今朝のしんぶん赤旗は、麻生総理の発言を取り上げている。麻生氏といえば、「本音をポロリと言ってしまうことで有名な政治家です。
私も、水戸南高校に1年間勤めていたとき、麻生総理(当時)が水戸駅前で演説をするというので聞きにいったことがある。
そのときの前フリは、「葛飾柴又」であった。多くの年輩の聴衆は、「フーテンの寅さん」を想像した。
しかし、マンが大好きの麻生氏は、「こちら葛飾亀有派出所」であった。しらけたのは言うまでもない。
以前にも、ヒットラー発言でひんしゅくを買ったこともある。
今回は、北朝鮮発言である。
「自民党の衆院選勝利は、あきらかに北朝鮮のおかげでしょうし、いろいろな方がいろいろな意識をお持ちになられた」
「特に日本海側を遊説していると、つくづくそう思うようになっているとも声をかけられた」
たしかに、北朝鮮のミサイル発射や核実験は、異常事態ではある。
しかし、ミサイル発射のたびに、北海道上空をとんでいるのに、東日本全域に警告を発して、危機を煽ったのは安倍内閣ではなかったのではないか。
中には、休校した学校まであった。
異常な対応を強要しておきながら、「北朝鮮のお陰」をいうのは、まるでマッチポンプである。
これが一国の副総理がする発言であるかと思う。