名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS4-5 ノーマル中飛車に袖飛車(4)

2024-09-28 | 基本定跡の研究

後手はおとなしく指していると不利になりやすいので

35歩同歩同飛の時に45歩とカウンター攻撃をしてみます。33角成同金38飛

44角と打たれないように飛を引いておきますが、55歩同歩46歩同銀27角37飛63角成41角

後手は馬を作りました。先手は角飛交換あるいは角馬の交換をねらうのですが、この図の評価値は+13の互角です。加藤先生は先手やや有利としているのですが。

これがもっと早くに9筋を突き合っていると

評価値は-206の後手良しです。後手から95歩同歩97歩・・・端攻めがあるというのが理由です。

なので加藤先生は

端歩を受けずに攻めなさいと。35同歩同飛45歩33角成同金38飛

後手は64歩を突いていないので、27角~63角成の筋をねらえません。代わりに64角があって、先手は77角と打って・・・という解説ですが、AIに聞いてみると46歩同銀64角

手を決める方が優るようです。36飛45歩37銀55歩

55同歩同角77銀57歩48金34金

後手は他の変化を選ぶこともできます。この図の評価値は-143の後手ペース。

端歩を手抜いても先手がうまくいかないようです。

なので先手の最善手順としては角交換を避けることで、

45歩には77銀とします。なお9筋の突き合いは97角の余地があるので先手にちょっとプラスでしょうか。55歩同歩同飛37桂56歩66銀右51飛

45桂22角34歩44銀

52歩同飛53歩42飛

この辺りは必然ではなく、進行例です。飛を取り合うのもありました。36飛48歩 (同金に45銀同歩同飛の意味) 68銀49歩成

この図の評価値は+28の互角です。変化は多いので、まあ角を交換しなければ互角だろうということですね。先手としてはつまらないですが。

 


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