鈴木市長を中心とした街づくりは、「コンパクトシティ」の街づくりとして、今や、全世界から注目されるようになっている。
なぜなら、日本は1・3億人といわれた人口の頂点を通り過ぎて、減少期に入ったのである。
急激な高齢化社会の次に来るものは、急激な人口減少である。人口増のために、企業誘致や、少子化対策が必要なことを否定しない。
しかし、今は人口が増加している全地域で人口減少が始まるのです。もちろん平均的には減らないで、減り始めたところは、いっきに減少するのです。
夕張市は1965年ころが人口11万でピークであった。赤字団体になってからも人口は減少し、今では、8000人になった。
それでも人口はゼロには決してならない。ある意味では、石炭発掘以前にもどったのである。
これから求められる夕張市の形は、50%をこえる高齢者を抱えながら、いかに効率よいコンパクトシティをつくっていくかということである。
その意味では、夕張市の行方を、全世界が注視しているといっても過言ではないだろう。
みなさんに一読を進める本であり、紹介した次第です。