40種を試して分かった、メタバースプラットフォーム導入の勘所
企業や自治体などがメタバースのサービスを始める際は、一般にメタバースプラットフォームを活用することが多い。適切なメタバースプラットフォームを採用することで、充実した機能を備えたメタバースを迅速に実現できる。とはいえ、メタバースプラットフォームの数は多い。現時点で国内外に100種以上存在しており、何を基準に選べばよいのか分かりづらい。ここでは40種のメタバースプラットフォームを利用した筆者が選定時のポイントを解説する。
メタバースプラットフォームを選定する際は、まず自組織が提供予定のメタバースの特徴をしっかり分析してニーズを洗い出す。それから要件を満たせるメタバースプラットフォームを探すことが重要だ。要件の整理が不十分では「大幅なカスタマイズが必要なメタバースプラットフォームを選んでしまい開発に時間がかかった」「構築を始めた後でID管理などの管理者向け機能がないと分かった」といった問題が起こりかねない。