日本の標準時、原子時計を超える超高精度“光格子時計”利用へ
情報通信研究機構(NICT)は、原子時計を超える高精度な「光格子時計」を利用して、日本の国家標準時の生成に成功したと発表した。国家標準時を光格子時計で生成するのは世界初。今後は光格子時計を含めたシステムで、他国の時計に頼ることなく長期にわたって正確な時刻を刻むことが可能になる。
光格子時計が発生する1秒を基準として、日本の標準時が刻む1秒の長さ(刻み幅)を調整。協定世界時(UTC)に対する時刻差を、従来の10億分の20秒から10億分の5秒以内へと、4分の1以下に抑えられるようになった。