名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

升田将棋問題集20221226

2022-12-26 | 升田将棋研究

後手番升田先生の手を考えます。

第1問

 

序盤ではこの手が機敏でした。

A 74歩  B 64角  C 94歩

 

第2問

 

角の逃げ場所は?

A 84角  B 53角  C 42角

 

第3問

 

これも相矢倉の手筋です。

A 34同銀  B 42銀  C 88銀

 

 

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升田将棋研究(207);相矢倉(塚田正夫)

2022-12-26 | 升田将棋研究

今日の棋譜20221226

1953年3月、A級順位戦は3人のプレーオフになり、パラマス式の決勝で塚田正夫先生と3番勝負になりました。

塚田先生の先手で矢倉です。

46歩と54歩の対抗も多かった時代です。

56銀は早すぎたのでしょうか、64角と出られてどうするか。46歩を守るために48飛や47金とすると、55歩65銀42角~64歩を受けにくいです。

仕方なく47銀と引いたので2手損、先手の得は無くなっています。さらに角を移動するのにも手数がかかるので、先手の作戦負けになりそうです。

升田先生は中央位取り。先手に45歩と突かれて決戦になるのを避けているということはあります。

先手の四手角(5手かかっているけど)に対応して袖飛車へ。塚田先生は45歩を突くチャンスでしたが、

66歩54銀35歩、3筋の歩を交換して

銀を出れば矢倉崩しの理想形、ではあるのですが、3手損しているので玉を囲えていないです。攻撃型を作る前に玉を囲うべきでした。

65歩同歩56歩と動かれて

56同歩46角29飛

75歩同歩65銀は後手良しでしょう。とりあえず47銀で角を追って

64角66歩76歩、これは銀の取り合いです。

65歩77歩成同金75角。後手に銀をさばかれたので、玉の堅さに差があります。飛角の働きにも差があるので、駒の損得は無くても。相矢倉としては先手不利と見るべきです。

76歩84角75銀95角。守るならば78玉ですが

34歩同銀35歩、銀を殺しました。相矢倉ではよく出てくる筋ですね。でも多くの場合は駒得で先手良しとはならないのです。88銀を打たれて

86歩77銀成同桂74歩。こう言う重い手にも応じなければならないのです。

66銀86歩を手抜いて34歩87歩成。今は銀得でも と金を作られては桂取りが受かりません。

玉を右に逃げだしても と金を使われて

57金82飛38玉88飛成。かなり悪いです。

89銀83竜(竜で守るのは升田先生らしい)45歩、やっと玉が安定したので反撃に移ります。

でも58と同金36歩、取れば46桂なので無視するしかなさそうですが、

36同銀46桂27玉58桂成。金を取らせても玉が安全になったという場合はあるのですが、玉の堅さでも後手に劣っています。

44歩34金43銀

43同金同歩成同竜44歩83竜

35歩44金55銀。攻めの手としてはつながっています。

55同金同歩46金、この形はうまい受けがありません。47金と打つことはできても形が乱れるだけ損なので、

42金と打ったら、安全策で14歩。16に先手玉を逃げた時にも働くから攻防の手とも言えます。

34歩38銀同玉36金、受けが無くなって

44角33歩まで。

 

塚田先生は手損の差を埋められずに、作戦負けから押し切られた形です。

実は私は20年前ならばこの46歩を突く矢倉を得意としていました。というのは角換わりを(44歩と止めて)拒否されたときに銀矢倉で対抗していたからでです。今の角換わりでは25歩を早く突きますし、突かなくても右四間や腰掛け銀で攻める形が好まれるようになったので、長らく指していません。個人的には懐かしい戦型でした。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.60 棋譜ファイル ----
開始日時:1953/03/21(土) 00:00:00
棋戦:順位戦
戦型:矢倉
手合割:平手  
先手:塚田正夫
後手:升田幸三
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 8四歩(83)  
   3 7八銀(79)  
   4 3四歩(33)  
   5 7七銀(78)  
   6 6二銀(71)  
   7 2六歩(27)  
   8 4二銀(31)  
   9 4八銀(39)  
  10 5二金(61)  
  11 7八金(69)  
  12 3三銀(42)  
  13 4六歩(47)  
  14 5四歩(53)  
  15 4七銀(48)  
  16 8五歩(84)  
  17 3六歩(37)  
  18 4四歩(43)  
  19 5六銀(47)  
  20 4三金(52)  
  21 6九玉(59)  
  22 4二玉(51)  
  23 5八金(49)  
  24 3二玉(42)  
  25 7九角(88)  
  26 3一角(22)  
  27 6八角(79)  
  28 6四角(31)  
  29 4七銀(56)  
  30 7四歩(73)  
  31 5九角(68)  
  32 5三銀(62)  
  33 3七角(59)  
  34 5五歩(54)  
  35 2五歩(26)  
  36 2二玉(32)  
  37 2六角(37)  
  38 3二金(41)  
  39 3七桂(29)  
  40 7二飛(82)  
  41 6六歩(67)  
  42 5四銀(53)  
  43 3五歩(36)  
  44 同 歩(34)  
  45 同 角(26)  
  46 7三角(64)  
  47 2六角(35)  
  48 6四歩(63)  
  49 3六銀(47)  
  50 6五歩(64)  
  51 同 歩(66)  
  52 5六歩(55)  
  53 同 歩(57)  
  54 4六角(73)  
  55 2九飛(28)  
  56 7五歩(74)  
  57 同 歩(76)  
  58 6五銀(54)  
  59 4七銀(36)  
  60 6四角(46)  
  61 6六歩打    
  62 7六歩打    
  63 6五歩(66)  
  64 7七歩成(76)
  65 同 金(78)  
  66 7五角(64)  
  67 7六歩打    
  68 8四角(75)  
  69 7五銀打    
  70 9五角(84)  
  71 3四歩打    
  72 同 銀(33)  
  73 3五歩打    
  74 8八銀打    
  75 8六歩(87)  
  76 7七銀成(88)
  77 同 桂(89)  
  78 7四歩打    
  79 6六銀(75)  
  80 8六歩(85)  
  81 3四歩(35)  
  82 8七歩成(86)
  83 5九玉(69)  
  84 7七と(87)  
  85 4八玉(59)  
  86 6八と(77)  
  87 5七金(58)  
  88 8二飛(72)  
  89 3八玉(48)  
  90 8八飛成(82)
  91 8九銀打    
  92 8三龍(88)  
  93 4五歩打    
  94 5八と(68)  
  95 同 金(57)  
  96 3六歩打    
  97 同 銀(47)  
  98 4六桂打    
  99 2七玉(38)  
 100 5八桂成(46)
 101 4四歩(45)  
 102 3四金(43)  
 103 4三銀打    
 104 同 金(32)  
 105 同 歩成(44)
 106 同 龍(83)  
 107 4四歩打    
 108 8三龍(43)  
 109 3五歩打    
 110 4四金(34)  
 111 5五銀(66)  
 112 同 金(44)  
 113 同 歩(56)  
 114 4六金打    
 115 4二金打    
 116 1四歩(13)  
 117 3四歩(35)  
 118 3八銀打    
 119 同 玉(27)  
 120 3六金(46)  
 121 4四角(26)  
 122 3三歩打    
 123 投了        
まで122手で後手の勝ち

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升田将棋問題集20221225

2022-12-25 | 升田将棋研究

後手番升田先生の手を考えます。

第1問

 

54角69角の打ち合いは後手の得です。攻めるのはここから。

A 86歩  B 75歩  C 65歩

 

第2問

 

成立しているかどうかは微妙なところですが、攻め続けるにはこれしかないか。

A 97同桂成  B 76角  C 95香

 

第3問

 

即詰みです。

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升田将棋研究(206);相掛り(花村元司)

2022-12-25 | 升田将棋研究

今日の棋譜20221225

1953年3月、花村元司先生と順位戦、最終局です。ここまで5勝2敗で、勝てば名人挑戦の可能性があるところ。

花村先生の先手で相掛りです。互いに引き飛車で

腰掛け銀に進もうというところで、花村先生は24歩の合わせ。

24同歩同飛14歩。64飛には28があるので、この横歩f取りは受かるのです。

63銀~23歩と進めば、1手損しただけ。終盤型の棋士は、序盤がおろそかになることも多いのです。

さらに自分から角を交換したので2手損です。

角換わり腰掛け銀のように進みますが、互いに持ち歩があるので展開は変わります。

升田先生は84飛と浮いたので、1手得だけですが、先に入城して後は攻めるだけ。

花村先生は75歩。75同歩には74歩同飛82角ですね。でも65歩と攻められたら怪しかったと思いますが。63銀と受けさせたので

76銀と立ってちょっと成功です。手損は消えて(というか1手得)いますし。升田先生は95歩同歩54角。良さそうな自陣角ですが、先手が2歩持っているので、1筋から攻められたら怪しかったか。

69角を打たせたならば大威張りです。86歩の合わせ、85同歩同飛87銀81飛86歩75歩と進めばまずまず。

なので77金寄の受けですが、この35歩とは何でしょうか。35同歩と取られたときのねらいが見えません。後手玉が薄くなっただけでは。

86歩36角となれば悪くはないでしょうか。このあたり、花村先生は弱気です。

36同角同歩はまずいので、47銀54角。

74歩同銀75歩63銀56銀と進めば、まだ先手玉の形が良いのですが、85歩と合わせられてどうするか。手抜いて端攻めは決行しやすかったのですが、

85同歩同桂87金寄98歩、受けに回るのは棋風とは違うと思います。

98同香97歩同桂95香。96歩は同香が利くので意味なし。よって

85銀と取るわけですが、97香成。ここは飛を取る一手に見えますが、84銀87成香同金同角成同角77金がどうなっていたか。難しい勝負だったと思います。

97同香85飛86歩81飛。これは銀香交換で駒損、右の桂香をさばいた後手有利です。

駒損なので花村先生が攻める番です。88玉71飛を入れてから34歩

34同銀26桂43銀、端攻めにしておいた方が良いような気はしますが、34香を打ち。33桂と受けられたら・・・

でも升田先生は受けずに83桂で攻め合いを選びます。32香成同玉の図は金銀交換だけですし、攻め駒は全部数えれば5枚あります。先手は飛角が使えていないからとりあえずの攻め駒は2枚で、これでも後手有利でした。

33歩同玉82金73飛

34歩42玉83金同飛

33歩成同玉55桂。花村先生は攻めを迷っているような、後手に間違えてほしいと願っているような。升田先生は96歩、持ち歩が多いので96同香95歩同香96歩のような利かしから入るのでしょう。

43桂成同金55銀、これは怖い攻めではなくて、

97歩成同金76角67銀

96歩87金寄同角成

87同金85歩。85同歩にも86歩が厳しいです。なので花村先生は25角と出て寄せ合いです。詰めろにもならないですが、

86歩に43角成同玉61角で王手飛車。

32玉33歩同桂83角成87歩成同玉まで進んで、金桂香と飛の交換は駒損、玉の堅さは同等として、攻め駒は3対7、やはり後手優勢でしょうか。

59角は詰めろだったので、92飛72歩68金と受けますが、

85銀を打たれて受けはないです。34歩を打って下駄を預けました。先手玉は詰みます。

86金78玉77金打69玉68金

清算して48飛58角(金でも詰みます)76桂。59玉は49金同角68飛成の筋。

76同銀78金まで。

 

受けに回る花村先生は「らしくない」です。降級の危機でもなかったのですが。ちょうど前局で手痛い反撃を受けたので、今日は受けてみようという気分だったのでしょうか。受け止めたけど、形勢が悪くなってから攻めるのでは思わしくないです。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.60 棋譜ファイル ----
開始日時:1953/03/05(木) 00:00:00
棋戦:順位戦
戦型:相掛かり
手合割:平手  
先手:花村元司
後手:升田幸三
手数----指手--
   1 2六歩(27)  
   2 8四歩(83)  
   3 2五歩(26)  
   4 8五歩(84)  
   5 7八金(69)  
   6 3二金(41)  
   7 2四歩(25)  
   8 同 歩(23)  
   9 同 飛(28)  
  10 2三歩打    
  11 2八飛(24)  
  12 8六歩(85)  
  13 同 歩(87)  
  14 同 飛(82)  
  15 8七歩打    
  16 8二飛(86)  
  17 4八銀(39)  
  18 7二銀(71)  
  19 7六歩(77)  
  20 6四歩(63)  
  21 2四歩打    
  22 同 歩(23)  
  23 同 飛(28)  
  24 1四歩(13)  
  25 9六歩(97)  
  26 9四歩(93)  
  27 1六歩(17)  
  28 6三銀(72)  
  29 6八銀(79)  
  30 2三歩打    
  31 2八飛(24)  
  32 3四歩(33)  
  33 2二角成(88)
  34 同 銀(31)  
  35 7七銀(68)  
  36 5二金(61)  
  37 5八金(49)  
  38 4二玉(51)  
  39 4六歩(47)  
  40 7四歩(73)  
  41 4七銀(48)  
  42 7三桂(81)  
  43 6六歩(67)  
  44 3三銀(22)  
  45 5六銀(47)  
  46 3一玉(42)  
  47 3六歩(37)  
  48 8四飛(82)  
  49 6八玉(59)  
  50 5四銀(63)  
  51 7九玉(68)  
  52 4四歩(43)  
  53 6七金(58)  
  54 2二玉(31)  
  55 7五歩(76)  
  56 6三銀(54)  
  57 7六銀(77)  
  58 9五歩(94)  
  59 同 歩(96)  
  60 5四角打    
  61 6九角打    
  62 8六歩打    
  63 7七金(67)  
  64 3五歩(34)  
  65 8六歩(87)  
  66 3六角(54)  
  67 4七銀(56)  
  68 5四角(36)  
  69 7四歩(75)  
  70 同 銀(63)  
  71 7五歩打    
  72 6三銀(74)  
  73 5六銀(47)  
  74 8五歩打    
  75 同 歩(86)  
  76 同 桂(73)  
  77 8七金(77)  
  78 9八歩打    
  79 同 香(99)  
  80 9七歩打    
  81 同 桂(89)  
  82 9五香(91)  
  83 8五銀(76)  
  84 9七香成(95)
  85 同 香(98)  
  86 8五飛(84)  
  87 8六歩打    
  88 8一飛(85)  
  89 8八玉(79)  
  90 7一飛(81)  
  91 3四歩打    
  92 同 銀(33)  
  93 2六桂打    
  94 4三銀(34)  
  95 3四香打    
  96 8三桂打    
  97 3二香成(34)
  98 同 玉(22)  
  99 3三歩打    
 100 同 玉(32)  
 101 8二金打    
 102 7三飛(71)  
 103 3四歩打    
 104 4二玉(33)  
 105 8三金(82)  
 106 同 飛(73)  
 107 3三歩成(34)
 108 同 玉(42)  
 109 5五桂打    
 110 9六歩打    
 111 4三桂成(55)
 112 同 金(52)  
 113 5五銀(56)  
 114 9七歩成(96)
 115 同 金(87)  
 116 7六角(54)  
 117 6七銀打    
 118 9六歩打    
 119 8七金(97)  
 120 同 角成(76)
 121 同 金(78)  
 122 8五歩打    
 123 2五角(69)  
 124 8六歩(85)  
 125 4三角成(25)
 126 同 玉(33)  
 127 6一角打    
 128 3二玉(43)  
 129 3三歩打    
 130 同 桂(21)  
 131 8三角成(61)
 132 8七歩成(86)
 133 同 玉(88)  
 134 5九角打    
 135 9二飛打    
 136 7二歩打    
 137 6八金打    
 138 8五銀打    
 139 3四歩打    
 140 8六金打    
 141 7八玉(87)  
 142 7七金打    
 143 6九玉(78)  
 144 6八金(77)  
 145 同 飛(28)  
 146 同 角成(59)
 147 同 玉(69)  
 148 4八飛打    
 149 5八角打    
 150 7六桂打    
 151 同 銀(67)  
 152 7八金打    
 153 投了        
まで152手で後手の勝ち

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升田将棋問題集20221224

2022-12-24 | 升田将棋研究

先手番升田先生の手を考えます。

第1問

 

ちょっと欲張ってみます。

A 55同銀  B 37桂  C 24歩

 

第2問

 

とりあえずこれは攻防手になります。

A 57香  B 54歩  C 34歩

 

第3問

 

一見は難しそうなのですが、平凡手で先手優勢に。

A 64同銀  B 55香  C 24金

 

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升田将棋研究(205);陽動中飛車(花村元司)

2022-12-24 | 升田将棋研究

今日の棋譜20221224

1953年3月、花村元司先生と名人A級勝ち抜き戦です。

76歩34歩24歩32金78金というのは珍しいスタートで

相矢倉に進みそうですが(後手のうそ矢倉)、

花村先生は右銀を繰り出します。

左はツノ銀にして中飛車へ。

玉は72に収まったので、陽動中飛車の分類です。升田先生は銀二枚で中央を守ってから68金左

78玉型にすればよく見る形です。花村先生は玉が薄いのですが、積極的に仕掛けます。55歩を突いて角銀の総交換を目指しますが

升田先生は55同歩同銀のところで37桂。56歩を打たれても53歩同飛45桂が利くのか。53歩に51飛ならば55銀57歩成同金直で良いと。

66銀同銀56飛。花村先生は軽く受けましたが、これでは先手の言い分が通ったことになります。

45桂42角26飛と(36飛を)受けられて、まあ仕方ないから33桂とさばくのが普通ですが、

44歩65銀。歩を打っても桂はただ取りにはできないです。

51飛35歩(64歩に56銀と引く準備)に、45桂を取るのではあっさりし過ぎで

11角成33桂35歩。後手良しには見えません。24歩同歩34歩25桂は耐えていますが、

57香55歩24歩

24歩同歩同飛23歩、14飛とされると64歩の銀取りを受けられていたのですが、23同馬は助かった

というほどでもないですね。23同金同飛成32銀打22竜。34歩を打たれるとまずそうです。

なので46歩同歩23角。なんだか独特な陣形で力のこもった手が出てくるのは「妖刀」花村先生らしい指し方です。66桂ねらいで先手の34歩を受けていて、

66銀に64歩。銀二枚が取れそうですね。これで後手良しかと言えば

24金と打たれて、65歩23金66歩32金ではだめみたいです。31角は怪しい手ですが、

55香(歩切れなので)22角

51香成同金23金同銀64銀でひと段落。歩4と桂の交換は駒得とも言えないです。後手玉はかなり薄く、攻め駒は4対3、まだ勝負ともいえるのですが、玉の堅さの差が大きく、寄せ合いとしてみるとかなりの速度差がありそうです。とりあえずは63角を受けなければならないから

61香53銀成。攻防の香でしたが、66香と取れるのはいつのことやら。

32銀左34歩、取ると54角なので

64桂と反撃して、33歩成同角45角の王手。合駒をするしかないです。

63歩75桂

52銀86飛。これは飛か金を打つしかない。

93金54成銀。持ち歩があれば53歩なのですが、

74歩53歩

75歩52歩成同金64成銀。受けているのに駒損では望みなし。

57歩同金左44飛、また怪しく受けてみましたが、

65成銀53桂54角

65桂64桂82玉に52桂成57桂成61成桂でも負けでしたが、65同銀はより堅実です。

74銀同銀54飛72銀まで。

 

陽動振り飛車が成功するためには、玉の堅さで上回ることが条件だと思います。居飛車の78金が負担になれば良いのですが、本譜は1手得しただけで、後手玉は金1枚の薄いまま。良いところなく終わりました。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.60 棋譜ファイル ----
開始日時:1953/03/00( ) 00:00:00
棋戦:名人A級勝抜戦
戦型:その他の戦型
手合割:平手  
先手:升田幸三
後手:花村元司
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 3四歩(33)  
   3 2六歩(27)  
   4 3二金(41)  
   5 7八金(69)  
   6 4四歩(43)  
   7 4八銀(39)  
   8 5四歩(53)  
   9 5六歩(57)  
  10 6二銀(71)  
  11 2五歩(26)  
  12 3三角(22)  
  13 6八銀(79)  
  14 5三銀(62)  
  15 6九玉(59)  
  16 6四銀(53)  
  17 5七銀(48)  
  18 4二銀(31)  
  19 5八金(49)  
  20 4三銀(42)  
  21 3六歩(37)  
  22 5二飛(82)  
  23 6六銀(57)  
  24 6二玉(51)  
  25 1六歩(17)  
  26 7二玉(62)  
  27 9六歩(97)  
  28 9四歩(93)  
  29 5七銀(68)  
  30 1四歩(13)  
  31 6八金(78)  
  32 4五歩(44)  
  33 7八玉(69)  
  34 5五歩(54)  
  35 同 歩(56)  
  36 同 銀(64)  
  37 3七桂(29)  
  38 6六銀(55)  
  39 同 銀(57)  
  40 5六飛(52)  
  41 4五桂(37)  
  42 4二角(33)  
  43 2六飛(28)  
  44 4四歩打    
  45 6五銀(66)  
  46 5一飛(56)  
  47 3五歩(36)  
  48 4五歩(44)  
  49 1一角成(88)
  50 3三桂(21)  
  51 1二馬(11)  
  52 3五歩(34)  
  53 5七香打    
  54 5五歩打    
  55 2四歩(25)  
  56 同 歩(23)  
  57 同 飛(26)  
  58 2三歩打    
  59 同 馬(12)  
  60 同 金(32)  
  61 同 飛成(24)
  62 3二銀打    
  63 2二龍(23)  
  64 4六歩(45)  
  65 同 歩(47)  
  66 2三角打    
  67 6六銀打    
  68 6四歩(63)  
  69 2四金打    
  70 3一角(42)  
  71 5五香(57)  
  72 2二角(31)  
  73 5一香成(55)
  74 同 金(61)  
  75 2三金(24)  
  76 同 銀(32)  
  77 6四銀(65)  
  78 6一香打    
  79 5三銀成(64)
  80 3二銀(23)  
  81 3四歩打    
  82 6四桂打    
  83 3三歩成(34)
  84 同 角(22)  
  85 4五角打    
  86 6三歩打    
  87 7五桂打    
  88 5二銀(43)  
  89 8六飛打    
  90 9三金打    
  91 5四成銀(53)
  92 7四歩(73)  
  93 5三歩打    
  94 7五歩(74)  
  95 5二歩成(53)
  96 同 金(51)  
  97 6四成銀(54)
  98 5七歩打    
  99 同 金(68)  
 100 4四飛打    
 101 6五成銀(64)
 102 5三桂打    
 103 5四角(45)  
 104 6五桂(53)  
 105 6四桂打    
 106 8二玉(72)  
 107 6五銀(66)  
 108 7四銀打    
 109 同 銀(65)  
 110 5四飛(44)  
 111 7二銀打    
 112 投了        
まで111手で先手の勝ち

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升田将棋問題集20221223

2022-12-23 | 升田将棋研究

後手番升田先生の手を考えます。

第1問

 

駒がぶつかっているときが技をかけるチャンスです。

A 37歩  B 65銀  C 86歩 

 

第2問

 

形勢は良いけれど、どうするかは悩ましいところです。無難な手を選ぶのが良いか。

A 87歩  B 57歩  C 15角

 

第3問

 

ここから寄せるのがスマート。

A 68銀成  B 85歩  C 87歩

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升田将棋研究(204);袖飛車(建部和歌夫)

2022-12-23 | 升田将棋研究

今日の棋譜20221223

1953年2月、建部和歌夫先生と全八段戦です。

建部先生の先手で、振り飛車模様から48銀とするのは相居飛車の二枚銀戦法になりそうです。建部先生は明治42年生まれ、大正生まれの升田先生よりも上の世代だとこういう将棋を好む先生もいました。大山先生だって指していたことがありました。

右銀を66に持って行って、5筋の歩を交換して、左銀を56に持っていくので「中央に銀2枚を並べる戦型」でもあります。

本局の建部先生は左銀を46へ。カニカニ銀みたいで積極的です。本家(と言ってよいのか)よりも得をしているかも。

44歩35歩

33銀38飛で袖飛車です。通常の受けはこの43金ではなくて、35歩同銀43金34歩24銀同銀同歩35銀23銀と受ける(内藤先生の定跡本がある)のですが、55歩同歩同銀54歩44銀左で先手有利になるのです。ということで35歩を取らずに43金と受けるのが正解なのですが、

34歩同銀の形は35歩を打てば25銀とかわすくらい。後手がずいぶん指しにくそうですが、先手が攻めるのも大変なのでしょうか。建部先生は55歩。

53銀54歩同銀と進んで、今度こそ35歩を打ちやすかったと思うのですが、78金として陣形整備に移ります。

64歩69玉42金上48金14歩57金。右金を攻めに使おうというのですが、先手玉が薄くなるので失敗に終わります。

45歩55銀右

37歩(37同飛は55銀同銀48銀)同桂36歩。桂を取られても歩得が大きいということはあるのですが、

54銀同金56金に48銀。単に桂を取られても困っている気はしますが、銀を捨てる手筋もありました。(あまり出てこないですが。)

48同飛37歩成18飛。銀と桂歩2の交換ですが と金を作られています。右桂がさばけているのはプラスなのですが、

86歩同歩47と。歩を取られ、この47と は金駒1枚と交換できるくらいの働きがありますから、実質は桂損くらいです。先手玉のほうが薄く見えますね。後手有利です。

33歩同角35歩43銀55銀打。攻めるとすれば(飛が使えないので)これくらいなのでしょう。

87歩同金はかなりの利かされ、46と で金取り。

46同金同歩54銀同銀44歩。44同角34金~44歩と進めばまだ戦えそうですが、

47歩成に96歩しかないのか。後手の95桂を防ぐためとはいえ、後手を引いて と金を作られているので先手劣勢です。

57と は取りたいけれど65桂を打たれるのも現実的に勝てません。43銀と打ちこんで

清算して57とを払えば、65桂が両取りにならないはずでしたが、それでも65桂を打たれました。

33角成同金66銀57銀。桂損だけなのですが、後手の攻め駒は4枚以上あります。でもまだ寄せ合いにもならないので受けるしかないです。

77銀打58銀打。取りたいけれど、58同飛同銀成同玉57歩も困ります。

79玉77桂成同銀67銀成。受けているのに駒損になるのでは望みがなく、

78金58銀打68歩と受け続けますが、

69金88玉78成銀同玉79角で詰めろ。68の地点に駒の利きを足せないので

88金に85歩同歩86歩で詰めろ。

86同銀に85飛も詰めろ、取れば68角成から詰みなので

77銀打にも86飛、取れば88角成から詰みなのでここまで。

 

序盤は建部先生がうまくいっていて(升田先生の42玉が早いのか)、攻め続けて面白かったはずです。雁木が好きな方ならば袖飛車にする変化は考えておいてよいですし、バリエーションとしてこの二枚銀袖飛車も強力な選択肢になりそうです。どうにかして後手番で使えないかなあ。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.60 棋譜ファイル ----
開始日時:1953/02/18(水) 00:00:00
棋戦:全八段戦
戦型:その他の戦型
手合割:平手  
先手:建部和歌夫
後手:升田幸三
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 8四歩(83)  
   3 5六歩(57)  
   4 8五歩(84)  
   5 7七角(88)  
   6 5四歩(53)  
   7 6八銀(79)  
   8 3四歩(33)  
   9 4八銀(39)  
  10 6二銀(71)  
  11 5七銀(48)  
  12 5二金(61)  
  13 6六銀(57)  
  14 4二玉(51)  
  15 5七銀(68)  
  16 3二玉(42)  
  17 4六銀(57)  
  18 4四歩(43)  
  19 3六歩(37)  
  20 4二銀(31)  
  21 3五歩(36)  
  22 3三銀(42)  
  23 3八飛(28)  
  24 4三金(52)  
  25 3四歩(35)  
  26 同 銀(33)  
  27 5五歩(56)  
  28 5三銀(62)  
  29 5四歩(55)  
  30 同 銀(53)  
  31 7八金(69)  
  32 6四歩(63)  
  33 6九玉(59)  
  34 4二金(41)  
  35 4八金(49)  
  36 1四歩(13)  
  37 5七金(48)  
  38 4五歩(44)  
  39 5五銀(46)  
  40 3七歩打    
  41 同 桂(29)  
  42 3六歩打    
  43 5四銀(55)  
  44 同 金(43)  
  45 5六金(57)  
  46 4八銀打    
  47 同 飛(38)  
  48 3七歩成(36)
  49 1八飛(48)  
  50 8六歩(85)  
  51 同 歩(87)  
  52 4七と(37)  
  53 3三歩打    
  54 同 角(22)  
  55 3五歩打    
  56 4三銀(34)  
  57 5五銀打    
  58 8七歩打    
  59 同 金(78)  
  60 4六と(47)  
  61 同 金(56)  
  62 同 歩(45)  
  63 5四銀(55)  
  64 同 銀(43)  
  65 4四歩打    
  66 4七歩成(46)
  67 9六歩(97)  
  68 5七と(47)  
  69 4三銀打    
  70 同 銀(54)  
  71 同 歩成(44)
  72 同 金(42)  
  73 5七銀(66)  
  74 6五桂打    
  75 3三角成(77)
  76 同 金(43)  
  77 6六銀(57)  
  78 5七銀打    
  79 7七銀打    
  80 5八銀打    
  81 7九玉(69)  
  82 7七桂成(65)
  83 同 銀(66)  
  84 6七銀成(58)
  85 7八金打    
  86 5八銀打    
  87 6八歩打    
  88 6九金打    
  89 8八玉(79)  
  90 7八成銀(67)
  91 同 玉(88)  
  92 7九角打    
  93 8八金(87)  
  94 8五歩打    
  95 同 歩(86)  
  96 8六歩打    
  97 同 銀(77)  
  98 8五飛(82)  
  99 7七銀打    
 100 8六飛(85)  
 101 投了        
まで100手で後手の勝ち

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升田将棋問題集20221222

2022-12-22 | 升田将棋研究

先手番升田先生の手を考えます。

第1問

 

馬を作られても先手良しでしょう。

A 47金  B 56歩  C 36角

 

第2問

 

技をかけて先手有利に。

A 52歩  B 43歩成  C 34歩

 

第3問

 

升田先生は逃しましたが、この図は先手優勢になるのです。

A 51銀  B 51桂成  C 52歩

 

第4問

 

正しい応手は?

A 96玉  B 88金  C 88角

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升田将棋研究(203);角換わり棒銀(丸田祐三)

2022-12-22 | 升田将棋研究

今日の棋譜20221222

1953年2月、丸田祐三先生とNHK杯決勝です。

升田先生の先手で角換わりです。

前局で学んだので、逆を持って68玉69金型で棒銀へ。

丸田先生は74歩78金73銀。もう早繰り銀が棒銀対策になると知っていたとは。

升田先生は端攻めが有効ではないと悟ったか、3筋のほうに目を向けます。

64銀35歩、35同歩同銀86歩同歩85歩と進めば相早繰り銀のようになるのですが、丸田先生は35歩を取らずに44歩。

58金右に55角でしたが、37銀35歩46銀で角が死ぬから失敗でした。が、46角の合わせで助かり

45歩55角同銀。これは1手得をしたということに。

34歩同銀38飛

33金に35歩というのは、銀を引いてゆっくり指そうということですが、

43銀37銀に46歩同歩27角。丸田先生は馬を作りに行きます。

39飛54角成に56歩、取れば66歩で銀ばさみです。

64銀36銀の図は先手もちでしょう。馬を作られても1歩得ですし。

44歩には玉を囲っておく方が良さそうなのですが、升田先生は45歩同歩49飛。

44金37桂33桂。18角と打って無理矢理45歩を取るのではだめなのでしょうか。

29飛には46歩の突き出しが不気味です。銀取りはこの18角ではなくて26飛と受けるしかなかったか、というのは35金同銀47歩成同金18馬同香38角の筋が怖いからですが、

47歩成同銀18馬のほうで

18同香に36歩同銀38角、ではなくて35金だったので24歩。36歩23歩成37歩成は、まだまずいような気がしますが、実は先手良しなのでしょう。

24同歩同飛22歩に44歩

54銀55歩同銀右52歩。歩の手筋で乱して

52同飛43角は厳しく、先手有利。飛を右に逃げると52歩、42ならば54角成同歩53銀があるので、丸田先生は13角。先手玉をにらんだ好位置ですね。

52角成同金31飛、これは42玉で困りそう、ではなくて11飛成24角22竜で取り返せるのか。やはり先手有利です。

41歩には14飛が正解だったようです。33飛成は24飛にひもを付けたのですが、36歩を打たれてどうするか。36同銀同金同竜24角や35竜37歩成同竜24角はまずいので

升田先生は13竜同香22飛成としましたが、

37歩成43桂61玉32竜

42金35竜47と同金。銀金交換で竜ができているので、わずかに駒得なのですが、

49飛の金取りは2手すきでした。83角を打って

72銀74角成とひもを付けましたが、65桂は金銀両取り。ほかには56桂(同金59角)もありました。

65同馬同銀55竜

47飛成に65竜の余裕はなく、79玉46角。竜を消されるのは痛いですね。先手劣勢です。

46同竜同竜82角の図では、飛桂交換の駒損です。

49竜59歩同竜88玉71歩と進んで後手優勢は変わらず、ではなくて、51桂成同玉71角成で先手の勝ちだったでしょうか。もどって59歩に同竜としないで71歩が正しく、51桂成同玉71角成61金43桂を同金同歩成同竜と取れたのでした。こういうのを秒読みの中で発見するのは大変です。

91角成39飛79香

86歩に81馬で勝負。81同銀には73銀の詰めろです。

87歩成同銀86歩同銀まで進んで

丸田先生は43金同歩成81銀、これで76銀からの詰めろになっているから後手の勝ちだと。危ないことをしていると思います。

77金打(75金のほうか)54角

52銀72玉84桂73玉75金。攻防の手が出て先手勝ちになったのか? (次の85桂を打たれないように後手から85歩を打って難しいようです。)

79竜に85桂82玉83歩91玉と押し込んで

升田先生は79金同飛成93桂成と必至をかけます。先手玉が詰むかどうか。

69角78飛、持ち駒が歩だけでも後手玉に受けはないです。(72金同桂成で必至)

78角成同金89竜。ここは88角しかなかったのですが、

96玉86竜同玉74桂で詰まされています。74同金もだめなので85玉、これは95金同玉86銀~95金までですが、

86金が丸田先生のポカで、94玉まで。

 

まだラジオ放送の時代(棋譜を読み上げて聴取者は自分で並べるのでしょうが、解説の音声はどうなっていたのでしょうか。リアルタイム進行だと思います。) 持ち時間は60分、切れたら30秒だったそうですが、当時はこれでも早指しで、特に30秒に慣れていないのでしょう、あちこちにおかしな手があります。それを含めて乱戦を楽しめます。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.60 棋譜ファイル ----
開始日時:1953/02/15(日) 00:00:00
棋戦:NHK杯
戦型:角交換棒銀
手合割:平手  
先手:升田幸三
後手:丸田祐三
手数----指手--
   1 2六歩(27)  
   2 8四歩(83)  
   3 2五歩(26)  
   4 8五歩(84)  
   5 7六歩(77)  
   6 3二金(41)  
   7 7七角(88)  
   8 3四歩(33)  
   9 6八銀(79)  
  10 7七角成(22)
  11 同 銀(68)  
  12 2二銀(31)  
  13 3八銀(39)  
  14 6二銀(71)  
  15 6八玉(59)  
  16 3三銀(22)  
  17 2七銀(38)  
  18 7四歩(73)  
  19 7八金(69)  
  20 7三銀(62)  
  21 2六銀(27)  
  22 1四歩(13)  
  23 3六歩(37)  
  24 6四銀(73)  
  25 3五歩(36)  
  26 4四歩(43)  
  27 5八金(49)  
  28 5五角打    
  29 4六角打    
  30 4五歩(44)  
  31 5五角(46)  
  32 同 銀(64)  
  33 3四歩(35)  
  34 同 銀(33)  
  35 3八飛(28)  
  36 3三金(32)  
  37 3五歩打    
  38 4三銀(34)  
  39 3七銀(26)  
  40 4六歩(45)  
  41 同 歩(47)  
  42 2七角打    
  43 3九飛(38)  
  44 5四角成(27)
  45 5六歩(57)  
  46 6四銀(55)  
  47 3六銀(37)  
  48 4四歩打    
  49 4五歩(46)  
  50 同 歩(44)  
  51 4九飛(39)  
  52 4四金(33)  
  53 3七桂(29)  
  54 3三桂(21)  
  55 2九飛(49)  
  56 4六歩(45)  
  57 1八角打    
  58 4七歩成(46)
  59 同 銀(36)  
  60 1八馬(54)  
  61 同 香(19)  
  62 3五金(44)  
  63 2四歩(25)  
  64 同 歩(23)  
  65 同 飛(29)  
  66 2二歩打    
  67 4四歩打    
  68 5四銀(43)  
  69 5五歩(56)  
  70 同 銀(64)  
  71 5二歩打    
  72 同 飛(82)  
  73 4三角打    
  74 1三角打    
  75 5二角成(43)
  76 同 金(61)  
  77 3一飛打    
  78 4一歩打    
  79 3三飛成(31)
  80 3六歩打    
  81 1三龍(33)  
  82 同 香(11)  
  83 2二飛成(24)
  84 3七歩成(36)
  85 4三桂打    
  86 6一玉(51)  
  87 3二龍(22)  
  88 4二金(52)  
  89 3五龍(32)  
  90 4七と(37)  
  91 同 金(58)  
  92 4九飛打    
  93 8三角打    
  94 7二銀打    
  95 7四角成(83)
  96 6五桂打    
  97 同 馬(74)  
  98 同 銀(54)  
  99 5五龍(35)  
 100 4七飛成(49)
 101 7九玉(68)  
 102 4六角打    
 103 同 龍(55)  
 104 同 龍(47)  
 105 8二角打    
 106 4九龍(46)  
 107 5九歩打    
 108 同 龍(49)  
 109 8八玉(79)  
 110 7一歩打    
 111 9一角成(82)
 112 3九飛打    
 113 7九香打    
 114 8六歩(85)  
 115 8一馬(91)  
 116 8七歩成(86)
 117 同 玉(88)  
 118 8六歩打    
 119 同 銀(77)  
 120 4三金(42)  
 121 同 歩成(44)
 122 8一銀(72)  
 123 7七金打    
 124 5四角打    
 125 5二銀打    
 126 7二玉(61)  
 127 8四桂打    
 128 7三玉(72)  
 129 7五金打    
 130 7九龍(59)  
 131 8五桂打    
 132 8二玉(73)  
 133 8三歩打    
 134 9一玉(82)  
 135 7九金(78)  
 136 同 飛成(39)
 137 9三桂成(85)
 138 6九角打    
 139 7八飛打    
 140 同 角成(69)
 141 同 金(77)  
 142 8九龍(79)  
 143 9六玉(87)  
 144 8六龍(89)  
 145 同 玉(96)  
 146 7四桂打    
 147 8五玉(86)  
 148 8六金打    
 149 9四玉(85)  
 150 投了        
まで149手で先手の勝ち

コメント
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