思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

湯川釣行(2023年5月30日)

2023-05-31 13:48:35 | 釣行記/Fishing Trips

アフリカ大陸初の鱒を釣り上げた10日後、奥日光は戦場ヶ原を流れる湯川のほとりに立っておりました。

湯川は最寄りの駅から車で一時間弱離れております。そのためモロッコでやっている電車プラスレンタカーでの日帰り釣行を行いました。まずは北千住発06:43発のリバティー華厳で東武日光に向かいます。東武日光には08:30前には到着しましたが、駅隣のレンタカーの営業開始は09:00。それまで駅で一休みです。

借りたのはホンダのN-Box。欧州・韓国車のレンタカーを欧州・モロッコでは数多く乗っておりますが、日本の軽自動車は非力でも移動手段としては良く出来ているものだとつくづく思います。

今回の道具立ては1992年製のHardy Gold Medal 8' 三本継にSt. George 3'、Cortland Sylk DT5F。
このGold MedalはHardyのロンドンはPall Mall通りのお店の創立100周年を記念して1992年に制作されたGold Medalのレプリカ竿ですが、オリジナルのGold Medalには設定のない8'の短竿に、焼きの強くないストロー色の竹でGold Medalの胴調子を出しており、先端も太く余り気を使うことなく使うことが出来る竿です。三本継なのも列車移動には楽。因みに、現時点で£2,290で同じ竿が英国のディーラーより売りに出されておりますが、私が入手した時の価格は3分の1以下で且つポンドも今より遥かに弱かったので購入したもの。今の価格で買おうとはとても思いません。

平日でもあり釣り人は少ないかと思ったのですが、とんでもない。休日の管理釣り場よりも多く、また、修学旅行の小学生の団体多数。これが狭い川とそれに沿って設けられた遊歩道に溢れております。そうした喧騒から出来るだけ離れるように、湯滝駐車場から下流に歩き竿を振れる場所に入ると直ぐに別の釣り人が近づいてくる。こうした圧迫感から逃げるように別の場所に入ることを繰り返します。

漸くプレッシャーが余りない場所に入り、様子を眺めると瀬の中でパシャっと魚の跳ねがありました。
ドライフライを試しますが出ないので、Black Spider (2021年4月18日を参照)に替え上流に投げ竿を立てて流すと手応えあり合わせると、

小さなパーレット鱒(ブルックトラウト)が釣れました。

上流を暫く攻めましたがもうウンともスンとも云わなくなったので下流の方にクロス・ダウンでGreenwell's Glory (2023年2月14日)を流すとサイズアップしたパーレットが下から泳ぎ上がって咥えました。

暫く上の魚を釣った場所で、試すと、冒頭に上げた写真のパーレットを加えることが出来ましたが、その後はなかなか後が続きません。沢山の人がいる中場所を変える気持ちも出ず、また、日帰りのため、ラッシュアワーに千代田線に乗るのも嫌なので釣りの時間を限定したこともあり、今釣っている場所で粘ることにします。

14時には上がることにし、もう少し下流でGreenwell's Gloryを流すと漸くヒット。上がって来たのはまたまたチビっ子パーレット。これで14時になり試合終了。四時間程度の釣りを終了することになりました。
モロッコの大観光地で釣りをする私ですが、湯川には他の釣り人が多数入っており、また別のプレッシャーが強く、繊細な私の神経ではかなり手強い釣り場であることを再度認識させられた日となりました。
それにしても、モロッコでも湯川でも、チビっ子いじめの釣り人と化しており、ちょっと残念。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
愉しそう (Unknown)
2023-06-02 21:14:52
budsekさま

一時帰国の命のお洗濯、良いですね!
私も日光湯川で釣ったことはありますが、同様に人の多さに閉口しました。
しかも木立ちの隙間から毛鉤を投げ続けねばならいないので、ちょっと気を抜けば竹竿のティップが・・・一度、Payne200でやっちゃいました(汗”)
日本の生活を暫しお愉しみ下さいませ!!

nori拝
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湯川のパーレット… (yugawaski)
2023-06-02 23:41:59
こんばんは。
帰国されていたのですね。
湯川は全く放流をしておらず、釣れるパーレットは自然再生のものばかりなので、型は関係なく楽しめるし、鱒の姿もレギュラーサイズが一番美しいと思います。
湯滝近辺では湯ノ湖から落ちてきたと思われる放流鱒が釣れることもありますが、少し下ると天然のみになります。
繊細なティップは、合わせをくれる際に背後の木にぶつけてしまうのが心配です。
パラコナ竿は良い意味でティップが太いので安心して使えますね。
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Unknown (budsek)
2023-06-03 05:53:16
nori様
コメントを頂き大変ありがとうございました。
湯滝から入渓すると森林地帯で絡みつく木々の間での釣りは結構苦労するなあと思いました。
暫しの日本を豚肉三昧で楽しんでおります。
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Unknown (budsek)
2023-06-03 05:58:06
yugawaski様
コメントを頂き大変ありがとうございました。
天然の魚はチビっ子でも生命を繋いている様に感動致します。先々週のモロッコに続き湯川のパーレットも楽しめた私は幸せものだと噛み締めております。
それにしても湯川の人口密度に慣れるための精進をこれからも続けていこうと思います。
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