菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

県議会で「読点に『コンマ』使用」が一般質問になるとは?

2020年12月03日 21時25分39秒 | 地方政治
 今日の茨城新聞の「県議会一般質問から」には、標記の質問が行なわれ、総務部長が次のような答弁をしている。
 
 総務部長の答弁
  読点の表記方法については、実際の社会生活で「点」を多く用いる傾向にあり、庁内でもこれまで「コンマ」使用の見直しを求める意見が出ていた。現在、国において「公用文作成の要領」の見直しが進められており、原則として「点」を用いる表記方法に改める方向で検討が進められている。
 こうした現状を踏まえ、県としても現在、「コンマ」表記から「点」への方向で準備を進めている。その時々の県民ニーズや社会情勢などを踏まえながら、「挑戦する県庁」への変更に向けて積極的に取り組んでいきたい。

 横書きの文章の区切り=読点を「コンマ」にするか、「点」にするかは、昭和26年頃、ローマ字の普及がすすみ、ローマ字文では、「コンマ」が使われていた。縦書きの日本文は、区切りは、もちろん「点」であった。しかし、だんだん、横書きの文書が普及するようになり、ローマ字にならって、「コンマ」が使われるようになってきた。

 そして、現在は、パソコンで、日本語文を縦書きにし、一気に、横書きにすると、「点」は「コンマ」には変換してくれない。
 
 私が20年前笠間高校に勤務していた時代、この文書に厳格な事務長が転勤してきた。その事務長は、「県のルール」では、横書きの「読点はコンマ」が正しいから、「起案の文書」は書き直しの赤ペンが入った。もちろん、職員は、「コンマでも点でもどうでもいいじゃない」という声である。
 そこで、私は、県教育委員会に電話をいれ、どう対応するのがいいのか聞いて見た。県の職員は、「国からの文書にも、点もコンマもつかっているものがありますから、どちらでも結構ですよ」との返事でした。これを校長に伝え、笠間高校の混乱は解決した。

 私は、パソコン時代の今、こんなことが、県の一般質問で取り上げることなのか、びっくりした次第です。





 
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