新しい攻め筋の55銀以下を細かく見ていきましょう。
55同銀同角に38銀を昨日やりました。今日は54歩を突いて、
88角38銀ならばどうでしょうか。48飛27銀成に47飛と浮いておきます。
26成銀45歩(45同歩は33角成同桂51角)36成銀49飛37成銀44歩
先手の駒損ですが、4筋の取り込みも大きいです。ここで46歩と47歩に岐れますが、47歩には29飛
23飛成は許せないので、24歩が自然ですが43銀62飛34銀成48歩成33成銀同桂43歩成
この図の評価値は+516の先手有利です。まだ二枚替えの駒損ですが、33角成、24飛、44角~53と の攻め筋があります。
戻って
後手としては24歩よりも27桂のほうが粘れます。43銀62飛34銀成11角
ここはちょっと悩みますが、38歩36成銀43歩成88角成同金
この図の評価値は+516の先手有利。桂損でも後手に27桂を打たせているわけで、44角~53と の攻めがあります。
戻って47歩の代わりに46歩だと
46同飛24角43歩成46角42と
飛の取り合いです。この図の評価値は+711の先手有利。先手の攻め筋は61銀71金52と~44角、61飛~52と~81銀など。玉手玉の遠さが生きていて、後手銀冠に対する先手の寄せのほうが厳しいようです。
さらに戻って
54歩88角に、38銀ではなくて24角も有力な変化です。45歩65桂44歩
と攻め合います。57桂成同金同角成43歩成41飛52銀
この図の評価値は+618の先手有利。後手は飛を逃げると63銀成同金53と同金42飛成で悪くなります。飛を逃げずに95歩とか85歩とか58銀で攻めて、先手があいさつするか、飛を取るか・・・という終盤戦です。
目新しい手順なので、混乱しないように短く区切って更新します。26回目以降を読み返して覚えてください。