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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

アラブ人驚く「女性天皇」への蔑視

2019年05月04日 19時18分07秒 | 社会・経済
 安部首相をコアに支持する人は、なんで女性天皇を嫌悪・蔑視するのだろうか。今日の、東京新聞・本音のコラム欄には、「女性天皇」と題して、文筆家の師岡カリーマさんが書いている。彼女は、アラブの文化には詳しい方です。紹介します。

 「日本では新天皇即位、夫人はそれを見ることができず」女性皇族が出席しなかった「剣璽等承継の儀」をアメリカのニューヨークタイム紙はこのような見出しで報じた。代替わりという歴史的瞬間における女性排除の特異性が強調されてしまった形だ。

 本紙によれば「前例を覆して女性皇族を入れれば理由が問われる」というのが政府の立場だというが、理由なら容易に説明できる。儀式における洋装も、かっては「前例を覆した」結果だ。
 現代の皇族はさまざまな公務を担っており、私生活も犠牲になっている。大切な儀式から閉め出されるのは不可解だ。

 人目に触れぬような女性を隔離する伝統が続く国ならまだしも、日本は違う。外交の場には夜会服で姿を見せる女性皇族の儀式不在は、明らかに矛盾だ。女性蔑視と解釈されても仕方ない。

 ちなみに「女性隔離」で真っ先に浮かぶのは、アラブ・イスラム世界(に一部伝わる文化)だと思われるが、アラビア語メディアでも「女性が除外された儀式」と報じられた。

 かつて天皇を男性に限定した根拠はいろいろあげられるだろうが、いまどき女性でダメなわけがない、とある多国籍なおしゃべりな場で発言したところ、アラブ人の間でも保守的な部類に入る男性がこう言った。
 「むしろ女性の方が適任かもしれない」


 注)「明治天皇の側室の子」が大正天皇である。側室制度(わかりやすくいえば、妾)があれば、いつかは男子が生まれる可能性はある。しかし、現在の一夫一婦制にこだわれば、必ず男子が生まれるという保証はない。それなのに、男系天皇にこだわる「文化人」は、どうすればいいと思っているのだろうか。不思議でならない。
 美智子さんも、雅子さんも、「君を守るから」という、天皇側からの熱烈なプロポーズで結婚された方である。


 


 


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「憲法フェスティバル2019」に参加しませんか

2019年04月29日 21時00分54秒 | 社会・経済
 5月3日は憲法記念日です。安部首相は憲法9条を改憲をもくろんでいますが、そうはいきません。
 憲法9条を守ろうとという人たちは、毎年、千波湖前のハナミズキ広場に集まって、「憲法フェスティバル2019」をひらいています。


 5月3日 憲法記念日 10時半から15時半まで
 水戸市千波公園 ハナミズキ広場

 主な催し
  記念講演 リラン・バクレー監督
 ステージ
  水戸工業高校ジャズバンド
  BLUE BEGINNERS
  水戸藩AOSAKI連
  などなど
 広場企画で1日楽しく遊べます


 
 

  

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「辺野古基地報道にみる」新聞報道の違い

2019年02月27日 08時48分41秒 | 社会・経済
 私は、家では「しんぶん赤旗」「茨城新聞」「東京新聞」の3紙を購読しています。読売新聞は、週3回は通う長谷川食堂で読んでいます。
 多くの家庭では1紙しか購読していないようで、各新聞によって、報道の仕方が、かなり違うということを知らない方が多いようです。
 茨城県では、読売新聞の普及率がおおいことは、関係者のあいだでは知られています。

 今回の、沖縄県辺野古基地建設報道では、新聞による報道の違いが、一層明白になったとのことで、東京新聞本音のコラム欄に、文芸評論家・斎藤美奈子氏が書いていますので、紹介します。

 メディアの意思   斎藤美奈子
 
 七割が辺野古(沖縄県名護市)の埋め立てに反対した24日の沖縄県県民投票。この投票で同時に露わになったのが、本土の報道各社の意思である。最小限の報道でお茶を濁したテレビ各局は放っておくとして新聞は?

 在京6紙中、25日の1面トップでこの件を伝えたのは、東京、朝日、毎日の3紙。社説でも東京は「沖縄の思い受け止めよ」、朝日は「結果に真摯に向きあえ」、毎日は「もはや埋め立てはやめよ」の見出しを立てて投票結果を尊重するよう政府に求めた。

 以上三紙が反対派だとすれば、産経は完全に「賛成」派だ。「投票結果は極めて残念」とし「国民守る安全保障政策を尊重し、移設容認に転じるべきである」と知事に説教する社説。なかなか頓珍漢(とんちんかん)である。

 面白いのが日経で、「国と沖縄は対話の糸口を探れ」と提言するも、右往左往する社説はほぼボヤキ。これが「どっちでもない」ってやつか!

 1日遅れの26日にしぶしぶ(?)社説を出したのが読売だ。「そもそも条例制定を推し進めたのは玉城氏の支持勢力」などのネガキャンに努める投票自体を否定する棄権組?

 という例外はあっても地方紙各紙の論戦の多くは「反対」寄りだった。投票結果は本土を動かした。分団から共闘へ。流れはここで変わるかもしれない。

 注)たしかに、26日の読売新聞には、辺野古の記事よりも、「元号」の特集記事が2面見開きをつかっておおきく報道されていた。なんでこんなに大きく書く必要があるのかな。特別の意味があるのかなと。
 今は、どこでも新聞の購読者が減っています。新聞販売店は四苦八苦しています。なかでも読売は苦戦をしてるようです。私は、年間4回、「新しい桜川」の折り込みに行っていますので。


 
 

 
 

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青山学院大学長・三木義一氏「おもてなし」

2019年01月31日 18時20分54秒 | 社会・経済
 「仮説の思い出」シリーズは、一段落したので、別の記事を書いてみます。
 私は、東京新聞の本音のコラム欄を愛読しています。このところ、書き手に変化が見られます。青山学院大学長・三木義一氏が、オリンピックに関して「キツーイ」コラムを書いていますので紹介します。

 東京オリンピックは滝川クリステルさんの「おもてなし」のスピーチで招致できたと評判になった。しかし、疑問をもつ日本人も少なくなかった。税金をそんなに使える状態にあるのかという疑問や、福島の復興を優先すべきだとという思いなどもあった。私個人も、一度もやったことのない都市を優先するのがオリンピック精神なのでは、と考えていた。

 東京に決まってからもさまざまな不祥事が続き、不安はさらに高まっているようだ。大きなトラブルだけでも、ザハ・ハデイド氏による新国立競技場の設計案が白紙撤回、公式エンブレムも「パクリ疑惑」から撤回。ボランティア活動のブラック批判などもあった。

 それに加えて、フランス当局が1月11日、日本オリンピック委員会(JCO)の武田恒和会長を贈賄容疑者とする正式捜査の開始を昨年12月10日に決定したと明らかにした。かねて海外メディアで報じられていたことが現実になってしまった。さらに、本紙(東京新聞)の関連予算の報道をと、ますます予算は膨らみ、しかも契約書等の相手方も非公開にされているという。

 ひょっとすると滝川さんは私たちに警鐘を鳴らしていたのかもしれない。
 オリンピックには裏がある。
 いや、裏ばかりだ。
 だから
 オ・モ・テ・な・し




  

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ふるさと納税制度の問題点

2018年08月05日 23時16分45秒 | 社会・経済
 今日の茨城新聞の一面トップには。ふるさと納税の金額が一覧表で示されている。
 茨城新聞の記事でもわかるように、返礼品の豪華さが増し、自治体間で競争がおこったり、税収の奪い合いも指摘するなど、混乱も見られる。

 県内自治体のトップに位置する境町は、21億円とすごい金額になっている。私の住んでいる桜川市は1425万円と下から数えて9番目である。

 この一覧表をみて、寄付額が少ない自治体の市民は、「もっと境町を見習え」と思うかも知れないが、この制度自体に問題があると思う。

 桜川市議会でも、この問題を取り上げたある議員は、「市外に在住している市役所職員は、桜川市に寄付をしたらどうか」との意見まで言い出した。これでは、自治体間の税収の取り合いであり、共食いではないか。

 ふるさと納税も、市の財源のささやかなプラスと考えているうちは、ほほえましく思えても、市の財源の10%を超えるようになると、自治体の死活問題になって来るのではないか。

 こんな税制は、決して好ましいものではない。いつかは廃止せざるをえないのではないかと、予測している。

  

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