菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「去年今年を貫く棒」ージャーナリスト・北丸雄二氏のコラム

2022年12月30日 07時52分50秒 | 日々の雑感
 今日の東京新聞・本音のコラム欄は、「去年今年を貫く棒」と題して、ジャーナリスト・北丸雄二氏が書いている。読んでいて、同感したので、紹介します。

「去年今年を貫く棒」
 北丸雄二


 「絶対安定多数」を31も超える292議席も有していてなんでも好きに決められる自公与党なのに、岸田さんはどうしてその「国権の最高機関=国会」を経ずにいろな重要事案を閣議決定で既定路線化するのでしょうか?
 安倍さんの時もそうでした。集団的自衛権の憲法解釈変更も閣議でとっとと決められた。その安倍さんの国葬儀も閣議決定で強行したせいで異論噴出。新規建設や運転期間延長という原発政策大転換も新年に閣議決定ですよ。なにより反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有とか防衛費のGDP2%とか、専守防衛路線大転換の安保3文書も閣議で片付いたかのよう。
 閣議とは本来、首相や多数派の独断牽制する集団機能体制の機能ももちます。イ・イ戦争での自衛隊ペルシャ湾派遣に後藤田正晴官房長官が猛反対し閣議決定が見送られたことがありました。でも今じゃみんな上に倣えだもんなあ。
 国会だって結局数で押し切るから閣議決定でも同じさというのは訳知り顔の屁理屈です。国会論議が報じられることで世論は熱したり変わったりするから。なるほどそれが怖いから国会を経ない? 有無を言わさぬ閣議で国民ではなく党内大派閥の意向を先行させる限り、この内閣の支持率凋落ぶりは新年でも旧年から「貫く棒の如き」ものとなるはずです。
(ジャーナリスト)
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