相模原市南区下溝に四季の花で初秋の時期はコスモス、サルビアレウカンサ、コキアやフヨウで彩られる「県立相模原公園」はある。 当園の「紅葉の丘」と「イベント広場」の一画では「ジュウガツザクラ」(十月桜)が3本、「フユザクラ」が2本ほど植栽されている。花名の通り10月に入ってから咲き始めるが、先月末には20〜30輪ほど開花していた。今月に入って開花が進み1~2分咲きとなってきた。「ジュウガツザクラ」はバラ科サクラ属の小高木。「コヒガンザクラ」を原種として江戸末期に作られた桜である。花名の通り10月から咲き始め12月まで咲き続ける。花は中輪で小振りの八重咲き、白色か淡いピンク色をしている。3月下旬にもう今より花は大きく花数も倍ほど多く咲いてくれる桜である。(2210)
座間市栗原中央に栗原郷の鎮守で「相模の弥市」と言われた当地の豪農「大矢家」の先祖が天正元年(1573)に「王子大権現」を勧請して祀ったのが始まりとされる「栗原神社」は鎮座している。創建は天正元年(1573)。祭神は豊受大神、天御柱命、稚日留女命、道反大神、国御柱命。44号線、246号線立野台信号を左折、坂の左側目久尻川傍に鎮座している。「鳥居」を抜け境内へ入ると正面に大きな「パワーストン」が置れ、石橋が掛けられた「小さな池」の先に「拝殿」がある。「社殿」の本殿左側には市天然記念物の樹齢500年の古木「シラカシ」が聳えている。当社は平成25年(2013年)出火により「社務所」や「神楽殿」が全焼、当社の古文書「栗原寺社村鏡」の写本なども焼失したが、翌年再建された。江戸時代からこの地区の鎮守であり今も伝わる「祭囃子」は市指定重要文化財に指定されている。(2209)