
今年の初釣行は箱根早川でした。
1月27日(月)休暇を取得していたのですが、その日早川へ行こうと思い立ち朝06:30に出発。前回投稿したHardyに30年前作ってもらった竹竿を使うことが目的と言えば目的。

平日なので休日に比べれば人は少ないものの、やはり人気河川。各ポイントには釣り人の姿があります。それにしても魚の姿は全く見えず、全て川鵜に食べられたのか?と思うほど。そうこうしていると写真下の小堰堤に入れたのであれこれ試しましたが何ら反応なく撃沈。

そこから上流に歩いていき途中ですれ違った釣り人に「魚いないですね」と尋ねると、上流の堰堤のところに何匹かいるけどスレ切って反応しないとの返事。謝意を伝えその堰堤に歩いていきます。丁度空いていたので観察すると確かに魚が数匹いてその内の一匹はクルージングして羽化した虫を食べている様子。上の写真の真ん中より上に白い石が見えますが、そのすぐ下に左から右に斜めに映る影がその魚。

長野県の雄鶏のハックルを纏ったドライフライを上流から下流に流しで行くと、魚の目に留まり魚が毛鉤に近づいていき、こちらの期待も高まった瞬間、魚は毛鉤を見切って離れて行きました。

このハックルはバリバリに固いホワイティングのようなものではなく柔らかいのですが、それが水面に浮かぶと風に吹かれて動く様な感じです。英語の昔の本でbuzzと言われるような動きだと思いますが、これが魚にアピールするのか?こういう止水に近い場所ではそうしたことが魚に本物の餌と誤認させるのかも知れません。
ということで、その後ソフトハックルとかニンフとか頑張りましたが、そうしていると別の老齢の釣り人が乗り込んできて玉浮きをビュンビュン飛ばして釣り場を荒らしてしまい、結果坊主を喰らいました。
上の毛鉤は英国のJames Niceという人が戦後作ったBlue-Winged Oliveを模したものですが、ボディーの前半にブルーの蛍光フロスを巻き、その後全体を薄くイエローのフロスで巻くことでオリーブ色を表現するというもの。濡れると確かにオリーブ色になります。
それにしても寒い中の釣りは老眼オジサンにはとても辛かったです。
私も早川に行こうと思い立つものの、このところの寒さでなかなか足が向きません。
放流量が多いからといって管理釣り場並みで楽勝となめてかかるとオデコを食らいますね。
大き目の毛鉤で反射喰いを誘ってもスレていて、細いティペットで小さな毛鉤でないとなかなか口を使ってくれません。
一昨日の日曜日は朝が寒くて断念したのですが、日中はポカポカ陽気となって、行けばよかったと後悔(笑)
掛かると大きいので楽しいですね。
コメントを頂き大変ありがとうございました。
早川ですが車で1時間半程度で行けるのでお手軽なのですが、寒さの中でボウズを食らうことを考えるとなかなか足が向きません。小さな毛鉤だと老眼では取り扱いが難しく増してかじかんだ手では難しさ倍増。。。
でも、今回はダメでしたが、昼くらいに水面の毛鉤に魚が出てくる可能性がある魅力は捨て難いものですね。