先週ドイツのデュッセルドルフに行く機会があったので、釣り免許(Fischereischein)を取得してきました。上がその写真になります。
ドイツ国内の内水面で釣りをするためには、釣り免許を保持し、且つ、その上で、釣りをする内水面の漁業権を持つ個人・団体から釣魚券を取得(通常は購入という形になると思います)する必要があります。
釣り免許は、ドイツの場合、残念ながらお金を払えば取得出来るものではなく、試験を受ける必要があります。試験は法律、魚の生態、環境保護、等の質問につき、マークシートで最も適した答えを選択する一次試験と、一次試験合格者に対し、釣りの対象魚毎に15分以内で仕掛けを作らせる実技試験である二次試験よりなっております。しかしながら、外国人の場合は、一次試験され突破出来れば、二次試験はキチンとした仕掛けを作る事が出来なくとも大目に見てもらえる可能性があります。私が試験を受けた1994年10月の二次試験で、旧ユーゴ地域から来たと思われる外国人は二次試験に本当の意味で合格出来なかったのですが、大目に見てもらった事を実体験致しました。私はパイク釣りの仕掛けという簡単な問題で助かりましたが。。。
で、この法規ですが、ドイツ国内に居住していない外国人に対しては例外規定があり、試験を受けなくても、必要な知識を持っていると見做される場合、1年間有効のGastfischereischein(国外居住者用釣り免許とでも訳しましょうか。。。)を取得出来ます。
今回は、それを取得した訳ですが、デュッセルドルフの市役所環境局の釣魚課に事前に問い合わせ、過去ドイツの釣り免許を取得した事、並びに、釣り免許試験の合格証を所持している事を伝えたところ、合格証とパスポート、写真を持ってくれば、国外居住者用の釣り免許を発行してもらえると、確認出来ましたので、めでたく取得に至ったものです。また、住所がデュッセルドルフでなければダメと言われたため、ホテルの住所で釣り免許を発行してもらいました。
これで、2018年内はドイツで晴れて釣りが出来る身分になった訳ですが、昔通ったベルギー国境近くのHellenthalは今は釣りが出来ない様ですし、中々、フランクフルトやデュッセルドルフに近い所にはパッとした釣り場が見当たりません。ドイツの釣り雑誌の情報等を参考に根気よく探そうと思います。
上は、1995年デュッセルドルフ在住時に取得した釣り免許。5年有効。
上は、釣り免許試験の合格証。これさえあれば、国外居住者用釣り免許を何時でも取得出来ます。
因に、ドイツの釣り免許試験合格証が無くとも、各自治体の釣魚課が、必要な知識を持っていると認めれば国外居住者用の釣り免許は取得可能な筈です。じゃあどんなものがその証拠になるのかは、正直不明ですが、日本人の場合でしたら、どこかの釣りクラブの会員証とかがあれば、ドイツ語の通訳が出来る人にうまく説明してもらった上で、国外居住者用の釣り免許を取得出来るのではと推測します。
但し、ドイツ国内居住の日本人の場合は、キチンとした手続きに乗っ取った正式な釣り免許の取得が義務となりますので、お間違いのないように。
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