思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

2024年初釣り(1月4日箱根早川)

2024-01-07 16:41:42 | 釣行記/Fishing Trips

年末年始に一時帰国した機会を利用し、1月4日箱根早川に行って参りました。

自宅から電車で二時間程度で鱒のいる川に行けるとはなんと幸せなことでしょうか。1月4日の仕事始めの日、仕事や学校に向かう人達と別の方向に早朝電車に乗り向かい風祭駅に07:05到着。そこから歩いてローソンで釣魚券を購入、早川に向かいました。
持参したのはPezon et MichelのSawyer Nymph 8'10''。東京の自宅に残した竿の中で適当な長さがあり、通勤電車に乗っても余り長すぎないものという観点で選んだもの。その竿にSt. George 3''を合わせました。

冬の早朝の寒さの中、日の差し込まない川に入ります。1月4日だというのにやはり人気の釣り場には人が多く、入る場所を探すと以前も入った堰堤が空いていたのでそこに入りました。

ウェットフライのアップストリームでRamsbottom's Favouriteから始めConnemara Black、Silver March Brown、Invicta、Greenwell's Glory、Partridge & Orange、等々試しますが、今回はウンともスンとも何ら反応なく、寒さの中、心まで折れそうな状況です。

そう言えば今日使っているのはSawyerの名前を冠した竿。ということもあってかなくてか、釣れない時の奥の手のニンフに変えます。
最初はKiller Bugですが魚が見えない状況では、流し終わるところでスッと引き上げるInduced Takeを試しても効来ません。Pheasant Tail 14番に変え、白泡の中でリーダーが見えないため、更に奥の手のヤーン目印を付けて白泡をアップストリームに流すと、目印を通じリーダーが不自然に動いたところで合わせをくれると魚の感触。Sawyer Nymphを何度か曲げてくれたのは40cmの銀色の虹鱒でした。冒頭の写真はその鱒が咥えたPheasant Tail鉤。

魚を釣ったのは10時過ぎですが、その後は全く続かず昼前にはもう上がることにしました。

新春の柔らかい日差しを浴びた風祭駅。今年は一体どのような釣りを出来るのでしょうか?
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Thoughts on the LRH Dry-Wet fly rod

2023-11-26 22:30:15 | Hardy Palakona


Upon the latest comment to the article "Hardy L.R.H. Dry Wet 9'3" (E90785, 1953年製) dated 23.Aug.2014" I would like to express my thoughts on this rod as follows.

1. Lightness:
Among Hardy Palakona rods, this model is one of the lightest split cane rods, for it is constructed by double-built method; combining hard and steely cane on the surface of the rod with light pine in the core of the rod.
According to the "Angler's Guide", it weights 5 1/2 ozs approximately. Comparing with 9'6" Gold Medal, 3pcs weighting 6 3/4 ozs described in the same issue of the Angler's Guide, you can easily have an image of the unique lightness of the rod.

2. Balance:
I do not know exactly what effects at most for one to feel a rod "top heavy". I heard that American rods reduce its weight of the top section to avoid the rods to become "top heavy". The picture above shows the top sections of LRH Dry-Wet 9'3" and Payne 206L 9'. From top to bottom: LRH Dry-Wet (Top for Dry Fly Fishing), LRH Dry-Wet (Top for Wet Fly Fishing) and Payne 206L. Very fine top section of Payne 206L distinguishes itself from those of LRH Dry-Wet.
The Payne rod is quite lighter at hand compared with LRH Dry-Wet, but without top sections of both rods, I do not feel much difference in the weight of both rods. Probably practical and durable top of LRH Dry-Wet, or Hardy Palakona rods in general, make one feel that those rods are top heavy towards the quite light feel in hand given by American rods.

Angler's Guide proudly presents the balance of LRH Dry-Wet as:

"The balance of the rods is so perfectly distributed that the user has a feeling of confidence and pleasure quite unique; and in practice it will be found that they deliver the fly true to aim."

-------

"The 'L.R.H.' 'Palakona' rods are the result of exhaustive experiments on the part of Mr L.R.Hardy, covering a long period of patient testing, comparison and adjustment. They are, Mr Hardy declares, the finest fishing rods for their purpose that he has ever handled."

--------

"The total weight of the completely assembled outfit is:

9-ft 3-in 'Dry-Wet' rod 5ozs 8drms approx.
'Lightweight' Reel 3ozs 10drms approx.
30yds No.3 Corona 1oz 7drms approx.
20yds 18 lbs B/S silk backing
Total 10ozs 9drms approx."

As far as I fished with the rod, with my Hardy Spitfire Perfect 3 1/8 Reel, LRH Dry-Wet is quite light in hand and it will not cause any fatigue on me during a day long fishing. Sorry I am too used to fish with Hardy Palakonas, especially with long rods such as 10' Gold Medal, to give fair judgement for modern anglers. I, however, can recommend to use this rod as long and light version of Palakona to enjoy your fishing at rivers and lakes for trouts.

Tight Lines!/Petri Heil!
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禁漁期間中のEtrachseeでの釣り最終日(2023年10月1日)

2023-11-19 18:50:11 | 欧州釣行記/Fishing Trips in Europe

禁漁中にもかかわらず釣りを許してくれたLandhaus Etrachseeの女将さんの好意に甘えた釣行も10月1日(日)の午前中で最後。昼からはウィーン空港までの3時間の車での旅に出発しなければなりません。
08:00からの朝食を手早く済ませ、部屋を片付け荷物をレンタカーに積み込み、宿の母屋で宿代・釣り代を全て支払いましたが、「今日(10月1日」の釣りはタダでいいわよ」とまた好意に甘えることになりました。
山の天気は快晴。とても気持ちの良い朝です。北アフリカでは見ることの出来ない緑の森林と透明な湖が心を癒してくれます。

1964年製のHardy Palakona Gold Medal 10'は塗料の進化により多少濡れてもウィーン空港からフランクフルト空港経由カサブランカ空港までの旅程で竹にダメージが残ることもあるまいと思い、最終日に使います。広い湖、且つ、水面から離れた船着場からの釣りでは長竿が使いやすく重宝します。St George 3"にDT5FのCortland Sylkを組み合わせた道具立てで湖にウエットフライを投げてやれば、Invictaに結構元気に引く虹鱒が食いつきました。

他にも体長はあっても痩せたアルプスイワナ

腹のオレンジが鮮やかなアルプスイワナ、他にも写真を撮らなかった多くのイワナ(ブルックトラウト、アルプスイワナ)が長い竹竿を曲げてくれ、今シーズン最後のオーストリアを楽しめました。

今シーズンの新たな現象として、魚が鉤がかりした後、藻に潜り込もうとすることに気づきました。上の写真は藻の塊ですが、

その中にはブルックトラウトが隠れております。この魚の様に藻の中に逃げ込んで釣られまいとする魚が増えました。これもフィッシングプレッシャーによる学習効果でしょうか。
10月1日ではありませんが、9月30日に桟橋から釣っていたら大物をかけ3Xのハリスを切られ逃げられました。この湖には70cmを超える大物も棲んでいて小物の数釣りではない釣りも楽しめそうです。次の機会があればまた挑戦したいと思います。

上の写真は宿の部屋で乾燥させているPayneの206L 9'とGold Medal 10'。日本では使いづらい竿かも知れませんが開けたオーストリアの川湖ではこのくらいの長さの竿は大変重宝致します。
オーストリア流の短い剛竿で遠投する釣りもありですが、今の私はゆったりした釣りが好きなので竿の長さがこのようになったというところです。
来シーズンはどのような釣りが出来るのでしょうか。
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Soie Ephemera (ソワ・エフェメラ)

2023-11-11 21:21:05 | 毛針/Flies

2023年10月7日の記事「Mur川でのグレイリング釣り(2023年9月29日)」の最後にGossamerシルクが無くなって代用品を探すのが急務と書いておりますが、その代用品となるAu ver a soieのSoie Ephemeraを入手致しました。
左から、Soie EphemeraのBurnt Orange、1950年代以前に遡るであろうGossamer SilkのHot Orange、生産停止直前のGossamer Silkの6A Light Orangeです。
Skuesが良く使うHot Orangeのタイイングシルク、そしてオーストリアでの当たり毛鉤のボディに必要な色としてのHot Orangeの代用品を探す中で行き着いたのがフランスはパリで1820年創業されたAu ver a soie社の製品。
le ver a soieは蚕(かいこ)のこと。和訳すれば「蚕のところ」という名前の会社ですが、服飾用の絹製品の他、フライフィッシング用の製品製造も行っており、10数年前からシルクフライラインを販売しております。

今回はSoie EphemeraのBurnt OrangeをGossamerのHot Orangeの代用として入手しましたが、色調が多少より明るいものの立派に代用になりそうです。Gossamerは一巻き25mのところ、Soie Ephemeraは100mあり、それらを合計6巻き買いましたので多分もう一生困らないものと思います。

上の毛鉤をこれからも巻くことが出来、ホッと胸を撫で下ろしました。
https://www.pecheasoie.com/soie-ephemera-c2x23174792?XMLOpt1=-1&XMLOpt2=-1&RelatedPdtIDs=&PackagingID=
上のアドレスはAu ver a soie社のSoie EphemeraのWeb Pageのもの。
https://www.pecheasoie.com/soies-de-peche-c102x3195237
上は同社のシルクフライラインのもの。皆様のご参考までに。
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箱根早川釣行(2023年11月2日)

2023-11-03 10:40:33 | 釣行記/Fishing Trips

昨日、箱根早川へ行ってまいりました。
年に一回の健康診断のため一時帰国しておりますが、人気の冬季C&R釣り場のある箱根早川も平日は人が少ないだろうと思い最寄駅を05:32発の小田原行き急行に乗り、小田原乗り換えで風祭駅に07:05到着。そこから5〜6分程歩きローソンに寄り一日券を購入、川には07:30前には到着致しました。
さすが人気の釣り場にて、平日を気にしなくても良さそうな年恰好の方々とその方々の車が既に数多く停まっており、これから入れそうな釣り場はかなり限定されておりました。

私が持参した釣り道具はHardy Palakona LRH Dry Fly 8'9''にSt. George 3"。この道具で水深の深いところを狙うのは難儀なため、水深が適当で鱒が潜むであろうところとなると選択肢は余りありません。既にルアーの方が入っていらっしゃいましたが、上流に移動される様子だったので、空くのをちょっと待たせてもらいました。
それにしても狙ったところにルアーを長距離飛ばす腕前には感服致します。モロッコで先日40年振りくらいでスピニングリールを使った私にはそんな芸当はとても無理です。

写真の小堰堤の主な流れ出しの筋にRamsbottom's Favouriteを流すと直ぐに反応があり、ウェットフライのアップストリームでの釣りの常ですが、何故か自分でも分からない内に合わせをくれるとフッキング。LRH Dry Flyを曲げてくれたのですが、この穂先の太い剛竿は逆に衝撃吸収力が足りないのか途中で鉤が外れてしまいました。
その後が続かず、毛鉤もConnemara Black、Invicta、Greenwell's Glory、Black Spider、Partridge & Orange、ニンフ等使いますが無反応。
淵ではなく瀬の方に魚影が見えたのでそこにSilver March Brownを流すと今度はフッキング出来ましたが、やり取りの最中にまた鉤を外されてしまいました。

こう場荒れすると魚も警戒するのか、更に後が続かず、魚影は見えてもウェットフライには反応しなくなりました。
日が昇って暑くなり、もう釣りもいいかと思ってきましたが、流石にボウズで帰るのも忍びないと思い、スレた魚のサイトフィッシングで威力を発揮する冒頭の写真のKiller Bugを結び魚の姿を探し待つこと数分。瀬の中に魚の姿が見えたのでそこに向かって数回投げると魚の口が開いた様な感じ、且つ、横に動いたので合わせるとフッキング。

今度こそは逃さないぞと慎重にやり取りしリールを何回か逆転させてくれたのは35cmの虹鱒でした。フランスはノルマンディーで購入した激安中国タモに納め、岸まで慎重に歩き写真を撮らせてもらいました。

もう若い頃のような釣欲もなく、11月とは思えない暑さの中釣りを続ける気力もなく、他の場所もちょっと見てみましたが魚影を見ることもなかったので見切りをつけることにし上がりました。13:32風祭発の電車に乗り小田原で乗り換え最寄駅には15:17には到着。
モロッコでの苦行を重ねた身にとっては、禁漁期間でも釣りが出来、且つ、電車移動で2時間くらいで釣り場に行ける日本は釣り師にとって何と良いところかと思ってしまいます。欧州の釣りは天然の魚と数多く出会えフィッシングプレッシャーも低いので格別ではありますが、釣期は限られます。色々考え合わせると日本の釣り環境は、20世紀末のどこに行ってもフィッシングプレッシャーの高さから釣れないという頃から、格段に良くなったものだと思わずにはいられません。
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Talambote川釣行(2023年10月14日)

2023-10-15 09:10:00 | アフリカ釣行記/Fishing Trips in Africa

諸般の事情がありモロッコで今シーズン最後の釣行に行ってまいりました。

10月は出張があり週末を二日間過ごせるところが14日と15日の週末のみとなってしまい、モロッコの鱒釣りシーズン10月一杯を考えると10月14日に釣りに行かないと今シーズンが終わりになってしまいます。最近疲れているのでこのままシーズンを終わらせようかとも思ったのですが、10月13日思い直して電車の切符を購入し、レンタカーを予約、払い込みをして怠けの虫の退路を断ちました。
朝07:00カサブランカ発のTGV Al Boraq号で出発です。

目指すのは前回初のアフリカ大陸ネイティブのブラウントラウトを釣り上げたモロッコ北部のTalambote川。ここは日本でも知られた観光地シャウエン(シェフシャウエン)の近くの山の中。上は08:38の位置ですが、カサブランカからモロッコ最北部のタンジェに向かっている途中です。

タンジェ駅到着後Hertzのレンタカーステーションに行ったのですが、私が予約した車が無く、タンジェ空港から持ってくるとのこと。おかげでレンタカーで出発するだけでほぼ1時間かかってしまいました。グダグダ話をしているとロシア語が聞こえたので久しぶりにロシア語で尋ねると、在米のロシア人とその友達のモスクワに留学した経験のあるモロッコ人の二人組とのこと。言葉はスポーツと同じで素振りをしていないと打てなくなるのと一緒。ロシア語を話そうとしてもモロッコで使い慣れたフランス語が出てきて邪魔をします。日本語の「でも/しかし」に相当するロシア語でHO(ノ)というところを仏語のmais(メ)と言ったり、相手の言っていることは分かってもアクティブにしゃべるのはかなり退化してしまっておりました。

漸くDaciaのLoganをゲットして釣り場に向かって出発。10:30にタンジェを出て飛ばしに飛ばして12:50頃釣り場の駐車場に到着です。

観光地のど真ん中を釣り場に向け歩いて行きます。

釣り場は石の橋の下流の淵一箇所。そこで17:00まで釣りをすることにしました。

今回持参したのはHardy Palakona The Traveller's Combined Fly and Spinning Rod。2フィートの竹のピース四つに10インチのハンドルで8'10''のフライロッドを組み、そこにSt. George 3"、AFTM 5のフライラインを合わせます。何故この竿にしたかというと、状況次第でスピニングもやってみようという魂胆からです。昨年の様に川の水が多くてフライでは太刀打ち出来ない場合はスピニングで何とか釣りをしようと考えてのこと。但し、今日も水は少なくウェーダーを履かなくとも河原に降りることが出来る程でした。

Ramsbottom's Favourite、William's Favourite、Greenwell's Glory等ウェットフライでアップストリームに投げますがウンともスンとも言いません。老眼で毛鉤を替えるのも面倒なのにこれから枝素を付けて仕掛けを作り直すのは無理。そこで苦渋の策で金玉付きのニンフを結び、ラインが全く見えないので餌釣り用のヤーン目印をリーダーに付け糸がどこにあるのか把握出来るようにし上流にブチ込みます。すると、淵の深いところに投入した毛鉤が右側の流れに乗って深場から浅瀬に移動している時リーダーが不自然に動き、すかさずアワセると魚の感触!!

フライラインを手で手繰ってやり取りすると魚がジャンプを繰り返してくれますが、この竿にはちょっと役不足な大きさで、全く問題なくネットに収まり御用となりました。アフリカ大陸のネイティブであるブラウントラウト。殆ど朱点の無い黒点ばかりの鱒は測ると24cm。前回のチビっ子よりは大きな鱒でした。

魚を釣り上げだのは14:30だったのですが、そこ後は全くアタリも無く、老眼に鞭打って毛鉤を替えたり、ブラッドノットで鉤素を替えたりとあれこれ試しますが、魚の感触は途絶えてしまいました。16:00になったので持参のHardy Altex No.1 Mark IVを付け、8'10"の一番太いバットの竹ピースを抜き全体で6'10''に替えた竿でスピニングを試してみます。40年以上もスピニングをやっていなかったのでまずルアーがどこに飛んでいったのか全く見えずしかも昔と違い細いラインに老眼がついていけず全くダメ。釣りにはとてもならない状況です。

そんなことをしていると17:00でタイムアップ。これからタンジェまで120km程と二時間以上かけ帰らなければなりません。上流には未だ釣りが出来る場所があるのですが、観光客がすぐそばを行き来するところでそこで釣りをするのは到底無理な相談。残念ですが、Talambte川では唯一静かに釣りが出来るあの淵だけで我慢しましょう。

21:00タンジェ発、23:10カサブランカ着のTGVに乗りながら、片道400〜420kmの道のりを1日で往復し、釣果が24cmの鱒一匹とはどういうことだろうと思いましたが、カサブランカ在住で日帰りの毛鉤釣りをしようと思ったらこれ以外に方法がないのであるとの現実にいつしか意識は朦朧として行くのでした。
それにしてもアフリカ唯一の天然鱒は本当に大切にしたいものですね。
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Etrachbachでの釣り(2023年9月30日)

2023-10-14 00:00:00 | 欧州釣行記/Fishing Trips in Europe

前回の釣行には小川用のペナペナ竿であるF.E.Thomas Special 8' 3pcsも持参致しました。となると当然湖の上流にある小渓Etrachbachを狙いイワナ釣りとなります。
グレイリングを釣った金曜日の翌日土曜日に曇天の中F.E.Thomasでの釣りを楽しむことに致しました。竿に合わせたのは8月時に使ったAFTM 3ではなく一番手思いAFTM 4のシルクライン。風が吹いても至近距離を正確にキャスト出来るようにとの魂胆です。そしてリールは竿のリールシートにピッタリ嵌るPflugerのMedalist。Hardyの滑らかさには全く敵いませんが、良しとしましょう。

曇天ですが、右下に人影が写っているようにトレッキングの客が多く通ります。更にその中の特に家族連れがわざわざ釣りをしているところまで近寄ってきて魚を散らしてきます。こちらも禁漁にもかかわらず釣りをするアウトローの釣り人ですので、そうした善男善女の振る舞いにも文句わ言わず、魚が散ればそれなりに釣りを継続致しました。

川は水が少なく、前回は水を湛えていた右側の釣った魚を入れておく場所は干からびております。釣りが出来る場所は限定的。

そんな状況の下、前回記事に出したオレンジボディのドライフライで釣りを開始。ここのイワナもこの毛鉤が大の好物のようで一投目からF.E.Thomas竿を胴から曲げる魚がかかります。
その後もドライフライで釣った魚の数は伸ばしましたが、流石に場荒れしてきて水面の毛鉤に反応しなくなりました。

そこでハリスの途中に輪を作りそこに枝素を結びドロッパーには上の写真のウィングにブラックバードのクイルを使ったオリジナルレシピに従ったGreenwell's Gloryを結び、リードフライには

Stuartの勧めるBlack Spiderを結びます。

この仕掛けでアップストリームに投げ込み、出来るだけ糸を張れるよう竿を操作し流してやると手元に当たりを感じイワナを釣り上げます。

アップストリームのウェットフライは私の場合、シングルフライだと本当に説明出来ない勘の類に導かれて合わせることが多く非常に難しい釣りですが、枝鉤付きの場合はそれがアンカー的に働くのかアタリが取りやすく、よりリラックスして釣りを楽しめます。
そうこうして釣りをしているとかなり重い手応えで合わせると竿がギュンと持って行かれ、すわ大物?と思ってやり取りすると、一荷でイワナがかかっておりました。取り込み途中で一匹逃げてしまいましたものの。無事上げたのが上の魚。

9月末の天候不順な天気では当然気温も低く、渓流での釣りは午後早い時間に終了。一旦引き上げ風呂に入りました。その後夕食後に暗くなったところで見る母家がこれ。Landhaus Etrachseeは9月末で営業終了。これが最後の夜となります。

再開は2024年の5月。これから長い冬を迎える山中なのでした。
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アトラクターとイミテーションの違い?

2023-10-11 00:25:00 | 毛針/Flies

原色のストリップを使ったマリードウィングを持つ毛鉤はサーモン、シートラウト用の毛鉤に多くありますが、一般にはアトラクターとして認識され分類されているものと思います。
上の毛鉤は前回Etrachseeで使ったRamsbottom's Favouriteですが、水に濡れたウィングは原色の派手さは見られず、マラードの下に水に濡れ黒みがかった赤・黄・青のウィングがチラリと見える様は生命の躍動が生む生き物の体色を表しているように思えます。

この写真のRamsbottom's Favouriteは上と同じものかどうか定かではありませんが、実釣で何匹も魚をかけたもの。乾いた状態ですと如何にもアトラクターという感じで生き物のイミテーションと言われてもピンと来ません。そのRamsbottom's Favouriteのレシピは:
Body: Yellow seal's fur, ribbed with gold twist
Tail: Red ibis feather
Hackle: Coch-y-bondhu
Wings: Mixed red, yellow and blue dyed swan feathers mallard over
というものですが、沢田賢一郎氏のウェットフライのパターン本で紹介されているものはマラードが付いておりません。水で濡らした際、生き物らしさを表すのがマラードなのでこれを省くことは避けなければならないと強く思います。

この「Ramsbottom氏のお気に入り」は私のお気に入りでもあり、過去数年に亘り大物鱒を釣り上げて来ました。上のブルックトラウトは前回釣行時のものですが体高があり太った魚で10フィートのGold Medalという強い竿でも中々タモに入れるのに難儀した魚でした。

上の写真は2020年11月の会津大川で釣った60cmの虹鱒。これもRamsbottom's Favouriteを咥えた魚。

これは昨年10月末の箱根早川での58cm。同じパターンの毛鉤での釣果。
ただのアトラクターで大鱒を含む魚達が多く釣れるのでしょうか?私には魚はこの毛鉤を何らかの虫か魚のイミテーションとして見ているのではないかという思いを払拭出来ません。人間の目で乾いた状態のものを見てこれはアトラクターと分類しても、水に濡れた状態では色が変わりますし、更に魚が認識する紫外線の影響も考慮する必要があるかも知れません。一般に言われるアトラクターとイミテーションの間には案外余り差がないのかも知れないと思っております。
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Mur川でのグレイリング釣り(2023年9月29日)

2023-10-07 20:16:28 | 欧州釣行記/Fishing Trips in Europe

9月29日(金)は山を降り、Mur川にてドライフライでのグレイリング釣りを楽しみました。

山中で携帯の電波は届かず、インターネットも食堂のある母屋のWifiのみという人里離れた湖の畔の宿Landhaus Etrachsee。朝食は新鮮な豚肉のハム、ソーセージ、チーズ、野菜類、果物類がビュッフェで提供されそれに各種のパンで楽しめます。因みにドイツ語でWurst(ヴルスト:ソーセージ)というのは腸詰めを指す言葉で、上でソーセージと書いたものは長いウィンナーの様なものではなく、サラミのように丸く薄切りされたもの。釣りの話には無関係ながらご参考までに。

朝食の席から湖を臨みます。天気は良好。朝08:00なので未だ湖のある谷間には余り陽が差しておりません。

宿から山道を降りること30分弱、St. Lorenzenにある旅行案内所で入漁券を購入。顔馴染みになった担当者と川の状況等の話をします。今年の漁期は10月15日までですが、20日まで延長されるかも知れないとのこと。もし昔の様にハンガリーに住んでいたなら毎週通ってしまいそうです。
因みに今回ウィーン空港ではVW Poloタイプを予約したのですが、当てられたのはSkodaのKamiqというSUVぽい車。

シュコダはチェコの伝統あるメーカーですが、共産主義崩壊後VWの傘下に入り今回運転のKamiqも運転した感じは全くVWの車。チェコにはTATRAというメーカーもあり戦前から共産主義崩壊まで独自の車を作っておりましたが、90年代終わりには軍用等特殊仕様のトラックを作っておりました。今はどうなっているのか。。。

何時もの通り漁区の最上流の橋Windritsch Brückeから降りたすぐの岸でPayneの206L、9フィート三本継の竿を繋ぎ、AFTM 4のシルクラインを巻いたSt. George Jr.を取り付け、釣りを開始します。

オレンジ胴の毛鉤が水面を流れていくと水中から影が浮き上がり毛鉤を咥えます。それを合わせるとPayne竿に心地良い感触が伝わります。

余り大きな魚ではありませんが、遊んでくれたことに感謝しながら毛鉤を掴み魚体に触らずリリースします。

それから数匹川の上流部でグレイリングに遊んでもらいましたが、初夏から夏場の釣りの際と異なり後が続きません。

川は水位が下がり川を渡りながら下流の洲まで行けますので、下流へ移動してみました。その間に対岸の際に毛鉤を打ち込んで行くとグレイリングが咥え結構な大物ともやり取りしましたが、カメラを取ろうとしたところ毛鉤を外されました。。。

下流の洲に移動しそこの最下流まで移動しました。途中は川の流れが早く、そこでも釣れるのでしょうが、川の流れが弱いところの方がグレイリングが浮き上がる様を見られよりエキサイティングな釣りが出来ます。
そこでドライフライを流してやると毛鉤が流れ切りそうなところで魚の影が浮き上がり毛鉤を咥えました。それを手首で合わせると繊細なPayne竿がグインと曲がり、グレイリングが宙を舞います。ここMur川のグレイリングはニジマスの様に宙を舞うのが特徴。それまでに大物を取り逃しているので慎重にやり取りし釣り上げたのが冒頭の写真のグレイリング。40cmの魚でした。

毛鉤を外し魚の回復を確かめて浅瀬に入れてやるとゆっくりと川の中に帰って行きました。

その後もドライフライでグレイリングを何匹か釣りPayneの感触を愉しめました。

元々、Mur川ではOrange Quillが当たり毛鉤なのですが、今回は上の様なオレンジ胴の毛鉤にしかグレイリングは出て来ませんでした。ハックルの色はは余り関係ない様でした。一番下の毛鉤はオレンジ胴に昔の英国のブルーダンのヘンハックルを巻いたものですが、これはMur川ではなくEtrachseeで今回活躍したものです。
実は、Pearsall'sのGossamerシルクのオレンジが後一巻きしかなく、早急に代用品を買わないといけない状況になっております。何がいいのか判りませんが困ったものです。
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禁漁にもかかわらずの釣り(2023年9月28日)

2023-10-05 03:29:21 | 欧州釣行記/Fishing Trips in Europe

イスラム教の祝日はイスラム暦に沿い決められますが、新月を目視することが必要で、天候や砂嵐で観察出来ないと一日ずれてしまいます。当初9月27日(水)と予測されていた今年の「預言者生誕祭」が9月28日(木)となり、モロッコで突然9月28日〜10月1日が4連休になることが判った9月22日(金)、ダメ元でEtrachseeの定宿Landhaus Etrachseeに問い合わせを入れました。
Etrachseeの禁漁期間が9月21日より始まってしまっているのですが、特別に9月28日から10月1日の間釣りをしても良いか?と問い合わせたのです。
「いつもリリースしているからそれならいいわよ」と直ぐに女主人より回答があり、急遽カサブランカとウィーンの間のLufthansa機、Europecarでレンタカーを予約、Etrachseeに行くことになりました。
Etrachseeでの釣りと、10月15日まで出来るMur川でのグレイリング釣りが目的です。

朝01:15カサブランカ発、フランクフルト乗り換えで09:45ウィーン着、そこから3時間超のドライブで14:00頃Etrachseeに到着。時速120〜150kmで運転する間、睡魔と戦うためレッドブルを飲みながら到着したそこは標高1,400mの天国でした。

因みに上は1800年頃Ferdinand Runkという画家が描いたEtrachsee。200年以上前からここでは小屋を建て牛を放牧していたのかと思うと感慨を覚えます。

部屋の鍵を受け取り荷物を部屋に入れて湖の桟橋に出かけ、Etrachseeで重宝する10フィート三本継の竹竿、Hardy Palakona Gold Medalを振ってやると、暫く誰も釣ることのなかった湖からイワナが小さな毛鉤に襲い掛かります。

冒頭の写真と上の写真のイワナはアルプスイワナ。北極海、グリーンランド、アイスランドでは巨大化した仲間が泳いでおりますが、アルプス山中では尺上が大物の平均でしょうか。

上はブルックトラウト。アルプスイワナと比べるとタイガーマークのような細かい縞模様が入り全体に緑・黄色がかった色。
禁漁期間中に釣りが出来るとは思いもかけなかったですが、この湖は個人所有で、湖に流入し、流出するEtrachbachも個人所有。女将さんがOKと言えば魚をキープしない限りシュタイヤーマルク州の漁業規則にも抵触せず釣りが出来てしまうのでした。
ここはハンガリー在住時の2002年から知って来ておりますが、20年来の知り合いの女将さんに感謝です。
初日は小手調べでイワナに遊んでもらい、その翌日はドライフライでグレイリング釣りに挑戦です。
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