今日28日(日)11時より多彩なブースが数多く集まる県下でも最大級のクラフト市「第25回 相模大野アートクラフト春の市 2019」(Sagami Ono Art & Craft Fair)が相模大野周辺の「駅ビル会場」、「デッキ会場」、「ボーノ会場」一階と二階、「コリドー会場」、「イセタン会場」の6会場で開催されている。このアートクラフト市は相模大野駅周辺商店連合会が地元市民と取り組む街づくりの一環として春と秋の年2回開催される「ハンドメイド青空バザール」である。6会場に設営された450近いブースには様々なジャンルの美術工芸作家や画家、手芸作家のほか、趣味の手作りマニアが集まって作品の展示が行われており、気に入った作品は出展者と交渉し購入もできる。開始早々であったが手作りファン待望のイベント「ハンドメイドの作品」が出揃った各ブースはもう人、人、人で大賑わいである。平成最後のこの市は今日17時迄行われ相模大野は「アートクラフト春の市」一色に染まっているようだ。(1904)
横浜・元町公園の敷地内、山本本通りに面して横浜市認定歴史的建造物の「エリスマン邸」(ehrisman residence)はある。絹糸貿易商エリスマン氏私邸として昭和元年(1926)建築。設計は現代建築の父と言われるチェコの「アントニオ・レーモン氏」で今も「外国人墓地」に眠っている。建築面積200㎡、延床面積460㎡。木造2階建で煙突、ベランダ、サンルーム、屋根窓、鎧戸など異人的要素をもつ建物で白と緑を基調とした壁、外観はどこかレストラン的な雰囲気が感じられるお洒落な建物である。1階には暖炉のある応接室、居間兼食堂、サンルームがあり、2階は寝室(現在は展示室)となっている。また地下にあるホールは貸し出されている。アール・デコにも通じるモダンなデザインは他の西洋館とは異にする特徴を有している。(1904)
相模原市中央区上溝、悠久の杜に佇む北相模の古社、北相模総合鎮守護社「亀ヶ池八幡宮」はある。創建(伝承)は鎌倉時代の元弘元年。暦応2年に社殿を再建、慶安2年幕府より社領として七石の朱印を拝受している。祭神は応神天皇。大鳥居を潜るとその神域は清浄な空気と杜に囲まれ、掃き清められた参道の中ほどに樹齢350年の二本「夫婦いちょう」の御神木がある。580坪の境内には最奥に御鎮座800年の佳節を記念し平成26年8月に竣功した「社殿」総檜、権現造り屋根は銅板葺き、本殿は流造り、拝殿は正面大切妻入母屋造り、向拝は縋る屋根付き大唐破風造りで豪奢である。社殿の西側に「日本庭園」、他に「亀八招福稲荷神社」、「子安社」、「淡嶋神社」、「三嶋神社」、「豊受社」、「水神宮」、「ゴールド神社」、「一ヶ所七福神」、祓戸大神、手水舎、参集殿、儀式殿、「神楽殿」で構成されている。(1904)
外人墓地前を左に進むと山手本通りに面し元町公園前のエリスマン邸の斜向かいに横浜市認定歴史的建造物の「山手234番館」がある。建物は関東大震災後の昭和2年(1927)に「外国人の共同住宅」として建てられた。現在は元町公園の付属施設となっている。二階建てで中央の玄関を挟み左右対称に二戸の住宅が配され本来は同一形式の4世帯の住宅であった。建築面積は2340㎡、延床面積は436㎡。玄関ポーチより入館すると左手の部屋にリビングルーム、展示室、ギャラリー、閲覧室、会議室と3LDKの間取りは合理的かつコンパクトにまとめらている。共同住宅らしく比較的簡素な印象だが、建物の意匠は美しく周りの緑の木々に溶け込んで建つ当館は昭和初期の山手の原風景を彷彿とさせている。(1904)
相模原市中央区上溝番田地区に相模国東郡渋谷庄上村の総鎮守「番田諏訪神社」はある。創建年は不詳であるが、鎌倉時代に36軒村のはじめに相模国渋谷座土村下村の八幡社境内に祀ったとされ、文禄3年(1594)に現在地の小山家小雄の隣地に移された。大正2年(1913)の内務省令により上溝八幡社(現在の亀ヶ池八幡宮)に合祀された後、大正7年(1918)に再び当地に勧請・復祀された。安楽寺の義清が村鎮守として至徳元年勧請したとも伝わっている。祭神は建御名方神(建御名方富命)である。「社号標」・小さな「鳥居」を抜けると正面に「社殿」がある。手前には「神輿山車庫」がある。当社境内に八重桜と思われる桜の木が数本植栽されて大きい花房を広げて華やいでいる。(1904)