前回の続きで、また専門家の方から貴重なご意見を頂いたが、心柱には心柱の役目があるので、無くても耐震性に影響しないというのは違うのではということである。全体で揺れを吸収していくので、小さな地震では心柱の役目はわかりにくいが、歴史的には400ガル以上(震度7)の揺れにも(複数回)遭遇している可能性もあって、その場合にはやはり心柱が最後の拠り所として役目を果たすと指摘されていたが、私もその可能性は十分にあると思う。
つまり中規模までの揺れでは、全体が小さな変形の摩擦エネルギーによって揺れを吸収しているが、大きな揺れの場合には、それだけでは揺れを吸収できないので心柱等が重要な役目を果たすというのが有力な説である。そこまで始めから考えて設計されたということだろう。
つまり中規模までの揺れでは、全体が小さな変形の摩擦エネルギーによって揺れを吸収しているが、大きな揺れの場合には、それだけでは揺れを吸収できないので心柱等が重要な役目を果たすというのが有力な説である。そこまで始めから考えて設計されたということだろう。