名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-12 右四間飛車(22)

2023-07-12 | 基本定跡の研究

54歩型に対しては、先手はもう少し工夫が必要です。

36歩と74歩が入ったらどうか。まあこの形にするならば、裏桂の必要はないわけですが。25桂22角45歩24歩44歩

また同じ分岐点です。今回は44同角同角同銀31角

32飛は64角成が王手(王手銀取り)なので先手が駒得になって優勢でしょう。53銀42角成同金(か銀)22飛というのも先手が良くて、この図の評価値は+474で先手有利。

なので44歩には同銀しかありません。

45歩55銀同銀同角同角同歩は互角というのは昨日と同じです。45銀55ぐ34銀25歩43歩

これも昨日見た展開ですが、32飛23銀不成36飛22銀不成・・・というのは後手が36飛か37竜かという大きな違いがあって、駒得の先手有利です。36歩か37歩かで大きな違いですね。

なので43同金しかなくて、同銀成同飛34金

41飛に、1歩しかないので43歩53銀

42歩成同飛(42同銀には23金)43金

41飛には53金49飛成同金で先手有利です。よって49飛の利きを止めるために、48歩同飛37銀45飛33桂とするわけですが、44飛

44で飛を取らせるのが良いようです。44同銀42金13角32飛

ここまでは進みそうで、評価値は+284の先手良し。52金の攻めや、12飛成で駒の補充を見ています。

戻って、55歩がうまくいかないとすれば45同銀のほうでしょうか。

22角成同飛45飛25歩41飛成

桂損だけどいつかは取り返せそうな形です。評価値は+217の先手良し。AIは42飛21竜37角66桂85銀33角・・・を読んでいます。

 

ちょっと面倒なところはあるのですが、右四間飛車+エルモ囲いは右四間飛車良し、くらいにはできるようです。後手番でも採用しやすいでしょう。

 

 

コメント
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