社会空間研究所 建築・まちづくり通信

社会空間研究所の所員が建築・まちづくりに関する情報等を気ままに綴ったブログです。
2007年6月からスタートしました。

ロンドンオリンピックの3つのキーワード

2017-01-12 19:21:24 | スポーツ・オリンピック

ロンドンオリンピックの3つのキーワードは

1.レガシー(遺産)

2.サステナビリティ(持続可能性)

3.インクルージョン(一体性)

だそうです。

3番目のインクルージョンというのは、耳慣れない言葉なので、

「五輪をを楽しむまちづくり」に書かれている内容をそのまま記載します。

-------------------------------------------------------

インクルージョンとは、

「包摂」、「一体性」といった意味で、

障がい者であるか否か、社会的な立場、年齢、宗教、民族など様々な違いを乗り越え、

社会的な一体感を高めていこうとする取組みである。

日本人にはあまり馴染みがないが、イメージ的には、

バリアフリー、ユニバーサルデザイン、そしてダイバーシティ(多様性)といった概念を

足し合わせたものと考えるとわかりやすいかもしれない。

ハード面におけるインクルージョンは、まずパーク内及び競技施設のバリアフリー化である。

宗教上の配慮もロンドンオリンピックの特徴だ。

たとえば、イスラム教徒の礼拝のために、

メッカの方角に向かって、なるべく眺望が開けるよう建物の配置を工夫している。

トイレについても、

イスラム教徒にとってはメッカの方角に向かって

用をたすことはタブーであるため、便器の配置に気を配った。

出典:「五輪をを楽しむまちづくり」(喜多功彦著/鹿島出版会)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする