ここ数年、雑誌を買わなくなってしまった。一昔前までは、仕事で読む必要のあるオートバイ雑誌以外に、ライフスタイル系のMENS EX、BRIO(共に廃刊)、自動車専門誌NAVI(これも廃刊)、稀に内容を見てから、CAR GRAPHICかENGINEを買うくらい。
余暇産業に関わる経営者として、これらの記事によって紹介される商品やサービスを知る必要があると思っていた。
時は過ぎ、インターネットの台頭と共に、これらの情報は瞬時にデジタルデーターから入手することが可能になって、雑誌から得られるニュースが新鮮味に薄れて部数が減り、結果、廃刊されるのは仕方のないことだろう。
有力誌のWEB配信の雑誌も後を絶たず、このGQの記事だって電子版がiPadで購入したほうが安い。
しかし、個人のブログが発する本音や、何かと論議を醸し出す巨大掲示板にも、選べば、得難い情報が溢れている。
つまり、雑誌を購入する金は通信費に変わり、活字を読まずにネットを閲覧するだけのことになった訳だ。
久々に、知人が取材を受けていたので、幻冬舎のライフスタイル雑誌GOETHE(ゲーテ)を買って読んだところ。この内容で750円なら納得できた。
この雑誌、日経電子版にWEB GOETHEとしてホームページを立ち上げ、週二回更新される情報はTwitterから積極的にリリースされる。
WEBと紙媒体が一体となった好事例に違いない。