名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-12 右四間飛車(27)

2023-07-17 | 基本定跡の研究

新しい攻め筋の55銀以下を細かく見ていきましょう。

55同銀同角に38銀を昨日やりました。今日は54歩を突いて、

88角38銀ならばどうでしょうか。48飛27銀成に47飛と浮いておきます。

26成銀45歩(45同歩は33角成同桂51角)36成銀49飛37成銀44歩

先手の駒損ですが、4筋の取り込みも大きいです。ここで46歩と47歩に岐れますが、47歩には29飛

23飛成は許せないので、24歩が自然ですが43銀62飛34銀成48歩成33成銀同桂43歩成

この図の評価値は+516の先手有利です。まだ二枚替えの駒損ですが、33角成、24飛、44角~53と の攻め筋があります。

戻って

後手としては24歩よりも27桂のほうが粘れます。43銀62飛34銀成11角

ここはちょっと悩みますが、38歩36成銀43歩成88角成同金

この図の評価値は+516の先手有利。桂損でも後手に27桂を打たせているわけで、44角~53と の攻めがあります。

戻って47歩の代わりに46歩だと

46同飛24角43歩成46角42と

飛の取り合いです。この図の評価値は+711の先手有利。先手の攻め筋は61銀71金52と~44角、61飛~52と~81銀など。玉手玉の遠さが生きていて、後手銀冠に対する先手の寄せのほうが厳しいようです。

さらに戻って

54歩88角に、38銀ではなくて24角も有力な変化です。45歩65桂44歩

と攻め合います。57桂成同金同角成43歩成41飛52銀

この図の評価値は+618の先手有利。後手は飛を逃げると63銀成同金53と同金42飛成で悪くなります。飛を逃げずに95歩とか85歩とか58銀で攻めて、先手があいさつするか、飛を取るか・・・という終盤戦です。

 

目新しい手順なので、混乱しないように短く区切って更新します。26回目以降を読み返して覚えてください。

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