菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

大統領の自己恩赦ー北丸雄二

2020年12月04日 19時33分58秒 | 国際・政治
 トランプ大統領、安倍前首相、何か似ていませんか。そのあたりを、ジャーナリストの北丸雄二氏が、上手に書いています。紹介します。

 大統領の自己恩赦
 北丸雄二


 選挙に不正はなかったと司法省見解を話したバー長官を、この期に及んでまだ解任するとか言っています。一方でロシア疑惑に絡んで有罪、収監された元側近たちは次々と恩赦。そればかりか、未来の訴追に備えて子どもたちや自分自身も予防先制的に恩赦したいそうなので、この大統領は一体どこまでがアメリカの「建国の精神」を破壊するつもりかと問題になっています。

 そもそも自分のために不正を犯した側近たちの罪を不問に付するとなると大統領およびその周辺はどんな不正でも遂行可能で、それで訴追されても関係ないことになってしまいます。自分を前もって恩赦にできるなら「大統領の犯罪」は端から存在しないーー。

 倫理の問題です。市民への倫理の強制は常に体制側に都合良く働きますが、トランプを見ていると政治家の倫理義務は法律で決めなければならないのかとがっかりします。政策云々の前に、倫理を無視する政治はやがてはその支持者たちの倫理性を蝕み、それに対抗する人たちの倫理性も犠牲にして、ひいては国内騒擾へと繋がる国家そのものの安全保障の大事であったのだと気づくのです。
 予想はしましたが、本当に自己恩赦を発想する大統領が現前します。はてさてどこぞの前首相は盟友のこの一手を、事情聴取を前にどういう思いで眺めているのでしょうか。
(ジャーナリスト)
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