隊長・キバヤシが「本当の『ノストラダムスの予言』は実は8月11日に起きるんだ!」とかなんとか言い出すのだ。迫力満点で。普通の読者ならキバヤシの言うことなんて「あー、相変わらずぶっとんでるわこいつ(笑)」などと言いながら微笑ましく読めるのだが、小学生とかだったら本気でビビってしまいそうな迫力をキバヤシは持っていた。いくらキバヤシの理論が無茶苦茶でも「気迫」でねじ伏せるのだ。ちなみに、キバヤシのぶっとび理論に対して他の調査班のメンバーが「な、なんだってー!?」と本気になって驚愕するのが『MMR』のお約束だ。そしてどんな超常現象についての調査の結論も、最終的には「ノストラダムス」に無理矢理繋がるのもお約束。ほぼ毎回「この現象はノストラダムスの予言だったんだ!」みたいなね。故に連載は1999年で終了した。ノストラダムスが「1999年に世界が滅亡」と予言したならば、1999年以降『MMR』の存在意義は無いのだから。
あ、あれ?なんか話が逸れて逸れて逸れまくってる!今年の夏休みについていろいろと書くつもりだったのに、どうして?MMRに調査頼むか?

【今日の数字】
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「たとえば僕が死んだら」―消え去る『証』

2006-07-28 20:27:07 | 日記
えー、陰気な記事タイトルですみません(昔夢中で見てた『人間失格』というドラマの煽り文句です)。記事の内容は全然陰気ではありませんのでどうぞ気楽にお読みください。

昨日は帰宅したのが深夜0時を過ぎていたので記事の更新が出来なかった。このブログを見てくれているある友人は今朝、「(毎日欠かさず更新してるのに)更新されなてないから死んだのかと思ったよ」とコメントしてきた。まぁ、彼の思考はあまりにも飛躍しすぎだが(殺すなよ)、日々当たり前になっていることが突然途切れたりしたらやっぱり「ん?何かあったのかな?」と思うのは普通の事だ。元気ですよ、私。暑さでへろへろ気味だけどその他は腹立つくらい健康。
さて、思いもよらない「死んだのかと思った」発言を浴びせられ、私は思わず「もし今死んでしまったら」ということについてぼんやりと考えてしまった。当たり前だが、今こんなに元気でも明日死なないとは限らない。hideだって誰もが―当時は別に彼のファンでもなんでもなかった私ですら「うっそぉ…何でこのタイミングで!?」と驚くような亡くなり方をしたのだ。まぁ彼の死は極端すぎる例だが。この健康が一夜にして崩れ去るということは無いとしても、フラフラ夜出歩いてたら暴漢に襲われるとか、無いとは言えないしね。心当たりは無いけど拉致られるとかね。例えば、今このタイミングで私がそのような凶悪犯罪などに巻き込まれて死んでしまったら。そして「被害者」として実名報道されたら。多分、どっかしらのルートで私がこのブログの管理人であるということがバレるだろう。で、アドレスを教えていない身近な知人とか古くからの友人などにも多分見られるだろう。…恥ずかしい。昔さくらももこの短編漫画かエッセイで、高校時代、誰にも内緒でポエム集「乙女の日記帳」を作成していたさくらももこが「自分が死んだ後こんなもんが見つかったら大恥だわ」と思って処分したというエピソードを読んだことがあるが、それに似た心境。まぁ、「乙女の日記帳」程恥ずかしいことは書いてないつもりだけどさぁ…。
思ったのだが、実名報道された凶悪犯罪の被害者(死亡)が現在大流行のmixiをやっていたらどうなるだろう。犠牲者が学生の場合、mixiに入会している可能性は高い。mixi、私は数時間で退会してしまった人間なのだが(オイオイ)、あの世界に入ってみて驚いたのは、殆ど実名で登録している人ばかりだということ。知り合いの名前で検索すれば数秒で彼・彼女のページに飛べるわけだ。相手の本名を知っていればブログやHP等とは比べ物にならないぐらい素早く当人にたどり着くmixi。沢山のmixi利用者が被害者に対して大なり小なり好奇心を抱き、彼・彼女の本名で検索すれば、そのページにアクセスが異常なほど集中し、場合によっては株式会社ミクシィ側によって件のページを閉鎖せざるを得ない事態となるだろう(あの『グレアム・ヤング毒殺日記』ばりの事件を起こした「タリウム投与少女」のブログも運営側によって即座に削除されたのではないか?)。
犯罪被害者のmixi、及びブログが突然無くなれば多くの他人にとっては「あぁ、あの人のページ削除されちゃったね」で済むだろうが、その被害者の家族、友人、知人などにとってこれほど寂しいことは無いと思う。悲しい事件で亡くなってしまった人の「生きていた、そしてその日々を文にして綴っていた」という証が、当人の意思はもちろん、当人の関係者の意向も無視して即座に消されてしまうわけだ。登録時の「利用規約」に「いざという時は強制的に閉鎖させる場合がある」という旨のことが明記されている以上このような事態はどうしようもないことだが、これは遺族にとってはとっても辛いことだと思うなぁ…。
以上、shallowの「真夏のおせっかい」でした。

【今日の数字】
28815
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70157 

暴走しません。使徒を喰ったりもしません。

2006-07-25 21:44:24 | テレビ
ついに一般市民でもエヴァ初号機に乗れる時代が来てしまった。といっても自転車だが。『新世紀エヴァンゲリオン10周年記念』で制作された、「エヴァ初号機」をイメージしたカラーリングのオリジナル自転車が限定発売されたのだ。これがあれば、碇シンジじゃなくてもエヴァに乗れます。こんな初号機なら碇ゲンドウらに強制されなくても自ら進んでパイロットに志願しますとも。エヴァ好きなら思わず振り返ってしまうかっこいいデザインの折りたたみ自転車。一次生産分は完売したため、7月19日から二次生産分の予約を開始したそうだが、今じゃとっくに完売だろうな。ラルクのベーシストで、「エヴァなら断然アスカ派」のtetsuは「弐号機モデルが出たら買う」と言っていたが、弐号機及び零号機モデルの自転車が出る予定は今の所無いとのこと。出せば絶対売れるよね。弐号機モデルの赤い自転車、素敵やん。でもデザイン的には多分この初号機モデルが一番カッコいいだろうな。
そういえばエヴァといえば、この前「エヴァンゲリオンキャラクター占い」なるものをやった。「あぁ、ありがちだよなこういうの」と思いながら物凄く気軽に生年月日を入力したら、思いがけず「碇ゲンドウタイプ」と判定されてびっくりしたなぁもう。アスカ・初号機と並んで一番好きなキャラだよ(つーかアスカと初号機と碇ゲンドウしかあんまり興味ないよ)。他愛ない占いを試したつもりだが、妙に嬉しい結果が出てしまった。どうでもいいが占い結果の文章が笑える。

>もともと行動力があり、人や状況に揉まれるほど強くたくましくなっていく傾向があるようです。人前に立つことを厭わず、演出能力もすぐれているので、磨けば磨くほど、堂々としたキャラクターに成長していくでしょう。

>そんなあなたをエヴァのキャラクターにたとえるならば【碇ゲンドウ】がピッタリ!

『碇ゲンドウがピッタリ!』とか、明るく宣言されてもねぇ…。この他にもいろんな占いがあったので適当にいくつか占ってみた。「スタジオジブリ・名作映画占い」では私は『もののけ姫タイプ』らしい。私が全編とおしてまともに見たジブリ作品は『千と千尋の神隠し』と『ルパン三世 カリオストロの城』の二本だけなのでよくわからんな。『耳をすませば』は「やな奴!やな奴!」まで見て「うーん、こういうの苦手だなぁ…」となんとなく感じてしまい鑑賞を断念。「ドラゴンボールキャラクターチェック」では「ベジータタイプ」だった。地球で生きていく身としては悟空と並んで最悪の部類だ。大好きだけど、ベジータ。


【今日の数字】
28769
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70155


降る星の数 数えたら泣くのに飽きたろ?

2006-07-24 21:53:13 | 日記
月曜日は共通テーマの日。今日のテーマは「プラネタリウム」。
連日続く曇り空を見ていたら、なぜか澄んだ冬の空が恋しくなってしまった。空気が冷たくて、星がよりいっそう綺麗に見えるような気がしてくる冬の夜。それを思い浮かべていたら、去年の冬数年ぶりに行った、市内の科学館のプラネタリウムのことをふと思い出したのだ。で、今日のテーマがプラネタリウムになったのだ。さ、何書こう……。
プラネタリウム。たまに行くと本当に楽しい場所である。とにかくリクライニングするあの椅子が好きだ。初めのうちは普段しない姿勢をとるせいで肩が痛くなってきて星空鑑賞どころじゃなくなってくるが、慣れてくれば大丈夫。ただ、それでも去年行った時は慣れるまで時間がかかってしまったな。多分背が伸びたせいでしょう。幼稚園のときにもプチ遠足みたいな企画で科学館のプラネタリウムに行ったのだが、その時はちっちゃかったから体が椅子にすっぽり収まり、肩などもちろん凝らず楽勝で星を見てたもんな。小6の頃理科の授業で行った時もまぁ平気だった。でも去年行った時は…っていつまでプラネタリウムの椅子について書くつもりだよ……。
それにしてもネタが無いぞ、プラネタリウム。だって大体の人と同じように私もプラネタリウムの星の光を「綺麗だなぁ」と思いながら眺めるんだもん。あっという間に時間が過ぎてしまうほど、それなりに楽しいひと時を過ごせるんだもん。去年行った時は「世界の星座」みたいな上映企画だった。西洋や東洋の星座に対する解釈の違いなどについていろいろと。星座の座標みたいなのも当たり前だが西と東では全然違うのだ。中国の星座標を見て私はすぐさま漫画『ふしぎ遊戯』を思い出してしまったなぁ…。もちろんギリシャのやつ見たときは『聖闘士星矢 』を連想しちゃったよ(笑)。そう、プラネタリウムは「小宇宙」をまじまじと眺められる素敵な場所だよね。あ、「しょううちゅう」って読んじゃやーよ?「コスモ」だよ?
昨年の愛知万博のサテライト会場として名古屋駅前で開催されていたイベントでは、「ギネス記録を持つ世界一緻密なプラネタリウム」の称号を持つ「メガスター」の上映を行うブースがあった。大平貴之さんという人が個人で開発してしまった世界最多の数の恒星を投影できるという「メガスター」。投影できる星の数、なんと実に410万個。ちなみに普通の科学館レベルのプラネタリウムはせいぜい数万個だそうだ。最大の特徴は「天の川」の完全再現。普通のプラネタリウムでは天の川を投影際は雲のようなぼんやりとした光をあてることによって無数の星があることを再現しているが、「メガスター」の場合は、肉眼では確認できないほどの細かい星を大量に投影することによって極めてリアルな天の川を投影できるという。…「メガスター」、見たかったなぁ。サテライト会場には行ったんだけど何故か行かなかったんだよね。こんなに近くまで来てたのに…。
「メガスター」で思い出すのが、開発者の大平さんが家庭用プラネタリウムとして制作・発売した「ホームスター」というプラネタリウム機材と連動して発売された、BUMP OF CHICKENの「プラネタリウム」という曲。去年の夏は夜になると、この曲を聴きながらフラフラと夏の夜の町を味わいに行ったもんです(危ねーって)。その時好きでよく食べてたハーゲンダッツのアイスの味とか思い出す。「プラネタリウム」はバンプの曲の中でもダントツで好きだ。ギターが綺麗すぎる。優しくキラキラ輝くリフ。夏の夜にぴったりだし、もちろん星の綺麗な冬の夜にも合う。
ちなみに今日の記事のタイトルはhideの「MISERY」という曲の歌詞からの引用。今日友人にいきなりhideの「POSE」を聴かせてみたらちょっと困ってた。確かに一番最初に聴かせる曲じゃねーよな…。

追記
ブログを始めてから、確実にレポート書くのが速くなった気がする。タイピングが速くなったからだな。2000字とか余裕でクリアできてしまう。

【今日の数字】
28751
28621
14243
70154 

ラブ タンバリン―とりあえず岡村ちゃんを熱唱

2006-07-23 20:31:28 | 音楽
今日は岡村靖幸を口ずさみながらレポートに使う本を読んで過ごした。岡村靖幸…80年代中期から現在にかけて、ブランクをはさみつつ活躍した「シンガーソングライターダンサー」で、そのファンクな音楽性は和製プリンスと称される。いかにもモテそうなルックスと音楽・ダンスの才能を兼ね備えながらも「なーんかダメー」な自分をさらけ出す歌詞の多いその音楽は男女問わず熱く支持され続け、ミッチーやらスガシカオやら平井堅他…数えきれないほどの数のミュージシャンからの支持も熱い岡村靖幸通称「岡村ちゃん」。デビューから90年代初期まではコンスタントにリリースを続けたものの、そこからはリリースが鈍り、ついでに太り始め、せっかくの素敵なルックスが大変なことになってしまうが、2003年夏フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2003」に出演以降再び本格的な音楽活動を再開し、ファンを歓喜させるも昨年、なんと覚せい剤取締法違反で逮捕され、現在復帰のめどは立っていない岡村ちゃん。あぁ、岡村ちゃん…。
私が彼の存在を知ったのは2001年、ベスト盤が出た頃だからリアルタイムでの彼の活躍は全く知らないが、全盛期の写真を見て「あらま、かっこいい」と驚いた覚えがある。ミッチーのような「王子」的存在だったのでしょうか。あ、でも男の支持も熱かったんだもんな、岡村ちゃんは。80年代に青春時代を送った現在30代後半の人々のアイドル的存在岡村ちゃん。さっきも書いたけど、やっぱ人気の根底にあるのは歌詞でしょうか。うだつのあがらない日々を送る人々を一瞬にして立ち上がらせるフレーズに満ちております。例えば「どぉなっちゃってんだよ」という曲(凄い曲名だが、こういうのばっかなんだよ)の「一生懸命って素敵そうじゃん」というフレーズ。「一生懸命生きるのは素晴らしい!」と呼びかけるんじゃなくて「素敵そう」だよ?この気軽さ。「あ、そうかも、素敵そうかも」と思わずノリで振り向いてしまうような名フレーズだと思うのだがどうだろう。あと、「Peach time」という曲の「なんで僕らが生まれたのか 絶対にきっと女の子なら知ってる」。これはもう決めゼリフだろう。ほら、聞いた瞬間に意味もなく見ている風景がキラキラしてこないかい?そして決定的なのは「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」(ほら、凄いタイトルでしょ)の「淋しくて悲しくて辛いことばかりなら あきらめてかまわない 大事なことはそんなんじゃない」というフレーズ。限りある人生、苦しいことに時間を費やすのなんて時間の無駄だし、やりたいことだけをやりまくってしまおうぜ。そんなわけのわからないポジティブさに満ちている…。
そんな彼の曲を歌いまくった。ベスト盤流しながら歌ったよ。途中読書どころじゃなくなったさ、当たり前だが。めっちゃ気持良く歌える名曲だらけなんだもの。歌唱時に感じる快感をつきつめたメロディーは小室哲哉プロデュース作品並み。でも小室みたいに無意味にキーが高くないんだよね。カラオケに行ったら歌おうといつも思うんだけどなぜか忘れちゃう岡村ちゃんの曲だが、次はぜひ歌いたいなぁ。「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」、歌詞全編にわたって素敵だー。
そういえば「和製プリンス」という言葉は新・ブログの女王中川翔子ちゃんの父親である故・中川勝彦氏にも使われていたな。中川勝彦もめっちゃ美形だ(googleイメージ検索推奨)。美形薄命(享年31歳)。あれ、和製デビッドボウイだったか?勝彦さんは。まいっか。

※画像は岡村ちゃんのアルバム『家庭教師』のジャケ。最高傑作との呼び声高い1990年の4thアルバム。「どぉなっちゃってんだよ」も「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう 」も入ってるよ。

【今日の数字】
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ホームセンターあらし

2006-07-22 22:54:00 | 日記
昨日に続いてホームセンターネタを。現在記事を書く体力が不足しているため記事倉庫から引っ張ってきたものだ。書いたのは3月ごろだろうか。今ぐらいしかこの記事を出すタイミングが無いので載せることにした。


大型のホームセンターが好きである。日用雑貨や資材、カー用品や大工道具、園芸コーナーに電化製品…広い店舗にめいっぱいに広がったこれらの商品をウロウロしながら眺めるのが大好きなのだ。実際に買い物したりは滅多にしない。別に私は"Do it yourself"精神を持ち合わせているわけではないのだ。ただ店内を見て回るのが好き。時間が許せば何時間だって潰せそうだ。工具眺めながら「あー、これで自転車のパンク直すんだな」、「これで家具固定して地震に備えるんだな」などと色々と物思いにふけるのが楽しい。繰り返すが、自分ではやらない。「コレがあれば色んなことできるわ~」とわくわくな想像を繰り広げるのが好きなのだ。
ホームセンターで一番好きなコーナーは資材コーナーである。木材コーナー。様々な種類の木がずらっと並ぶ様は圧巻である。そしてなにより良い香り。私は中学の「技術」の授業で木材加工をやったときから木材に魅了されてしまった。そして、「美術」の授業での木彫りが木材好きに拍車をかけた。さらさらざらざらした手触り、一つ一つ違う木目の多様さ、極上の香り…。特に香りに対しての執着心が強い。このへんは自分でも変だと自覚している。建築現場を通りかかり、木材の骨組みがむき出しになっていたりするのを見ると、思わず匂いをかいでしまう。そして、みずみずしい香りを確認しては満足する。変だと自覚しているので、人と一緒にいるときはバレないようにやってる(バラしてどうする)。だから木材コーナーなんてほとんど地上の楽園である。森林浴並みにリラックスできる。で、「この木材で本棚作って、テーブル作って…」等と想像するのだ。うーん、木最高。最近は、いつか木製の携帯電話が発売されないかなあと思っている。木製のパソコン用キーボードが発売されていたりするので、携帯もやろうと思えばできるのでは。欲しいなぁ、木製携帯。もし発売されて、イメージ通りだったら絶対買うよ。電話会社が違ったら即乗り換える。
最近は時間が無いのでホームセンターのチラシを眺めることで我慢している。随分と寂しい、特に木材の質感を味わえないのが寂しいが、それでもまあ楽しめる。気休めだけども。婚礼家具のチラシなんかも結構楽しめる。良質の木材を使ってると思われるタンスやクローゼットがずら~っと並んでて素敵だよ。
話は変わるが、増え続ける本や漫画を収納するための大きめの木製の本棚が欲しい~と常々思っているのだが、本などを収納するには本棚よりも洋服などを収納するプラスチックのケースの方がいいらしい。あれに本を収納して、ついでに乾燥剤を入れておけば、本、特に漫画単行本のページが黄色に変色するのを防げるという。だから木材にこだわる必要は無いんだよね、本当は…。


【今日の記事】
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28604
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空蝉/変態、ホームセンターに現る

2006-07-21 21:17:14 | 日記
今日は少し浮かない気分なので凄く軽いことでも書こうか。まず最初は、そろそろその鳴き声が街中に響き渡り、人々をイライラさせたり逆に風流な気分にさせたりするセミについて。次は日曜大工道具売り場について。

●セミ…幼虫の間土の中に七年近くも埋まったままで過ごし、いざ羽化して外に出たと思ったら約一週間でその命が果ててしまうというその生き様に対して人が抱くイメージはさしずめ「悲劇の短命昆虫」といったところだろうか。せっかく外の世界に出れたのにすぐに死ぬなんて。都市開発の進むような場所に産み落とされたセミの場合、長期間を土の中で過ごすうちに外の世界がガラっと変貌し、土だったはずの場所がセメントで塗り固められ、いざとなった時「出られない!!」と涙をのむ場合もあるだろう。子供の頃、「セミってなんのために生きてるんだ、セミの一生に何か愉しみはあるのだろうか」とよく同情してたもんです。
しかし成長するにつれて私のセミに対しての考え方は変わってきた。七年近くを土の中で過ごすということは、セミにとっての親しみある場所は土。どうしても土の外の世界のほうが明るいイメージがあるけど、長年親しんだホームスイートホームから羽化のために抜け出すのは実はセミ的には不本意なのではないだろうか。もしかしたら、「土の外なんて出たくねぇよ~、ここでぬくぬくしててぇんだよ~」と嘆く「モラトリアムゼミ」が殆どなのではないか?だから地上での生活が短命に終わるのだ。引きこもりの人間が外の世界に居心地の悪さを感じるのと同様、セミだって「地上なんて居心地悪りぃ。とっとと子孫残して逝くべ」ぐらいに思ってるのだ、きっと。セミにとっての地上は生きる場所ではなく、土の中と天国の間に位置するいわば天国の階段。森で林で街でミンミン鳴いてるセミは、天国の階段を性急に駆け昇ってる途中なのだ。

●授業で使うエナメル線を買いにホームセンターに行った。昔からホームセンター好きで、行ったら意味も無くウロチョロし、ずらりと並ぶ日曜大工道具を眺めてはワクワクしていた。別に私はDIY(Do it yourself)精神を持ち合わせているわけではないので日曜大工なんて一切やらないのだが、「これで水道直すんだぁ」とかいろいろと考えるのはとても楽しい。特に好きなスペースは木材コーナー。いい匂い、いい手触りのする資材が並ぶ様は圧巻。ついつい近寄って軽く匂いをかぎながらなでなでと触ってしまう…変態だ!うすうす気づいてはいたけど、日曜大工売り場でこんなにどきどきワクワクしている私はちょっと変態だ。日曜大工フェチ…。そんなことを考えていたら、昔読んだ『分解ファイル』という漫画を思い出した。電化製品を分解して修理するのが得意なメカ好きの男子高校生が主人公。彼は好きな女の子に熱を上げるあまり、その子を分解してみたいという変な衝動にかられる。そして彼女の体を分解する夢を何度も見て、「俺、絶対頭おかしい!」と気づき、解決策を考えるお話。まぁ、私はあの漫画の男子高校生ほど変態じゃないけど…。

【今日の数字】
28716
28597
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70147 

「君のことを知りたい どんな小さなことも」―なんちゃって

2006-07-20 19:41:37 | 活字全般
8月1日。私の誕生日である。あと十日余りでやってくるこの日だが、ここ数年誕生日にあまり良いことが起こらない。何も起きずにそのまま流れていくよりはマシかもしれないけど今年こそは何か楽しいことが起きる事を願おう。
8月1日生まれの著名人に、14年前に話題となった100歳の双子のおばあちゃん「きんさんぎんさん」がいる。この二人がメディアに登場しはじめ、誕生日が自分と同じということを知った時、私は自分も100歳まで長生きする運命にあるのだ、と思いこんだ。実際私はあまり病気をしない方だったので「8月1日生まれの人間は長生きできるんだ、ラッキー」と普通に思い、日々を暮らしていた。でも中学一年に肺炎になって以来、人の命には限界があることを身を持って知った…いや、そんな重い肺炎じゃなかったけども、普段が健康体すぎたもんだからちょっとした発作を起こしただけで「死ぬのか!?」と勘違いしたのです。肺炎だって悪化したら死にますしね。
『BIRTHDAY BOOK 8月1日』という本にも「普段は健康でも急な大病に要注意」と書いてある。この本は8月1日生まれ及び獅子座の人の星占い、8月1日の誕生花や誕生石にまつわるギリシャ神話、8月1日に起こった歴史的事件、この日生まれの著名人などを紹介した、誕生日プレゼントにぴったりの本。もちろん8月1日だけでなく366日分揃っている。今でも売ってるのかはわからないけど、自分の誕生日のものを持っているとかなり楽しい一冊だ。
この本によると私の誕生花はチョウセンアサガオという麻薬入りの花らしい(画像がそれ)。ギリシャの植物学者テオパルトスはこの花について著書に、「0.15オンスを与えると人は陽気になり、倍量を与えると気が変になり妄想を抱く。3倍を与えると永久に気が狂い、4倍量だと死亡する」と記したという。可愛いげのないアブネー花だ。江戸時代には麻酔にも使われたそうだが大丈夫だっただろうか。花言葉は「適度に」……自分に言われてるみたいですな…。
8月1日生まれ及び獅子座の人の星占いに基づく性格分析がこの本のメイン。身に覚えのあることから無いことまでいろいろ載っている。本によると、とにかくまあ獅子座の人間はおしなべて他人の上に立ちたがるぞと。他人が自分を見てくれるようにする術を本能的に知っている反面、もし相手が自分の方を向いてくれないとかなり不機嫌になる。褒めたり評価してくれないと機嫌を損ねるというプライドの高さ。つまり完全な「俺様主義」という迷惑極まりない存在。これらの行動力を上手くコントロールすることができれば立派なリーダーになれるという。勇敢に群れを率いるライオンのように。これらの人間性を活かした職業としては教師や政治家が挙げられていた。あと金銭に関しては、欲しいもののためなら湯水のようにお金を使い、気前の良さはかなりのもの。まぁ、良くも悪くも派手なことばかり書いてある。なんてったて百獣の王ですからねぇ、獅子は。どうじゃ、当たってるのでしょうか。
興味深いのは「ある意味演技派」という記述。日常生活に於いても態度が芝居がかりがちらしい。これ結構身に覚えがある。演技して本音を隠しているわけではないけど、口調とか話し方は時と場合によって変わってしまうのだ(最近特にその傾向が強いかもしれない)。そんな時この本のことを思いだす。そして「あ、今私ちょっと芝居がかってるな…仕方ない、獅子座に生まれた宿命なのさ」と自嘲。ちなみに同じ宿命を持つ(?)、この日生まれの芸能人はきんさんぎんさんの他に田村正和、米倉涼子、中田喜直、室生犀星、イヴ・サンローラン、などなど。この日に起こった主な歴史的事件は「1590年 徳川家康江戸城入城」「1774年 酸素発見」「1914年 第一次世界大戦開戦」などなど。
雑誌や朝のテレビ番組でよくある「今週の星占い」には全く興味がないけれど、『BIRTHDAY BOOK』に書かれていることは常に頭の片隅に置いてあるようだ。多分8月1日、そして獅子座に生まれたことが自分でも結構嬉しいんだと思う。イタリア映画に『獅子座』という作品があると知った時も「お、なんとなく特別扱い?」というように、妙に嬉しかった。やっぱり私にも少し俺様主義なところがあるのかもしれない。 

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