![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/88/9b1878852220d7e5f4125f0f80a8bd75.jpg)
Water-hen BloaはPartridge & Orange, Snipe & Purple等と並ぶ柔らかい鳥の羽をハックルに巻いた、イングランド北部で良く使われるウェットフライ。スコットランドでも使われそこではWater-hen Blaeと呼ばれるそうです。
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外出自粛のお願いが出て、且つ今年初めての本格的な雪となったこの週末、自由に釣りに行ける日を待ちわびながら毛針を作ってみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/7d/431379a309051188da0ab4e0ec19e7da.jpg)
私の愛読書であるA. Courtney Williams氏著の「A Dictionary of Trout Flies」。そこからこのWater-hen Bloaのレシピをみますと。
Wings: Hackled feather from the inside of a water-hen's wing
Body: Yellow silk, dubbed with the fur of a water rat
Hook: 14
とあります。
ここでいうwater-henとはMoorhenの別名。ボディ材のwater-ratが手に入らなければmoleでも可ということで、moleで巻いてみました。
この毛針で気を付けなければならないのはボディのシルクに如何に疎らに獣毛を付け、そこから下のシルクの黄色がしっかり出ること。これが結構難しいのですが、シルクにワックスをしっかり掛け、毛足の短い獣毛を載せる様に付け巻いていくと写真の様に何とか仕上がりました。
またハックルのwater-henはスプーン型で裏側が艶々していなければならないとのこと。写真の毛針ではハックルを余分に巻いてしまいましたが使っているうちに疎らになるのではと思って巻いてしまった次第。
本当は3本の毛針を付けた仕掛けで釣るのが一番良いのでしょうが、養沢等毛針一本の仕掛けがルールになっている釣り場も多いので、次の釣行では多分一本鉤でその実力を試すことになりそうです。
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他にCran Swallowも巻いてみました。上の本には収録されておりませんが、英国のTrout & Salmon誌が90年代終わりに発行した毛針集に載っていた毛針でスターリングフェザーとブラックシルクのみの毛針。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/5f/bd093a338456b9455bb94cabe75fa769.jpg)
それにGreenwell's Gloryや、
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Partridge & Orangeがあれば春の川で楽しい釣りが出来るかなと期待してます。上のPartridge & Orangeは先週末養沢で山女魚を掛けた後壊れてしまったもの。オレンジ色のシルクだけのボディですが、本当に釣れる毛針です。