最適化問題に対する超高速&安定計算

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SDPA クラスタで HugeTLBfs その2

2008年10月13日 01時27分45秒 | Weblog
SDPA クラスタで HugeTLBfs の設定を行い、HPL(Linpack)や SDPARA の実行を行いたいのだが、その前にいろいろと試して、どのようなプログラムが HugeTLBfs に適しているのかを調べている。

○SDPA 7.2.0 + GotoBLAS 1.26(4スレッド)

1: D512.dat(密な問題)
  static link + HugeTLBfs なし : 12m41.672s
  static link + HugeTLBfs あり : 13m8.273s
  dynamic link + HugeTLBfs なし : 12m43.454s
  dynamic link + HugeTLBfs あり : 10m19.297s

2: s4000n0r1g2FD_R.dat-s(疎な問題)
  static link + HugeTLBfs なし : 56.150s
  static link + HugeTLBfs あり : 58.488s
  dynamic link + HugeTLBfs なし : 56.227s
  dynamic link + HugeTLBfs あり : 55.611s

HugeTLBSfs 無しは static link, HugeTLBfs ありは dynamic link が良いのでもう一問。

3: CH2.1A1.STO6G.pqg.dat-s(疎な問題)
  static link + HugeTLBfs なし : 4m14.096s
  dynamic link + HugeTLBfs あり : 3m47.604s

全ての使用メモリで HugeTLBfs を使った方が良いかについては調査する必要があるが、とりあえずはこのような結果になった。 
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2 コメント

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Unknown (後藤)
2008-10-05 02:40:08
libhugetlbfs は static link には効果がなかったと思います。実行時にリンクするのではなくて、リンク時に指定した方がいいです。
返信する
Unknown (SDPA)
2008-10-09 04:45:07
どうもありがとうございます。SDPA 内のデータ行列を保持する部分は HugeTLBfs を使う方が速そうな感じです。
返信する

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