思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

(英国の古いハックル)Honey Dun & Rusty Dun

2013-09-28 17:05:19 | ハックル/Hackles
所有している英国の古いハックルには、ケープ、小箱入りハックルの他、小さい封筒に入ったものもあります。
その中にHoney DunとRusty Dunと手書きされたものがあり、中身を紹介させて頂きます。
まずはHoney Dunです。


中には13枚のハックルが入っております。


これらがそのHoney Dun。全て同じ色調ではなく、明るいものの他、上の列の右から四番目のもののように暗く透明度の高いハックルも混じります。




リストはダン(茶灰色)。そこからファイバーの先端に向かい明るいハニー色になっております。


卓上蛍光灯の光を当てると金色に見えます。


これは暗い色調のもの。透明感が非常に強いものです。


これも蛍光灯の光で煌めきます。透明なハックルが光るという感覚。


これらは、Rusty Dunと手書きされた封筒に入っているもの。


PCでは同じ様に見えるかも知れませんが、肉眼で見ると、Honey Dunより青みかかって見えます。


その中の一枚で透明感の高いものを取り出してみます。


蛍光灯の光を当てるとキラリと光ります。


別のハックルです。これは前のもののような透明感ではありません。


蛍光灯の光の下ではファイバーに散らされた色素が金色に光ります。

これらハックルを使う際には心してかからないといけないですね。
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Hardy Trout Fisher Bag生産中止?

2013-09-23 16:38:38 | Hardy
もう釣りにベストを着る事がなくなって何年経ちますか、17年くらいでしょうか。

20世紀の終わりから愛用しているHardy Trout Fisher Bagの肩掛けをとめる留め具の皮カバーが破れてしまいました。私の釣行では、バックには釣りの小道具、そしてバック前面のネットには飲み物とおにぎりを入れるのがここ数年の通例。総重量は量った事はありませんが、3~4kgはあるかもしれません。釣行中は水に濡れたり夏の日差しに焼かれたりでキャンバス地はすっかり白くなってきましたが、皮部分も大分ガタがきていたようです。

このバックの皮ストラップもクラックが入っております。
オリジナルのTrout Fisher Bagの留め具は茶色の皮カバーに止められているだけで、その皮カバーが破れてしまえばバック本体を支える事は出来ません。Hardyに送って直してもらうとシーズン中はもう使えません。そこで、代々木上原駅の修理店に修理を依頼しました。




夏の暑い中待つ事10日弱。修理されて手元に戻って来たのは一回り頑丈になったバック。留め具を覆う皮カバーに丸い鋲が打ち付けられているのが見えると思いますが、オリジナルではこの鋲は皮の部分のみに止められておりましたが、修理後はキャンバス地も一緒に打ち付けられており、皮カバーが釣行中に破れても留め具が使えなくなる恐れはもうありません。





一方、背中から臀部にいつも付いているバックの背面はBarbourジャケットのワックスや水分・汗を吸い込んでシワシワになっておりますが、よく見ると上の部分が少し破れております。この部分も後数年経ったら修理に出さなければならないかも知れません。

ところで、こんな事があったためHardyのWeb Pageを見てみましたが、どうもTrout Fisher Bagは生産中止になっているようです。1930年代から作られている伝統的なスタイルのバックがもう生産されていないとはビックリしました。
コメント (2)
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