菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「布川事件国賠訴訟結審」にふれて

2020年12月17日 19時58分41秒 | 日々の雑感
 利根町で1967年、男性が殺された布川事件で、再審無罪が確定した桜井昌司さん(73)が、国と県に国家賠償を求めた訴訟の控訴審が15日、東京高裁で結審した。
 この記事が、朝日新聞は昨日、、東京新聞には今日、大きく扱われている。

まず、この事件に関連し、今年の6月議会で「再審法」の改正を求める請願の裁決が行なわれましたので、その経過を再録します。

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 これのことに関して、「国に対し、『刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書』の提出を求める請願」が、日本国民救援会茨城県本部(会長・田村武夫)から、菊池伸浩議員が紹介議員となり、提出されていました。
 総務常任委員会の審議の結果、「この請願に対する判断は、専門的知識を持たない地方議会にはなじまない」との理由で、全員一致で不採択になり、本会議に提案されました。
 そこで、菊池議員は、本会議で次のような意見を述べ、採択を迫りました。

国に対し、「刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書」提出を求める請願、不採択への反対討論
 10番 菊池伸浩

 みなさんは、裁判はいつでも「公正で、過ちのないもの」と思っているかもしれません。
しかし、裁判の歴史を見れば、「無実の方が有罪」とされたいわゆる冤罪事件は沢山あるのです。それを防ぐためにできた制度が再審制度です。しかし、この再審制度がまた、厚い壁ができているのです。

 一つだけ例をあげて説明します。茨城県では布川事件が有名です。1967年に利根町布川でおきた事件で、「大工さんが殺され」、近所のいわゆる「不良少年」であった2人の青年が逮捕されました。2人とも別件逮捕であり、一旦は自白したのですが、裁判では、一転して、強盗殺人は全面否認しました。しかし、裁判の結果、1973年、最高裁は無期懲役の判決を下しました。
 
その後、再審制度を活用し、再審に臨みました。自白では「両手で首を絞め」となっていたが、「被害者は紐で絞殺されていた」ことなど、新しい証拠が明らかになり、2011年には、強盗殺人罪では無罪、別件の窃盗罪などでは懲役2年、執行猶予3年が言い渡されました。実に、44年もかかっているのです。
 
 ごく簡単に布川事件の概略を説明しましたが、再審が開始されるまでには多くの苦難が立ちはだかっています。冤罪を生まないためにも再審開始するための壁をなくすためにも、この請願書に書かれているように、
1, 再審における検察手持ちの証拠の全面開示
2, 再審開始決定に対する検察の不服申立て(上訴)の禁止の請願
を採択されるよう訴えて、私の反対討論を終わります。

採決の結果
 賛成 14
 反対 2
 欠席 1
 議長 1

 この請願は、不採択となりました。
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 今日の東京新聞の桜井さんの言葉を紹介します。

 桜井さんは意見陳述で「警察官の偽証は今更覆さない。冤罪を背負って54年、普通のおやじとしての時間を返してほしい」と訴えた。

 閉廷後には、東京都内で弁護団と記者会見した桜井さんは、昨年秋に末期がんが見つかり、今年2月に余命1年と宣告されたと明かした。「限られた命をどう生きるかを考えた。少しでも社会が変わるよう声をあげて続けたい」と話した。現在は通院せず食事療法を続けているという。
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GoTo中止は、遅すぎる上に、動機不純

2020年12月17日 19時20分10秒 | 国政
 GoTo中止は、遅すぎる上に、「国民の命を守る」ためではなく、「菅政権の支持率がさがった」ためという動機だという。これでは動機不純と言われても仕方ない。今日の東京新聞・本音のコラム欄は、青学大名誉教授が、これを皮肉って書いているので紹介したい。

 GoTo全国停止
 三木義一


「ご隠居、 GoToトラベル、ようやく全国停止だとか。これまで感染拡大との関係を懸念する指摘があったのに、エビデンスがねえとか、査読前の研究だから信用しねえとか、さんざん引き延ばしてきたのに、なんで急に停止したんですかね」
「支持率が低下したからじゃのう。いかにも政治屋らしいの~。科学的意見には耳をふさぎ、国会での議論には口をふさぎ、感染者の激増には目をふさいでいたが、支持率の低下でうろたえとるんじゃろ」
「一国の首相ですぜ。GoTo政策をとるなら、その科学的根拠を国民にきちんと示し、間違っていたなら、きちんと説明して、政策を変更すべきじゃねえですか。そもそもGoTo政策なんて余裕のある中間層以上の人しかりようできねえ」
「そうじゃの~。責任感もなく、GoTo政策が感染拡大に影響したことは認めていない。だけど、年末年始は静かに過ごしていただきたいそうだ」
「情けねえ」
「もともと親分の言うことには耳を貸し、自分たちの都合悪い研究には口を出し、職員人事には目を皿のようにしてきたお方だ。今回も親分の理解を得ることに腐心したに違いない」
「親分?」
「そう、全国旅行業協会の二階会長だ。停止を理解してもらうためにこう言ったはずだ。必ず再開します。二回(階)目を!」
(青学大名誉教授)



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「新し桜川63号」の折り込み依頼終わり20日の新聞で配られます

2020年12月17日 16時05分35秒 | 議員活動
 今日は、岩瀬読売と塩田新聞店に折り込みを頼んだあと、新治の新治読売と小竹新聞店(主な新聞はサンケイ)に折り込みに行きました。新聞店には、それぞれ「縄張り」があり、配る範囲が入り組んでいます。小竹新聞店は、かなり広範な地域を配っています。
 せっかく、協和まできたのだから、帰りは小栗を回ってきました。2年前のいっせい地方選挙で、私は、筑西市の三浦ゆずるさんの応援で、主に協和地域を回っていました。その時、気になっていたのが、小栗小学校の校舎に掲げてある「大時計」が壊れていて、止まっていて、時刻が合っていなかったのです。当時も、三浦議員を通じて、筑西市教育委員会に「時計を直す」よう連絡しておいたのですが、直されていませんでした。

 ところが、昨年4月、私の外孫が、教員に採用され、小栗小学校に赴任すると、私に連絡がありました。私は、そのとき、孫に、小栗小学校に行ったら、「校舎にある大時計が止まっているので、直すように校長に言ってほしい」と伝えておきました。直ったかどうか、確認していませんでした。それを思い出し、今日の帰り見てきました。
 時計は新しいものになり、「正確は時刻、1時20分」を指していました。

 

 昨日からの疲れがどっと出て、午後は家で休んでいます。

 

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