10月の前半はフランスで二週間過ごしたため、残りの週末で何とか釣りをしに、二週連続で養沢に行ってきました。
10月21日(日)は暫くご無沙汰していた1958年製のPerfection 9'にKaizer Silk Lineの2番(AFTM 4/5)を持参しました。
雲一つない晴天に恵まれ、放射冷却のためかなり冷え込みましたが、気持ちよい釣りが出来ました。
ただ、盛期とは違い鱒は積極的に毛針を追ってくれないようで、ドライ、ウェットではかなりの苦戦で、早々にドライは諦め、ウェットとニンフでの釣りになりました。ちょっと見えないとは思いますが、この虹鱒はConnemara Blackを咥えてます。
一点、苦労したのはフライラインが全く見えない事。養沢の川底は暗いため、濃い臙脂色のKaizer Silk Lineは全く見えず、ラインの動きが重要な情報になるウェットフライでの釣りには大きなハンディキャップとなりました。
それでも、年期の入ったPerfectionで極めて細身のシルクラインを空気を切り裂くように投げるのは愉しい感覚です。
10月27日は、Continental Special 8'4''にCortland社のSylkを持参しての釣りでした。このSylkは通常のプラスチックラインより細身かつ柔らかく、60年代以降のプラスチックラインを前提に設計された段巻きのない竹竿に合わせて使っております。ただ問題は、グリースを頻繁に塗らないと滑りが悪くなりかつ浮力も落ちる事で、まさにシルクラインのように手間暇のかかるラインです。
これはポンプ小屋の上流の流れですが、松葉と平和橋上流のような水の流れが弱いところでは魚のやる気が殆どなく、流れのあるところを求めてニンフを投げるという余り面白くない釣りになりました。
ポンプ小屋・遠藤前方面を望む。
養沢の事務所棟ですが、10月21日には土台のみだったのが、
10月27日には丸太の組み上げ作業が始まっており、伺ってみると11月中には完成する見込みとの事でした。来シーズンは真新しい事務所で釣りが出来ますね。
釣りを終え、ストーブの近くで一服。
バスで武蔵五日市駅へ、帰路につきます。
今回の養沢で使った竿とリールです。
並べてみて気がついたのですが、8'4''のContinental Specialのトップは9'のPerfectionのトップと同じ長さでした。Continental Specialはバットを8インチ縮めて作られているという事ですね。別のところでも書いておりますが、この竿は非常に投げやすく、ラインを通さないとティップが固く思えるのですが、魚がかかるとキチンとティップが曲がって魚をコントロール出来る楽しい竿です。昨日はドライも使ったのですが、強く水面に打ち付ける様に投げても水面ぎりぎりで減速され毛針がふわりと落ちるというPhantomと同じ芸当が出来る竿で、水面ギリギリで毛針のコントロールが出来る黒いラッピング竿の特徴が良く出ておりました。
Kaizer Silk Lineは伝統的な濃い臙脂色ですので、暗い背景ですとこの写真の様に極めて見難いですね。
10月21日(日)は暫くご無沙汰していた1958年製のPerfection 9'にKaizer Silk Lineの2番(AFTM 4/5)を持参しました。
雲一つない晴天に恵まれ、放射冷却のためかなり冷え込みましたが、気持ちよい釣りが出来ました。
ただ、盛期とは違い鱒は積極的に毛針を追ってくれないようで、ドライ、ウェットではかなりの苦戦で、早々にドライは諦め、ウェットとニンフでの釣りになりました。ちょっと見えないとは思いますが、この虹鱒はConnemara Blackを咥えてます。
一点、苦労したのはフライラインが全く見えない事。養沢の川底は暗いため、濃い臙脂色のKaizer Silk Lineは全く見えず、ラインの動きが重要な情報になるウェットフライでの釣りには大きなハンディキャップとなりました。
それでも、年期の入ったPerfectionで極めて細身のシルクラインを空気を切り裂くように投げるのは愉しい感覚です。
10月27日は、Continental Special 8'4''にCortland社のSylkを持参しての釣りでした。このSylkは通常のプラスチックラインより細身かつ柔らかく、60年代以降のプラスチックラインを前提に設計された段巻きのない竹竿に合わせて使っております。ただ問題は、グリースを頻繁に塗らないと滑りが悪くなりかつ浮力も落ちる事で、まさにシルクラインのように手間暇のかかるラインです。
これはポンプ小屋の上流の流れですが、松葉と平和橋上流のような水の流れが弱いところでは魚のやる気が殆どなく、流れのあるところを求めてニンフを投げるという余り面白くない釣りになりました。
ポンプ小屋・遠藤前方面を望む。
養沢の事務所棟ですが、10月21日には土台のみだったのが、
10月27日には丸太の組み上げ作業が始まっており、伺ってみると11月中には完成する見込みとの事でした。来シーズンは真新しい事務所で釣りが出来ますね。
釣りを終え、ストーブの近くで一服。
バスで武蔵五日市駅へ、帰路につきます。
今回の養沢で使った竿とリールです。
並べてみて気がついたのですが、8'4''のContinental Specialのトップは9'のPerfectionのトップと同じ長さでした。Continental Specialはバットを8インチ縮めて作られているという事ですね。別のところでも書いておりますが、この竿は非常に投げやすく、ラインを通さないとティップが固く思えるのですが、魚がかかるとキチンとティップが曲がって魚をコントロール出来る楽しい竿です。昨日はドライも使ったのですが、強く水面に打ち付ける様に投げても水面ぎりぎりで減速され毛針がふわりと落ちるというPhantomと同じ芸当が出来る竿で、水面ギリギリで毛針のコントロールが出来る黒いラッピング竿の特徴が良く出ておりました。
Kaizer Silk Lineは伝統的な濃い臙脂色ですので、暗い背景ですとこの写真の様に極めて見難いですね。