これは、今日、70歳になった教え子さんと思い出して語った話です。
50年以上の昔の話です。真壁農業高校と土浦日大高校が夏の甲子園野球茨城県予選で、一回戦で当たったのです。勿論、真壁農高のコールド負けです。
試合が終わって、バスに乗るとき、応援団の動きがおかしいのです。土浦市営球場の外で、センターの後ろ側で、土浦日大の応援団といがみ合っているという情報が入ったのです。
応援団の担当は、キクチですから、行くしかありません。
二つの応援団がいがみ合っているのを見て、こう言いました。
「うちは、間違っても甲子園へいけないからいいが、あなた方は甲子園にいくかもしれないチームだよ。こんなところで、いざこざを起こしたら、甲子園に行けなくなってしまうよ。そうなってもいいの?」
これを聞いた、土浦日大応援団の方は、引き下がってくれました。
とにかく、応援団の指導というより「お守り」は大変でした。