相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。今、西側クヌギゲートより入った「森の木展望台」の前に広がる「芝生広場」とイベント広場を仕切る様に植栽されている「サルビア・レウカンサ」(アメジストセージ)の花塊がある。先月末訪れた時より紫色の花穂をいっぱいつけ始めて満開域に到達していた。この花は中央アメリカ原産、シソ科、半常緑多年草でハーブに分類される植物である。シルバーグリーンの葉と紫色の花が美しい植物である。葉は細長く緑色で、葉脈が目立つ。紫の花は萼片でフェルトかビロード生地のような部分は花ではなくガクで、花はガクから突き出すようににょっきりと白や淡桃、赤紫の小さ花をつける。鮮やかな紫色の花穂を輝かせクライマックス美を魅せている。(2210)
相模原市南区下溝に旧下溝村の鎮守「下溝八幡宮」は鎮座している。天文年間(1532~1555)に溝郷が上溝と下溝の両村に分かれた際に旧下溝村の鎮守として上溝の「亀ヶ池八幡宮」を勧請して建立された。近くにはその当時北条氏照の娘貞心尼の屋敷がある。祭神は応神天皇である。「鳥居」を抜けると参道の両側には大きな落葉樹があり、秋にはきれいな紅葉を見せる。左手に手水舎、正面に2012年4月の火災により全焼し、再建された「拝殿」がある。周囲は大きな木々で覆われ静寂な慎ましい神域を創造している。また参道右手には相模原市指定有形文化財に指定されている木造の「不動明王坐像」(享保9年=1724年後藤左近藤原義貴作)を安置する「不動堂」がある。(2210)