最適化問題に対する超高速&安定計算

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全米最短路 256 クエリによるベンチマークテスト

2010年01月28日 23時49分14秒 | Weblog
最短路のプログラム(msp-0.21)を用いて、全米データから 256 クエリ(始点と終点が 256 組)の最短路を求める時間を各マシンで測定した。1 クエリは 1 スレッドで計算するが、各マシンでは同時にコア数だけスレッドを立ち上げて 256 クエリを並列に処理する。よって、単に各コアの性能だけでなくコア数が多い方が有利になる。OS は マシン 5 と 8 が Fedora 11, マシン 10 が Momonga 6.1 であり、残りのマシンは全て Fedora 12 になる。コストパフォーマンスでは 4 コアグループが良さそうである。

○ 多数コア(8コア以上)グループ
1: AMD Opteron 8439SE 2.8GHz : 24 コア → 1m29.348s

2: Intel Xeon X5550 2.66GHz : 8 コア → 1m47.051s

3: Intel Xeon X5460 3.16GHz : 8 コア → 1m59.272s

4: AMD Opteron 2435 2.6GHz : 12 コア → 2m1.650s

○ 4 コアグループ
5: Intel Core i7 965 3.2GHz : 4 コア → 2m34.942s

6: Intel Core 2 Quad 9650 3.0GHz : 4 コア → 3m9.845s

7: AMD Phenom2 X4 955 3.2GHz : 4 コア → 3m47.702s

8: AMD Phenom 9950 2.6GHz : 4 コア → 5m45.394s

○ 少数コア(2 コア以下)グループ
9: AMD Opteron 240 1.6GHz : 2 コア → 17m37.009s

10: Intel Pentium 4 3.0GHz : 1 コア → 28m15.831s

11: Intel Atom 330 1.6GHz : 2 コア → 31m28.811s

12: VIA Nano L2200 1.6GHz : 1 コア → 42m6.397s
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