最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

クラスタ製品オプションにCell

2006年11月05日 09時21分59秒 | Weblog
前にも書いたが ClearSpeed は速いが(50GFlops)は高価でもある。省スペース、省電力という強みもあるのでコストパフォーマンスは良いのかもしれないが、いずれにしても BLAS や LAPACK が高速化されるのは興味深い。また Cell BE のブレードサーバーも発表される。以前からしつこいぐらい Cell について触れているが、内積計算などを高速化して出来るだけ少ない台数で 1TFlops 越えをしたいという願望がある。出来ればマルチコアの CPU で実装して1台で超えてみたい。もはやスカラープロセッサの台数を揃えるだけで高速化を狙うというのは様々な制約が多くて非常に難しくなっている。

IBM、クラスタ製品オプションにCell BE搭載ブレードサーバを追加

 IBMは11月に、自社のクラスタシステム「Cluster 1350」のパフォーマンスが向上する新しいハードウェア製品オプションの出荷を開始する予定だ。
 顧客向けに送付された発表資料によると、米国時間11月17日に追加される新しいオプション製品は、演算能力を強化するアクセラレータカード「ClearSpeed」と、「Cell Broadband Engine(Cell BE)」プロセッサを搭載したブレードサーバ「QS20」だという。これらの製品は、Cluster 1350へ搭載可能になる。Cluster 1350は、Advanced Micro Devices(AMD)やIntelのx86プロセッサ、あるいはIBMのPOWERプロセッサを搭載したLinuxサーバを相互接続するクラスタ製品。
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