最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

もう 32bit の時代ではないです

2008年06月11日 22時37分28秒 | Weblog
以下の PowerEdge 2900 絶好調と思いきや、ちょっとしたトラブルでファイルシステムの一部が破壊され、OS の再インストールをすることになった。このマシン単独で Linpack 測定を行ってもらったところ、91.68 GFlops であった(with GotoBLAS)。

PowerEdge 2900
CPU : Intel X5460 (3.16GHz) × 2
メモリ : 48GB (4GB × 12)
HDD : 1TB × 6 (RAID5)

ところで、数 Gbyte もあるような巨大な PDF ファイルを作成、表示、印刷することになった。このマシンは当然ながら CPU は 64bit 対応で、メモリも 48GB あり、OS も CentOS 5.1 for x86_64 になっている。しかし、実際のアプリケーションはなかなか 64bit 対応になっていないようで、例えば Adobe AcrobatReader 8.1 なども 32bit版なので、メモリの消費量が 4GB に達した時点で止まってしまう。まさに宝の持ち腐れ状態で、SDPA などはソースファイルから make することによって、64bit パワーを体感することができるが、Windows などは XP にしても Vista にしてもいまだに 32bit 版の方が主流になっている。というわけで CPU, メモリ, OS, ソフトの四つが揃って初めて 64bit パワーを体感できることを改めて感じた。
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