先日、DUCATI Japanのカッツォーリ社長が会社に来た時に、仕事の話を終えてから、二月末あたりに予定しているデスモセディチRRの初荷に私の車両があるのかを聞いたところ・・・今は、既に工場から出荷して、船で日本に向かってるとのことだった。
ついでに、DVDの技術解説書を置いていった。その内容は開発責任者のクラウディオ・ドメニカーリ氏を始め、各部門の担当者がこのマシンの技術解説をしてくれる。
四ヶ国語選択に日本語が無いので辛いが、このバイクが他のラインナップとは共通部品も殆ど無く、DUCATI社がコストや生産効率を度外視し、大変な手間隙をかけてデスモセディチRRを造り上げたことが伝わってきた。これぞグランプリマシンクオリティと言えよう。
既に雑誌にも出ているので、ご存知の方もいると思うが、長くDUCATIのデザインを担当してきたピエール・テルブランチ氏が退職した。
テルブランチ氏はMh900eを始め、賛否両論だったスーパーバイク999シリーズやマルチストラーダのデザイナーとしても有名だった。最後に世に出た作品がハイパーモタードとなったようだ。ちなみに、デスモセディチは外部のアラン・ジェンキンスン(レーサーは空力が重要なのでこれはF1のデザイナー)氏が、1098のスタイルは社内の若いデザイナーが手がけたそうだ。これでDUCATIも新たな時代を迎えることになる。