4月末に帰国してからの2ヶ月以上、北アフリカのイスラム教国の悠久な時の流れと正反対の東京の仕事のサイクルへ再度慣れるための四苦八苦と週末の色々な都合、更に週末を狙ったかのような悪天候に釣りに行けない状況が続いておりました。
3連休の7月中旬、天気予報によれば7月13日土曜は釣りに行けそうだと決心し、事前にリバティ会津号の座席を予約、釣りに行くことにしました。
朝5時半に家を出て、地下鉄で北千住まで行き、そこで東武鉄道のリバティ会津101号に乗り9時43分会津田島駅に到着。片道4時間の旅です。
会津田島駅から徒歩10分程度のこめや釣具店で日釣り券1500円を購入、そこから更に徒歩で15分程歩き丹藤橋に到着。
橋の下でリュックサックから荷物を出し身支度します。天気は予報通り曇りですが日差しもありまずますの釣り日和。
最初は下流に移動し、ウェットフライを使う計画。何故、会津大川にきたかというと、以前入手して使っていなかったLoch Leven (Special) 10'の竿下ろしをするためで、それには大きな魚がいる場所でないと、ということでの選択。胴調子の長竿でウェットフライ用にデザインされたLoch Levenに会津大川で実績のあるRamsbottom's Favoriteを使い下流を攻めて見ます。
ところが、水量が少なく下流域に魚のいそうな雰囲気はありません。結果の出ないまま川を遡って行きます。最近釣りをしていなかったことも手伝ってか、以前は10'竿で感じたことのない手首の痛み、痺れも出て苦しい時間を過ごします。
Loch Leven 10'をMarvel 7'6''と比べますと。。。
グリップの大きさ、バット側の太さ、全てが全然違います。Marvelは軽すぎて箸の様。
お昼時になって、橋の近くで釣っていた多くの方がいなくなった後に入ります。ウェットフライが全然ダメなので、先日巻いたフランス・ハックルを使ったドライフライを使ってみることにしました。
川の水色も考えてハニーダンの毛針にし、10'の長竿に結びます。
それで橋の下の多少流れの緩い場所を何度か投げていると、いきなり大きな頭が水面に現れ、結構ゆっくりと小さな毛針を咥えこみます。
こういう時は慌てるとすっぽ抜けすると思い一呼吸置いて合わせると、強竿をグッと曲げ、フライラインが水面に突き刺さります。会津大川では大きな魚を過去も上げているので落ち着いてテンションを保つことが出来、ゆっくりとやりとりをすること暫し、魚は、まだ日本に届かない愛用タモの代わりに帰国後買ったテレスコピックタモに収まったのでした。
メジャーで測ったところ51cm。2017年に釣った魚よりは小さかったですが、小さなドライフライで釣れたので嬉しい一匹となりました。
更に良く見ると、魚にはサカナジラミが何匹かついております。養殖時についたものなのではないかと思いますが、初めて見ました。大西洋鮭ですと、海から川に遡上したばかりの証拠としてSea Liceは語られますが、日本のサカナジラミはちょっと頂けないですね。
橋の近くの流れの弱くなっている場所。
エラに水を通して休ませると魚はゆっくりと水底に帰って行きました。
朝10時半から15時までやって、今日はこの一匹だけ。でも、竿下ろしも出来て満足です。
釣りの後は駅ビル中のヴオーノさんで今回は冷やし中華を頂き、15時48分の下今市行き電車に乗り、下今市で更に華厳44号に乗り換え、北千住経由自宅には20時前に到着しました。クタクタでありますが、帰国後初釣行としてはまずますでありました。