勝坂の「勝源寺」境内そば近くの個人のお庭に二株の「エンジェルトランペット」が100輪ほど咲いている。まるでトランペットのような花がぶら下がるように開花している。この花は熱帯アメリカに7種が分布するナス科の低木である。なんとも独特の花姿をしているが、美しい花を咲かせることから世界で広く栽培されている。花期になると枝の上部の葉の付け根から長い萼を持った大きなトランペット形の花径25~30㎝程度で花冠が5裂しており、尖った先端は反り返った花を下向きに多数咲かせるなんとも不思議なはなである。葉は長さ20㎝前後の長楕円形で縁に波状の鋸歯のようになっている。日本へは江戸時代に「朝鮮朝顔」として渡来した花である。花色には黄色の他にピンクと白がある。庭植えで大株になると一度に50~100輪ほどのたくさんの花が咲かせる。(2210)
相模原市中央区に道保川の水源と横山丘陵の自然を都市緑地の保全をしながら、水と緑が一体となった自然とのふれあいの場として活用するために整備された「道保川公園」がある。現在は7.7haが開放され「水生動植物観察ゾーン」、「野鳥観察ゾーン」、「山野草観察ゾーン」、「森林生態観察ゾーン」という4つのゾーンがある。原風景を楽しみ四季の折々の植物や花々を鑑賞し、「水鳥の池」では野鳥観察もできことから「残したい“日本の音風景100選”」にも選ばれている。園内は遊歩道が整備されその随所に植栽された今、スタンバイ中であるモミジやカエデそして他の落葉樹の紅葉景色はぴか一である。「水鳥の池」では間もなくカモたちがやってくる。そこに偶然にも翡翠色の対色は「飛ぶ宝石」や「川の宝石」とも呼ばれている一羽の「カワセミ」がやってきてくれた。早速照準を合わせて見た。(2210)