後手の工夫は
序盤の最初で、72玉ではなくて72銀とすることから始まります。弱点は角交換して82角があることですが、この図からならば問題ないでしょう。先手が穴熊以外を選んだら、82玉と入れば同じことになります。
とりあえずの組上がりはこれくらい。82玉と12香は保留してあります。85桂68角84歩
36歩45歩同歩97桂成
後手の攻めは2手早いです。先手も16歩を突いていないから1手分ですが。
97同桂96歩94歩、昨日は77歩のほうを選びましたが、今回は97歩成同香85桂
89桂と受けても駒損するだけなので、89玉くらい。97桂成同銀76香
77桂の受けは同香成~85桂なので、86銀94香77桂
98歩95歩85歩
95同桂は99歩成で終わり。95同銀95香96歩99歩成
99同玉77香成同角同角成同金59角
78飛93桂76銀96香98歩97歩
97同歩同香成98歩96歩
評価値は-100~0の攻防で後手ペースでした。この図から後手としては45銀のさばきがあります。先手としては97歩同歩成98歩96歩9歩同歩成98歩・・・千日手にするしかないか。先手番で千日手では失敗です。後手のほうにはあれこれ攻めの選択肢があったけれど、先手は変化する余地が少ない攻防でした。
つまり先手の穴熊は失敗なので、何か工夫しないといけません。