世界中から1,200台以上のエントリーがあり、運よく承認されるのが毎年約450台ほどだ。
1927年から1957年までのミッレ・ミリアが本気のスピードレースだった時代に走った自動車、もしくは同型車、これを選ぶところがまず難しい。有資格車はMille Miglia eligibleと呼ばれる。けして、高価なクルマが優先される訳でもなく、公平といえるが、バリエーションも考慮されているようで、同型車が多すぎても出られない。
そこで、旅先でソニーのサイバーショットを駆使して集めた写真で紹介しよう。
まずは、年々高騰して今や時価10億円をこ超えるであろう雲上クラス、こんなの所有してるオーナーってどんな方々なのかね・・・
まず、1950年台のフェラーリの12気筒レーシングカー、細かく説明するひつようもないが凄くいいコンディションで、快調な排気音を轟かせて我々を抜いてゆく、ただし、このセレブたちは、あまりラリー競技が上手いエントラントは少ない。
ちなみに赤いほうに628とデカデカと貼ってあるのは、ミッレミリアスピードレースだった時代のゼッケンで、何かしらの証明がされて、堂々と貼り付けてある。
そして、アルファロメオの1930年代(通称は戦前)のレーシングカー、エンツォ・フェラーリがフェラーリを創業する前、アルファロメオのレースに携わっていた時代のマシン。だから、アルファなのにフェラーリのマークを貼るダブルネームが許される。ドイツのレーサーが乗ったであろう国旗のデカールが復元されていた。
ちなみにオーナーはニュージーランの人みたい。8気等のエンジンが凄すぎる。
メルセデスベンツのプロトタイプレーシングカー、50年代に、高速で角度の変わるウイングでダウンフォースを生むことを考えたドイツ人は偉い!
ここいらは、スポンサーのメルセデス社のミュージアムからのエントリーで大会に華を添える。この辺りは、もうお金で買えるものじゃない。