後手はおとなしく指していると不利になりやすいので
35歩同歩同飛の時に45歩とカウンター攻撃をしてみます。33角成同金38飛
44角と打たれないように飛を引いておきますが、55歩同歩46歩同銀27角37飛63角成41角
後手は馬を作りました。先手は角飛交換あるいは角馬の交換をねらうのですが、この図の評価値は+13の互角です。加藤先生は先手やや有利としているのですが。
これがもっと早くに9筋を突き合っていると
評価値は-206の後手良しです。後手から95歩同歩97歩・・・端攻めがあるというのが理由です。
なので加藤先生は
端歩を受けずに攻めなさいと。35同歩同飛45歩33角成同金38飛
後手は64歩を突いていないので、27角~63角成の筋をねらえません。代わりに64角があって、先手は77角と打って・・・という解説ですが、AIに聞いてみると46歩同銀64角
手を決める方が優るようです。36飛45歩37銀55歩
55同歩同角77銀57歩48金34金
後手は他の変化を選ぶこともできます。この図の評価値は-143の後手ペース。
端歩を手抜いても先手がうまくいかないようです。
なので先手の最善手順としては角交換を避けることで、
45歩には77銀とします。なお9筋の突き合いは97角の余地があるので先手にちょっとプラスでしょうか。55歩同歩同飛37桂56歩66銀右51飛
45桂22角34歩44銀
52歩同飛53歩42飛
この辺りは必然ではなく、進行例です。飛を取り合うのもありました。36飛48歩 (同金に45銀同歩同飛の意味) 68銀49歩成
この図の評価値は+28の互角です。変化は多いので、まあ角を交換しなければ互角だろうということですね。先手としてはつまらないですが。
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