相模原市南区下溝にハーブとバラの芳香に包まれた農園=農業生産法人グリンピア相模原が運営する農業体験&レストランの「モナの丘」はある。当施設は2007年にオープン、3.5haの広大な敷地内に「バラ園」、「ハーブ園」、「ラベンダー園」の花壇がありまるで花園のようである。その他に「バイオマス実験プラント」、「キノコ畑」、「果樹林」、「バーベキュー広場」等が配置されている。レストラン裏の畑地の一画に相模原の花「ミシマサイコ」が数百株植えられている。説明版には「相模野の台地にはかつて「柴胡が原」と言われるほどこの「ミシマサイコ」が多く自生していた。漢方薬として根を乾燥させ解熱剤鎮静剤の薬(漢方薬)として使用されていた。昔、相模野の農家にとって冬の農閑期の仕事として女性や子供でも収穫でき高値で売れる「ミシマサイコ」は天の恵みの植物であった。相模原市にゆかりのあるミシマサイコを皆さんと大切に育て後世に伝えていきましょう」と書かれている。セリ科ミシマサイコ属。本州、四国、九州の日当たりの良い山野に自生する多年草で和名は「三島柴胡」である。小さな黄色の花弁が内側に曲がった5弁花、多数の複散形花序をつけて朝露に濡れていた。(2407)
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